新潟県立三条東高等学校は、1910年(明治43年)に創立された、110年以上の歴史と伝統を誇る高等学校です。通称「東高(ひがしこう)」として、地域の方々から親しまれています。生徒一人ひとりの進路実現をサポートするきめ細やかな指導と、文武両道を目指せる活気ある環境が魅力です。
新潟県立三条東高等学校の基本情報
新潟県立三条東高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値
普通科:55
合格に必要な内申点の目安
主な併願校
中越高等学校(普通科・特進科) 北越高等学校(普通科) 加茂暁星高等学校(普通科) 日本文理高等学校(普通科)
新潟県立三条東高等学校に設置されている学科・コース
全日制課程 普通科 1年次は芸術科目を除き、全員が共通の科目を履修し、基礎学力の定着を図ります。 2年次からは、生徒一人ひとりの進路希望に応じて「文系」「理系」に分かれます。この段階から、より専門的な学習が始まります。 3年次では、それぞれの進路希望を達成するために、さらに専門性を深める科目を選択し、大学受験などに備えます。
医療専攻 2年次から文系・理系を問わずに選択できる、三条東高等学校の大きな特色の一つです。 将来、医療系の道を志す生徒を対象としており、医療講演会や病院見学などを通じて、医療従事者としての使命感や倫理観を育みます。 四年制大学の医療系学部・学科への進学を目指す生徒におすすめです。
新潟県立三条東高等学校の特色・校風
学校生活のポイント
校風・雰囲気:「落ち着いた雰囲気」「真面目な生徒が多い」といった声が見られます。三方を田園に囲まれた静かな環境で、学習に集中しやすいようです。 宿題の量:他の高校と比較して特別に多いという意見は少ないようですが、日々の予習・復習は欠かせません。進学校として、授業内容を定着させるための課題はしっかりと出される傾向があります。 校則:他の高校と比べてやや厳しいと感じる生徒もいるようです。 服装:制服の着こなし(スカート丈、ボタンなど)については、定期的に指導があるようです。セーターやカーディガンは黒・紺系と指定されています。 スマホ:朝のSHR(8:35)から終業時までは電源を切り、かばんの中にしまうのがルールです。昼休みと放課後のみ使用が許可されています。 アルバイト:原則として禁止されています。家庭の事情などで必要な場合は、学校の許可を得る必要があります。
制服:男子は伝統的な黒の学生服、女子は紺色のブレザーです。女子の制服は、学年ごとに色の違うリボン(1年:濃えんじ、2年:濃グリーン、3年:紺)が特徴です。 土曜授業:基本的には土曜授業はありませんが、模試などが実施されることがあります。
新潟県立三条東高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部
陸上競技部、野球部、サッカー部、バスケットボール部、バレーボール部、ソフトテニス部、テニス部、バドミントン部、卓球部、剣道部、山岳部、水泳部、ダンス部、少林寺拳法部など、多彩な部活動があります。 特に陸上部の女子駅伝チームは、過去に全国大会へ3年連続で出場した実績があり、強豪として知られています。 文化部
吹奏楽部、書道部、美術部、写真部、英語部、生物園芸部、生活文化部、華道部、茶道部、琴部など、文化的な活動も盛んです。 珍しい部活動としては、少林寺拳法部や琴部などがあり、多様な興味に応える環境が整っています。
イベント
体育祭(6月):全校生徒が複数の色のチームに分かれて競い合います。大玉送りや綱引き、リレーなど多彩な種目で盛り上がります。 清嵐祭(せいらんさい)/東高祭(9月):文化祭は「清嵐祭」や「東高祭」と呼ばれ、クラスや文化部による展示、ステージ発表、模擬店などが行われます。一般公開もされ、地域の方々も訪れる賑やかなイベントです。 球技大会(7月、12月頃):学期末に行われ、バレーボールやバスケットボール、卓球などの種目でクラス対抗戦が繰り広げられます。 修学旅行(10月):2年生の秋に関西方面などを訪れます。
新潟県立三条東高等学校の進学実績
主な大学進学実績(2024年入試)
国公立大学:新潟大学(7名)、新潟県立大学(7名)、長岡造形大学(2名)、山形大学(1名)、高崎経済大学(1名)など、合計で20名以上の合格者を出しています。 難関私立大学(GMARCH・関関同立):法政大学(1名)、同志社大学(1名)などの合格実績があります。 その他、進学者が多い大学:県内私立大学への進学者が多く、特に新潟医療福祉大学(22名)、新潟国際情報大学(9名)、新潟薬科大学(8名)、新潟青陵大学(7名)などが挙げられます。 進路サポート:進学補習や小論文指導、個別面談、各種模試などを実施し、生徒一人ひとりの進路希望達成を丁寧にサポートしています。
新潟県立三条東高等学校の特長・アピールポイント
将来の地域医療を担う人材を育成する「医療専攻」:2年次から選択できる独自のプログラムで、医療系の進路を目指す生徒を手厚くサポートします。 生徒の主体性を育む「総合的な探究の時間」:地域や社会の課題を探究する「地域探究学習」と、自らの未来を考える「進路探究学習」を柱に、課題解決能力を養います。 110年以上の歴史と伝統:地域に根ざした伝統校として、多くの卒業生が社会の様々な分野で活躍しています。 落ち着いた学習環境:三方を田園に囲まれた静かな立地で、日々の学習に集中できる環境が整っています。 活発な部活動:陸上部の全国大会出場など、高いレベルで文武両道を目指せる環境があります。 きめ細かな進路指導:進学補習や個別面談など、生徒一人ひとりの希望に寄り添った手厚いサポート体制が魅力です。
新潟県立三条東高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」「分かるまで熱心に教えてくれる」など、進路指導や学習サポートの手厚さを評価する声が多いようです。 「行事が楽しく、クラスの団結力が強い」「面白い人や明るい人が多く、友人関係に恵まれた」といった、学校生活の充実度に関するポジティブな意見が見られます。 「部活動が盛んで、文武両道を目指せる環境が良い」という口コミも多く、部活動に力を入れたい生徒からの評価が高い傾向があります。
気になる点 「校則が少し厳しいと感じる」という声が一定数あります。特に服装やスマートフォンの使用ルールに関して、窮屈に感じる生徒もいるようです。 「一部の先生の指導方法に疑問を感じることがある」といった、教員に関する個人的な意見も見られます。 最寄り駅から徒歩で20分以上かかるため、「駅から少し遠いのが難点」という意見があります。
アクセス・通学
最寄り駅 JR信越本線「東三条駅」から徒歩約22〜25分
バス 越後交通バス「三条東高校」バス停下車すぐ
新潟県立三条東高等学校受験生へのワンポイントアドバイス