岐阜県教育委員会は2026年10月22日、令和9年度(2027年度)の公立高校の入学定員を発表しました。全日制(昼間に通う課程)の定員は県立と市立を合わせて12,590人で、今年度より335人減ります。定時制と通信制は変わりません。
来春の受験を考えている中学生と保護者は、志望校の定員が増えるのか減るのかを、いまのうちに確かめておきましょう。
何が発表されたの?
ひとことで言うと:来春の岐阜県の公立高校は、全日制で定員が335人減り、減る学校は14校あります。
そもそも「入学定員」って何?
入学定員とは、その学校が1年生として受け入れる予定の人数です。出願する人が定員より多ければ倍率が上がり、少なければ下がります。ただし倍率は出願が終わってから決まるので、定員が減ったからといって、合格しにくくなると決まるわけではありません。定員の増減は、志望校選びの材料のひとつとして見ておくものです。
全体では、どれくらい減るの?
県立と市立を合わせた全日制の定員は、今年度の12,925人から12,590人になります。減ったのは県立の全日制で、12,485人から12,150人へ335人の減少です。市立の全日制は440人のまま変わりません。
資料の説明では、令和9年3月に県内の中学校と義務教育学校(小学校から中学校までをひと続きで学ぶ学校)を卒業する予定の人数は17,385人で、今年度より413人少ないとされています。
どの学校の定員が減るの?
全日制の県立高校で定員が変わるのは次の学校です。ほかの学校は、すべて今年度と同じです。
普通科(普通科等)の学校
- 各務原高校(普通):200人から160人へ、40人減
- 羽島高校(普通):160人から120人へ、40人減
- 多治見高校(普通):200人から160人へ、40人減
- 海津明誠高校(普通):30人減
- 山県高校(普通):105人から80人へ、25人減
- 八百津高校(普通):105人から80人へ、25人減
職業に関する学科などの学校
- 岐阜農林高校:動物科学・園芸科学・食品科学・流通科学・生物工学・森林科学・環境科学の7学科が、それぞれ40人から35人へ5人減(合わせて35人減)
- 大垣桜高校:服飾デザイン10人減、生活デザイン20人減、福祉10人減(合わせて40人減)
- 恵那農業高校:食の農学科群10人減、花と緑の農学科群10人減(合わせて20人減)
- 中津川工業高校:機械工学科群20人減、電気工学10人減、建設工学科群10人減(合わせて40人減)
種類別にみると、普通科等で200人減、職業学科等で135人減です。総合学科(いろいろな科目から自分で選んで学ぶ学科)は、増減がありません。
日程・数字のまとめ
ひとことで言うと:定員が変わるのは全日制だけ。数字をまとめると次のとおりです。
令和9年度の入学定員(令和8年度との比較)
- 県立全日制:12,485人から12,150人(335人減)
- 市立全日制:440人のまま(増減なし)
- 公立全日制の合計:12,925人から12,590人
- 県立定時制:620人のまま/市立定時制:120人のまま(合計740人)
- 県立通信制:320人のまま
地区ごとの定員の増減(全日制)
- 岐阜地区:140人減
- 西濃地区:70人減
- 可茂地区:25人減
- 東濃地区:100人減
- 美濃地区・飛騨地区:増減なし
入試の日程(県教委の入学者選抜のページより)
- 第一次選抜の出願:2027年2月5日(金)正午〜2月10日(水)正午
- 検査:2027年3月3日(水)(一部の学校は3月4日)
- 合格発表:2027年3月12日(金)
- 第二次選抜:出願3月13日〜15日、検査3月18日、合格発表3月23日
日程は感染症などの状況で変わることがある、と県教委のページに書かれています。
受験生・保護者が気をつけること
ひとことで言うと:志望校の名前が上の一覧にあるかを、まず見ること。
- 志望校の定員を確かめる:上の一覧にある学校は、今年度より募集の人数が少なくなります。昨年の先輩の様子と、そのまま比べないようにしましょう。
- 学科ごとに見る:同じ学校でも、学科によって定員が違います。岐阜農林高校や中津川工業高校のように、学科や学科群ごとに変わる学校もあります。
- 倍率は出願後に決まる:定員が減ること自体は、倍率がどうなるかを示すものではありません。出願状況は県教委が公表するので、出願の前に確認しましょう。
- 各校の検査概要を見る:各高校の検査の概要は、10月末までに掲載される予定と県教委のページに書かれています。志望校のページをチェックしましょう。
- 県外から受ける場合:県外からの募集人員は、定員の外数(定員とは別の枠)で、6月末に発表済みです。
- 三者面談の前に:中3のいまの時期は、学校の先生との面談で志望校を絞る時期です。この定員の情報も話題にしましょう。
よくある質問
Q.定時制や通信制の定員は変わりますか?
A.変わりません。定時制は県立620人・市立120人、通信制は県立320人で、令和8年度と同じです。
Q.市立の高校の定員は変わりますか?
A.市立の全日制は440人のままで、増減はありません。
Q.県内のどの高校からでも出願できますか?
A.県教委の資料には、どの高校も県内全域から出願できると書かれています。
出典:岐阜県教育委員会「令和9年度 公立高等学校入学定員について」(発表:2026年10月22日、確認:2026年10月25日)、岐阜県教育委員会「県立高等学校入学者選抜に関する詳細情報」(確認:2026年10月25日)。最新の情報は必ず教育委員会・志望校の公式発表で確認してください。
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