山形県教育委員会が、2027年春の公立高校入試(令和9年度入学者選抜)の実施要項を2026年9月28日に公表しました。いちばん大事なのは、前期(特色)選抜の出願が2027年1月4日(月)から1月7日(木)の正午までであること、後期(一般)選抜の学力検査が3月7日(日)であることです。合格発表は前期・後期とも3月17日(水)にまとめて行われます。

何が発表されたの?

ひとことで言うと:山形県の公立高校入試は、これまでと同じ「前期(特色)選抜」と「後期(一般)選抜」の2回の仕組みで、出願はすべてネット(Web出願)で行います。

前期と後期って、どう違うの?

前期(特色)選抜は、学校ごとの特色に合わせて、面接や作文などの検査を受ける入試です。何を検査するかは志願先の高校が決め、各高校の募集要項に書かれます。後期(一般)選抜は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科の学力検査を受ける、いわゆる「一般入試」です。

前期(特色)選抜では、「合格したら必ず入学する」と約束できる人だけが出願できます。そのため、前期で合格内定をもらった人は、あらためて他の高校に出願することはできません。

出願はどうやるの?

出願は「山形県公立学校Web出願システム」で行います。志願者が出願情報を登録し、入学者選抜手数料を納めます。中学校の先生も、同じシステムで調査書情報(学校での成績や活動の記録)を登録します。手数料は、全日制が2,200円、定時制が950円です。

前期の合格は、いつ分かるの?

前期(特色)選抜の結果は、Web出願システムで通知されます。A日程は1月28日(木)16時、B日程は2月10日(水)16時です。ただし、これは「合格内定」の通知です。正式な合格者の発表は、後期と同じ3月17日(水)に行われます。

日程・数字のまとめ

ひとことで言うと:前期は1月と2月に検査(A・Bの2日程から志願先の日程で受検)、後期は3月7日に学力検査です。

前期(特色)選抜

  • 出願受付:2027年1月4日(月)〜1月7日(木)12時
  • 受検票の取得:1月13日(水)〜1月27日(水)に、Web出願システムから取得してA4用紙に印刷
  • 検査:A日程は1月19日(火)、B日程は2月2日(火)
  • 結果通知:A日程は1月28日(木)16時、B日程は2月10日(水)16時
  • 進路等相談の締切:12月14日(月)17時まで

後期(一般)選抜

  • 出願受付:2027年2月17日(水)〜2月22日(月)12時
  • 受検票の取得:2月26日(金)〜3月7日(日)
  • 学力検査:3月7日(日)。国語、社会、数学、理科、英語の5教科
  • 適性検査:3月8日(月)9時から。山形北高校の音楽科と山形中央高校の体育科だけで行います
  • 追検査:学力検査は3月12日(金)、適性検査は3月13日(土)
  • 合格発表:3月17日(水)16時(Web出願システム)
  • 進路等相談の締切:1月29日(金)17時まで

学力検査の時間割(3月7日)

  • 国語:8時50分〜9時40分
  • 数学:10時00分〜10時50分
  • 社会:11時10分〜12時00分
  • 理科:12時50分〜13時40分
  • 英語:14時00分〜14時50分(14時から約10分間はリスニングテスト)

配点は各教科100点です。ただし、学校によっては特定の1教科または2教科の点数を1.5倍にする「傾斜配点」を行うことがあります。どの教科を何倍にするかは、各高校の募集要項で確認します。

入学定員と前期の募集枠

2026年9月24日の教育委員会で、令和9年度の県立高校・特別支援学校高等部の入学者募集も決まりました。各高校の学科ごとの入学定員は、県のプレスリリース資料に一覧で載っています。前期(特色)選抜の募集人員は、普通科・理数科・探究科・職業に関する学科・総合学科では、入学定員の5%から50%以内です。音楽科は60%程度、体育科は80%程度とされています。後期の募集人員は、入学定員から前期などの合格内定者数を引いた数です。

受験生・保護者が気をつけること

ひとことで言うと:締切は「正午」、手続きはネット。そして、いまの時期に動く相談の期限があります。

出願の締切は「12時」

前期の最終日は1月7日、後期の最終日は2月22日で、どちらも正午(12時)までです。夕方ではないので、最終日の午前中にあわてないよう、余裕をもって登録しましょう。

特別な配慮が必要なときは、早めに相談

健康や身体の状況などで、入試で特別な配慮が必要な場合は、中学校の先生を通じて志願先の高校に「進路等相談」ができます。前期(特色)選抜は12月14日(月)17時まで、後期(一般)選抜は1月29日(金)17時までです。県は10月2日に「特別な配慮について」の資料も公開しています。必要な人は、担任の先生に早めに伝えましょう。

学区外の高校を受けたいとき

普通科・理数科・探究科は、住んでいる学区の高校に出願するのが原則です。事情があって学区外の高校に出願するときは、許可が必要です。前期(特色)選抜に向けた「学区外高等学校志願許可願」の提出期限は12月10日(木)です。後期では、1月末を目安に提出します。手続きの案内は県のページに「学区外志願のQ&A」などとして載っています。

募集要項は11月13日から

各高校の募集要項(検査の内容、面接の時間、傾斜配点など)は、11月13日(金)9時から各高校のWebページで見られる予定です。前期(特色)選抜を考えている人は、志望校の出願要件と検査方法を必ず確認してください。

追検査があります

インフルエンザなどの感染症や、真にやむを得ない理由で、3月7日・8日の本検査を受けられなかった人は、追検査(3月12日・13日)を希望できます。医師の診断書など、受けられない理由を示す書類が必要です。本検査を一部でも受けた人は、原則として追検査の対象になりません。追検査の結果と本検査の結果は、同じように扱われます。体調が悪いと分かったら、まず中学校に連絡します。

よくある質問

Q. 前期と後期の両方を受けられますか?

A. 前期(特色)選抜で合格内定した人は、他の高校に出願できません。前期で合格内定しなかった人は、後期(一般)選抜に新たに出願します。そのときはWeb出願システムで、あらためて出願情報を登録します。

Q. 後期で第2志望、第3志望は書けますか?

A. 後期は志願は1人1校ですが、同じ高校に学科が2つ以上あるときは、原則として第3志望まで認められます。ただし、普通科を第1志望にした場合、探究科を第2志望にすることはできません。第2・第3志望を認めない高校もあり、その場合は募集要項に書かれます。

Q. 成績はどのように使われますか?

A. 後期では、中学3年の各教科の評定の合計と、学力検査の成績を、それぞれ500点満点に換算して合計します。その比率は、評定:学力検査が3:7、4:6、5:5、6:4、7:3のどれかで、高校が決めます。比率は志望校の募集要項で確認できます。

出典:山形県教育委員会「令和9年度山形県公立高等学校入学者選抜実施要項」(発表:2026年9月28日)、山形県「令和9年度入学者選抜情報」(更新:2026年10月5日)、山形県教育局高校教育課「令和9年度山形県立高等学校及び山形県立特別支援学校高等部の入学者募集について」(発表:2026年9月24日)。いずれも確認:2026年10月25日。最新の情報は必ず教育委員会・志望校の公式発表で確認してください。

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