岡山県教育委員会が、令和9年度(2027年度)の県立高校入試のルールを細かく定めた「入学者選抜実施要項」を公表しました。この記事では、いちばん受ける人が多い全日制の一般入学者選抜について、出願から合格発表、追検査までの流れをまとめます。
大事な日付は、出願が2027年2月24日(水)〜2月26日(金)、学力検査が3月9日(火)、合格発表が3月17日(水)です。今年度は、全部の学校・科・コースで面接が行われると書かれています。
何が発表されたの?
ひとことで言うと:「いつ、何をして、どう選ばれるか」の正式なルール集が出ました。
まず、出願は「ネット登録」から
出願は、インターネット出願システムで行います。まず志願者情報を登録する期間が2026年12月7日(月)〜2027年2月26日(金)正午まで設けられています。その後、出願の期間(2月24日〜26日、受付は各日の午前9時〜午後4時30分、最終日は正午まで)に手続きを完了します。
入学願書は、ネットで登録した内容をもって提出したことになります。記載事項に訂正がある人だけ、印刷した願書を直して1部出します。書類は中学校の校長先生を通して出すのが基本で、中学校側は、ネット上で内容を確認して承認する作業をします。
郵送で出す場合は、2月25日(木)までに必着です。受検票は、3月2日(火)以降に出願サイトを通じて受け取ります。
受検料にあたる「入学選抜手数料」は2,200円
手数料は2,200円で、出願サイトを通じて納めます。要項には、いったん納めた手数料はいかなる理由があっても返還しないとあります。
志望の出し方のルール
- 公立の全日制高校を2校以上併願することは、原則できません(例外は看護科の複数校志願)。
- 第1志望と同じ学科の別の科・コースを、第2志望にできます。さらに第3志望まで出せる場合があります。
- 出願したあとで、志願校や志願する科・コースを変えることはできません。
また、出願するときには、クラウドサービスを使ったデジタル採点が行われることを承諾する必要があります。
日程・数字のまとめ
ひとことで言うと:2月の出願から3月23日の第2次募集まで、日付が続きます。
一般入学者選抜(全日制)
- 志願者情報の登録:2026年12月7日(月)〜2027年2月26日(金)正午
- 出願:2027年2月24日(水)〜2月26日(金)
- 学力検査:3月9日(火)(集合は午前8時50分)
- 面接・実技:3月10日(水)(実技は玉野光南高校の体育科のみ)
- 合格者の発表:3月17日(水)午前9時〜正午
学力検査の時間割(3月9日)
どの教科も45分です。英語には聞き取り検査が含まれます。
- 社会:9時20分〜10時5分
- 数学:10時25分〜11時10分
- 国語:11時30分〜12時15分
- 英語:13時5分〜13時50分
- 理科:14時10分〜14時55分
各教科は70点満点です。出題は、中学校の学習指導要領の範囲内で、基礎的・基本的なことを中心に、思考力・判断力・表現力をみる問題も入ります。問題は県教育委員会が作りますが、岡山朝日高校だけは、国語・数学・英語を学校が作ります。
追検査と第2次募集
- 追検査:3月17日(水)
- 第2次募集の実施校の発表:3月17日(水)午前9時30分ごろ、高校魅力化推進室のホームページ
- 第2次募集の出願:3月18日(木)〜3月19日(金)(志願者情報の登録は3月17日午前9時〜3月19日正午)
- 第2次募集の面接:3月23日(火)(集合は午前9時30分)
受験生・保護者が気をつけること
ひとことで言うと:日付の確認と、事情がある人の早めの相談が大切です。
どう選ばれるの?
選抜は、中学校から出る調査書(成績や学校生活をまとめた書類)、学力検査、面接、自己申告書などを合わせて、総合的に判断されます。要項では、調査書を「中学校の教育全体の成果を判断する大事な資料」として重視するとしています。調査書の成績は、1年・2年・3年の評定を使い、学力検査をしない教科と3年生の評定を重くみる、と書かれています。
選ぶ順番にも決まりがあります。まず、募集定員の90%にあたる人数を、第1志望の人の中から選びます。そのあと、第2志望の人も含めて、定員に達するまで選びます。
病気や障害などで配慮が必要なとき
病気や障害、日本語の指導が必要といった理由で特別な配慮が必要な場合は、中学校の校長先生が、事前に志願校とよく相談することになっています。必要なら、本人や保護者から中学校に早めに伝えましょう。
学区が関わる特別な出願
保護者と同居できないなどの理由で、所属する学区の高校に通えない人は、出願の前に「学区外出願許可申請書」を出して許可を受ける必要があります。提出期間は2027年1月12日(火)〜2月4日(木)です。転勤や家の新築などで、卒業後に県外から県内へ(または別の学区へ)引っ越すことが決まっている人も、同じ手続きが必要です。
点数の確認(本人提供)
一般入学者選抜や追検査を受けた人と保護者は、学力検査の各教科の得点などを閲覧できます。期間は3月25日(木)〜4月26日(月)(土日を除く)の午前9時〜午後4時30分で、受検した高校で行います。受検票と、保護者は本人確認の書類が必要です。
追検査・第2次募集ってなに?
ひとことで言うと:どちらも「もしもの時」の仕組みです。
追検査
3月9日に、特別な配慮でも対応できず、やむを得ず休んだ人が受けられます。対象は、学校で予防すべき感染症にかかった人や、不慮の事故・急な入院などで受けられなかった人です。ただし、学力検査・面接・実技の一部でも受けた人は対象外です。
受けたいときは、中学校の校長先生が、3月9日正午までに志願校へ電話し、3月10日午後3時までに申請書を出します。医師の診断書などの添付が必要ですが、間に合わない場合は、追検査の当日に持っていくこともできます。追検査の手数料はかかりません。
追検査は2つに分かれ、学力検査Ⅰ(国語・数学・英語、60分、75点満点、英語に聞き取りなし)と、学力検査Ⅱ(社会・理科、40分、50点満点)です。傾斜配点(教科によって点数に差をつけること)はありません。
第2次募集
一般入学者選抜のあと、欠員がある学校・科・コースで行われます。出願できるのは、原則として公立高校の一般入学者選抜を受けて、県内のどの高校にも合格していない人です。一般入学者選抜で志願した学校・科・コース(第2志望・第3志望を含む)には出願できません。
よくある質問
Q. 面接はどの高校でもあるの?
令和9年度の一般入学者選抜では、全ての学校・科・コースで面接が行われます。内容は、志望の目的などを把握するものです。
Q. 出願したあと、志望校を変えられる?
いいえ。入学願書を出したあとは、志願校も志願する科・コースも変えられません。
Q. 合格発表はいつ、どこで見られる?
3月17日(水)の午前9時から正午までの間に、志願校と、志願校が指定するWebページで発表されます。
出典:岡山県教育委員会「令和9年度岡山県立高等学校入学者選抜実施要項」、岡山県教育委員会 令和9年度入学者選抜のページ(発表:2026年10月26日、確認:2026年11月5日)。最新の情報は必ず教育委員会・志望校の公式発表で確認してください。
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