サレジアン国際学園高等学校は、2022年に星美学園から校名を変更し、共学として新たなスタートを切った、今まさに注目を集めている学校です。これまでの伝統を大切にしながら、「21世紀に活躍できる世界市民の育成」を目標に掲げ、新しい時代に合わせた最先端の教育を積極的に取り入れています。これからどんな学校生活が待っているのか、期待に胸を膨らませている人も多いのではないでしょうか。

このページでは、そんな未来への可能性に満ちたサレジアン国際学園高等学校の魅力を、進学アドバイザーとして詳しく、そして分かりやすく解説していきます。カリキュラムの特色から、気になる校則や部活動、在校生のリアルな声まで、皆さんが本当に知りたい情報をぎゅっと詰め込みました。

「グローバルな環境で学びたい」「自分だけの興味をとことん探究したい」そんなあなたに、サレジアン国際学園がなぜおすすめなのか、その理由がきっと見つかるはずです。一緒にその扉を開けてみましょう。

サレジアン国際学園高等学校の基本情報

まずは、学校の基本的な情報を確認しておきましょう。

項目 内容
正式名称 サレジアン国際学園中学校・高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 共学
所在地 〒115-8524 東京都北区赤羽台4-2-14
代表電話番号 03-3906-0054
公式サイト https://www.salesian.international.seibi.ac.jp

サレジアン国際学園高等学校の偏差値・難易度・併願校

サレジアン国際学園高等学校の偏差値は、コースによって異なりますが、おおむね54前後とされています。これは東京都内の私立高校の中でも、しっかりとした学力が求められるレベルと言えるでしょう。

  • 普通科本科コース: 54

  • 普/グローバルスタディーズコース: 54

同じくらいの偏差値の高校としては、女子美術大学付属高等学校や玉川聖学院高等部、帝京八王子高等学校などが挙げられます。合格に必要な内申点の目安としては、5段階評価でおおむね「4」が中心で、主要教科だけでなく、他の教科でもしっかりと成績を収めていることが望ましいでしょう。

主な併願校としては、同じような進学実績や校風を持つ私立高校が選ばれることが多いようです。具体的には、城西大学附属城西高等学校、昭和第一高等学校、日本学園高等学校などが考えられます。自分の学力や希望する進路に合わせて、慎重に併願校を選ぶことが大切です。

サレジアン国際学園高等学校に設置されている学科・コース

サレジアン国際学園高等学校には、生徒一人ひとりの興味や目標に合わせて選べる、特色豊かな2つのコースが設置されています。

  • 本科コース

    PBL(問題解決型)授業を軸に、基礎学力をしっかりと固めながら、大学のゼミのように興味のある分野をとことん探究する「個人研究」に打ち込めるコースです。将来の目標に向かって、自分のペースで深く学びたい人におすすめです。

  • インターナショナルコース

    英語で学び、考え、発信する、まさにグローバルな環境が用意されたコースです。外国人の先生と日本人教師のチームによる授業で、実践的な英語力と国際感覚を身につけたい人にぴったりです。

サレジアン国際学園高等学校の特色・校風

サレジアン国際学園高等学校の校風は、「自主性」「グローバル」「アットホーム」といったキーワードで表現できます。2022年に共学化し、新しい歴史を歩み始めたばかりということもあり、生徒の自主性を尊重し、新しいことに挑戦できる自由な雰囲気に満ちています。

  • 宿題の量:他の学校と比べて、特別に多いということはないようです。授業のスピードも速すぎず、部活動との両立もしやすいという声があります。

  • 校則:星美学園時代から大きく変わり、基本的に緩やかという評判です。髪染めやピアスも認められており、生徒の個性を尊重する姿勢が見られます。ただ、まだ校則が固まっていない部分もあるようで、先生によって対応が異なる場合もあるとの意見もあります。

  • 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多いようです。内部生と高校からの入学生もすぐに打ち解け、アットホームな雰囲気で学校生活を楽しんでいるという口コミが見られます。

  • アルバイト:アルバイトに関する明確な情報は見当たりませんでしたが、校則が比較的自由であることから、届け出制などで認められている可能性があります。詳細は学校に確認することをおすすめします。

  • 制服の評判:国際性と機能性を重視したデザインで、国際的な雰囲気を醸し出していると評判です。

  • 土曜授業:土曜日の授業に関する具体的な情報は見当たりませんでした。学校説明会などで確認してみましょう。

サレジアン国際学園高等学校の部活動・イベント

部活動

サレジアン国際学園の部活動は、生徒が主体となって運営するのが大きな特徴です。練習メニューの決定から試合の申し込みまで、仲間と話し合いながら進めていくため、リーダーシップや協調性を養う絶好の機会となります。

特に卓球部は新人大会で入賞するなど、活発に活動しているようです。また、天文部が校内合宿を行ったり、軟式野球部がソフトボールで都大会に進出したりと、様々な部活動がそれぞれの目標に向かって熱心に取り組んでいます。運動部、文化部ともに充実しており、中高合同で活動するため、先輩や後輩との絆も深まります。

イベント

生徒が主体となって運営するサレジアン国際学園の学校行事は、どれも大きな盛り上がりを見せます。

  • 学園祭(サレジアンフェスタ):毎年秋に開催される学園祭は、国際色豊かなイベントです。ゼミごとの研究発表(ポスターセッション)では、来場者からのフィードバックを研究に活かすなど、学びの場ともなっています。生徒によるプレゼンや校内ツアー、クラブ発表など、多彩な企画が満載です。

  • 体育祭:学年を超えたチームで、どうすれば勝てるかを考え、協力し合いながら競技に挑みます。体育委員会の生徒が中心となって企画・運営を行い、毎年白熱した戦いが繰り広げられます。

  • 修学旅行:中学3年生では京都・奈良を訪れます。また、希望者を対象にカナダでのホームステイも実施されるなど、国際交流の機会も豊富です。

サレジアン国際学園高等学校の進学実績

サレジアン国際学園高等学校は、「世界市民」の育成という教育目標のもと、生徒一人ひとりの進路実現を力強くサポートしています。近年の共学化や教育改革により、今後の進学実績には大きな期待が寄せられています。

旧校名である星美学園高等学校時代の実績を見ると、上智大学、立教大学、中央大学、法政大学、学習院大学といったGMARCHレベルの難関私立大学への合格者を出しています。

今後の進路指導としては、PBL型授業や個人研究で培った探究心や表現力を活かせる総合型選抜(旧AO入試)や、海外大学への進学にも力を入れていくことが予想されます。特にインターナショナルコースでは、国内の大学と海外の大学の両方に挑戦する「国際併願®」をサポートする体制が整えられています。生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す、きめ細やかな進路サポートがサレジアン国際学園の強みです。

サレジアン国際学園高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、サレジアン国際学園高等学校ならではのユニークな魅力を5つのポイントにまとめました。

  • PBL(Project Based Learning)型授業の導入

    すべての教科で、正解が一つではない問題に主体的に取り組む「PBL型授業」を導入しています。仲間と議論を重ねながら最適解を導き出す経験を通して、「考え続ける力」を養います。

  • 大学のゼミのような「個人研究」

    本科コースでは、大学のゼミのように自分の興味があるテーマをとことん探究する「個人研究」の時間が設けられています。好きなことを深く学ぶ経験は、将来の進路を考える上でも大きな財産になります。

  • 世界97カ国に広がる姉妹校ネットワーク

    設立母体であるカトリックの修道会「サレジアン・シスターズ」は、世界97カ国に姉妹校を持っています。このグローバルなネットワークを活かした留学プログラムや国際交流が盛んです。

  • 「国際併願®」で広がる進路の選択肢

    インターナショナルコースでは、国内大学だけでなく海外大学への進学も視野に入れた「国際併願®」をサポートしています。生徒の可能性を国内だけに留めず、世界へと広げる体制が整っています。

  • 生徒主体で創り上げる学校文化

    共学化して間もないため、学校行事や部活動など、生徒たちが中心となって新しい伝統を創り上げていく面白さがあります。自らの手で学校をより良くしていく、やりがいのある経験ができるでしょう。

サレジアン国際学園高等学校の口コミ・評判のまとめ

サレジアン国際学園高等学校は新しい学校ということもあり、期待と少しの不安が入り混じった声が聞かれます。ここでは、在校生や保護者からのリアルな声を公平にご紹介します。

  • 良い点:

    • 「先生との距離が近く、アットホームな雰囲気で質問しやすい」という声が多く聞かれます。

    • 「グローバル教育が充実しており、英語を頑張りたい人におすすめ」という評判です。

    • 「校則が比較的自由で、生徒の自主性を尊重してくれる」点を評価する意見もあります。

    • 「内部生と高校からの入学生がすぐに仲良くなれる雰囲気がある」という口コミも見られました。

    • 「行事が生徒主体で、みんなで盛り上がれるので楽しい」という声もあります。

  • 気になる点:

    • 「共学化して日が浅いため、校則などがまだ完全に固まっておらず、先生によって対応に差がある」という意見があります。

    • 「いじめを受けた生徒への対応に課題がある」といった厳しい指摘も一部で見られました。

    • 「施設が充実している一方で、一部古い部分もある」という声も聞かれます。

アクセス・通学

サレジアン国際学園高等学校は、複数の駅からアクセス可能で、通学に便利な立地です。

  • JR各線「赤羽駅」北改札西口より徒歩約10分

  • 東京メトロ南北線・埼玉高速鉄道「赤羽岩淵駅」2番出口より徒歩約8分

赤羽駅はJR京浜東北線、埼京線、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ラインが乗り入れているため、東京23区内はもちろん、埼玉県や神奈川県方面からのアクセスも良好です。そのため、北区、板橋区、足立区などの近隣エリアのほか、さいたま市や川口市などから通学している生徒も多いようです。

サレジアン国際学園高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

ここまで読んでくれてありがとう。サレジアン国際学園高等学校の魅力、伝わったでしょうか。この学校は、「新しい環境で自分の可能性を試したい」「グローバルな視野を身につけ、将来は世界で活躍したい」と考える、チャレンジ精神旺盛なあなたに特におすすめの学校です。

サレジアン国際学園高等学校の入試では、基本的な学力はもちろんのこと、「なぜこの学校で学びたいのか」という強い意志が問われます。受験勉強では、苦手科目をなくし、全教科でバランスよく得点できる基礎力を固めましょう。その上で、学校説明会や文化祭に積極的に参加して、サレジアン国際学園の教育方針や雰囲気を肌で感じてください。そして、自分がこの学校で何を学び、どう成長したいのかを具体的にイメージし、自分の言葉で語れるように準備しておくことが、合格への大きな一歩となるはずです。

あなたの挑戦を心から応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。