新潟県教育委員会が、2027年春(令和9年度)の公立高校入試の「入学者選抜要項」を公表しました。今回から入試の仕組みが大きく変わり、特色化選抜がなくなって、一般選抜の中に「一般枠」と「学校設定枠」ができます。本検査(学力検査)は2027年2月25日(木)、出願は2月8日(月)から2月10日(水)11時までです。

何が発表されたの?

ひとことで言うと:これまでの「特色化選抜+一般選抜」という2本立てが終わり、全員が受ける「一般枠」と、希望者だけが加えて出願できる「学校設定枠」に変わります。

特色化選抜がなくなった

特色化選抜は、一般選抜より前に行われていた、学校の特色に合わせた選抜です。これが廃止されました。かわりに、一般選抜のなかに2つの「募集のわく」が作られます。

  • 一般枠:すべての学校・学科にあり、すべての志願者が出願します。募集人数は、公表された募集人数から学校設定枠の合格者数を引いた人数です。
  • 学校設定枠:各学校・学科の「アドミッション・ポリシー(どんな生徒に来てほしいかという学校の方針)」にそって設ける枠です。希望する人が、一般枠に加えて同じ学校・学科に出願します。設ける学校・学科と募集人数は別に公表されています。

つまり学校設定枠は「一般枠の代わり」ではなく「一般枠にプラスして出願するもの」です。

学校設定枠では何をするの?

学校設定枠では、学力検査の成績と調査書(中学校での成績などを書いた書類)に加えて、学校が決めた「その他の検査等」を受けます。そのうち「学力検査の翌日に実施する検査」の本検査は、2027年2月26日(金)です。出願には、調査書のほかに「学校設定枠志願理由書」や、実績を証明する書類などを求める学校・学科があります。ただし、提出を求める書類がない学校・学科もあります。

実績を証明する書類には、大会の賞状の写し、検定試験の合格証明書やスコア証明書の写し、中学校の「総合的な学習の時間」などでの地域や社会に関わる活動の資料、生徒会活動の資料などがあげられています。複数出してかまいません。志願理由書の様式は、県教育委員会のホームページからダウンロードできます。

調査書はウェブで出す

調査書は、中学校がウェブ出願システムで提出します。紙に職印(学校のはんこ)を押す必要はなくなりました。また、志願先の高校が志願者に配る書類は、中学校がウェブ出願システムから印刷して、中学校長が志願者に渡します。調査書以外の書類(志願理由書など)は、これまでどおり紙で、志願先の高校に持参するか郵送で出します。持参できる時間は午前9時から正午まで、午後1時から午後4時までです。郵送も出願期間内に必着です。

日程・数字のまとめ

ひとことで言うと:日程全体が前倒しになり、出願は2月上旬、合格発表は3月8日です。

一般選抜(全日制・定時制)

  • 2026年12月1日(火)から:システムでの志願情報の登録が始まります
  • 2027年2月8日(月)から2月10日(水)11時まで:出願(特別措置実施申請書の受付も同じ時期に始まります)
  • 2月16日(火)から2月18日(木)11時まで:志願変更の受付
  • 2月25日(木):学力検査の本検査(全日制は5教科、定時制は3教科の学力検査と面接)
  • 2月26日(金):一般枠の学校独自検査、学校設定枠の「その他の検査等」
  • 3月2日(火):学力検査等の追検査
  • 3月3日(水):学校独自検査等の追検査
  • 3月8日(月)午後:合格者の発表

2次募集(欠員補充)

  • 3月9日(火)14時:2次募集を行う学校・学科の発表
  • 3月11日(木)から3月12日(金)正午まで:出願
  • 3月15日(月):面接などの実施
  • 3月16日(火):合格者の発表

県外からの出願など

  • 1月8日(金)から1月28日(木)まで:県外からの出願申請の受付
  • 通信制の課程:出願は2月8日(月)から4月2日(金)16時まで、合格者の発表は4月9日(金)

去年からの変更点

ひとことで言うと:選抜の中身、書類の出し方、日程の3つが変わります。

  • 特色化選抜を廃止し、一般選抜に一般枠と学校設定枠を新設しました。
  • 2次募集では学力検査をしません。
  • 選抜日程の全体を前倒ししました。たとえば学校独自検査の追検査は、前年度の要項では2026年3月10日(火)でしたが、今回は2027年3月3日(水)です。
  • 調査書をウェブ出願システムで提出し、調査書への職印は不要になりました。
  • 一般枠の学校独自検査は、これまで面接・PRシート・実技検査・課題作文・筆答検査などから選んでいましたが、今回の要項では「実技検査、面接を実施する」と改められています。
  • 志願変更では、第2志望のみの変更に加えて、学校設定枠のみの変更も認められなくなりました。
  • 入学考査料は、いったん納付して出願手続きが完了した場合は還付されません。

受験生・保護者が気をつけること

ひとことで言うと:学校設定枠を考えている人は、書類と実績の準備を早めに始めましょう。

  • 志望校が学校設定枠を設けているか、どんな検査があるかを、「学校・学科ごとの募集人数と選抜方法等」で確認します。
  • 学校設定枠に出願するなら、志願理由書の様式をダウンロードし、「記入上の留意点」を読んでおきます。賞状や証明書など、実績の書類は手元にそろえておきましょう。
  • 出願の締切は2月10日(水)11時です。これまでの感覚で午後だと思い込まないようにしましょう。
  • 学力検査の翌日(2月26日)にも検査がある人は、2日間の予定を空けておきます。
  • 病気などで検査を欠席する場合は、中学校長を通じて志願先の高校長に連絡します。
  • 佐渡航路が欠航して志願先の高校で受検できないと予想される場合は、中学校長があらかじめ「受検会場変更届」を提出する決まりがあります。
  • 県外の中学校から出願する場合は、条件や受付期間があります。要項で確認してください。

よくある質問

学校設定枠に出願しないと、その学校は受けられないの?

いいえ。一般枠はすべての志願者が出願する枠です。学校設定枠は、希望する人が一般枠に加えて出願するものです。

調査書は自分で出すの?

調査書は中学校がウェブ出願システムで提出します。志願理由書など調査書以外の書類は、紙で志願先の高校に持参するか郵送します。

2次募集でも学力検査はあるの?

今回から、欠員補充のための2次募集では学力検査を行いません。日程表では、2次募集の面接等が3月15日(月)に予定されています。

出典:新潟県教育委員会・新潟市教育委員会「令和9年度新潟県公立高等学校入学者選抜要項」、新潟県教育庁高等学校教育課「令和9年度新潟県公立高等学校入学者選抜要項の主な改訂点」(いずれも2026年10月23日更新の掲載、確認:2026年10月25日)。最新の情報は必ず教育委員会・志望校の公式発表で確認してください。

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