三重県立水産高等学校は、120年以上の歴史と伝統を誇る、三重県で唯一の水産に関する専門高校です。 伊勢志摩国立公園内の美しい英虞湾に面した自然豊かな環境で、海のスペシャリストを目指す生徒たちが日々学んでいます。 普通科の高校とはひと味違い、カツオの一本釣り漁やダイビング実習、最新鋭の実習船「しろちどり」での長期航海など、ここでしかできない貴重な体験が数多く用意されています。
三重県立水産高等学校の基本情報
三重県立水産高等学校の偏差値・難易度・併願校
三重県立水産高等学校に設置されている学科・コース
海洋・機関科 海洋コース : 船の運航技術や漁業について学びます。将来、航海士や漁師など、船を動かす仕事に就きたい人におすすめです。機関コース : 船のエンジンや機械の仕組み、整備技術を学びます。船の心臓部である機関を支えるエンジニアを目指す人におすすめです。水産工学コース : 海洋や機械に関する知識に加え、電気工事や溶接など幅広い技術を習得します。多様な分野で活躍できる技術者になりたい人におすすめです。
水産資源科 アクアフードコース : 水産物の加工や品質管理、新商品の開発などを学びます。食を通じて海の恵みを届けたい、食品開発に興味がある人におすすめです。アクアデザインコース : 魚の養殖技術や水槽の設計・管理、海洋生物の生態について学びます。水族館の飼育員や養殖業など、生物を育てる仕事に興味がある人におすすめです。
三重県立水産高等学校の特色・校風
宿題の量 : 専門的な実習やレポートが多いため、一般的な普通科高校と比較すると、宿題の量は多いと感じるかもしれません。しかし、それは専門知識を深めるための大切な過程です。校則 : 口コミによると、校則は比較的緩やかで、生徒の自主性を尊重する雰囲気があるようです。 スマートフォンの持ち込みも許可されているようですが、授業中の使用など、ルールを守ることが求められます。生徒たちの雰囲気 : 海や船が好きという共通の目標を持った生徒が集まっているため、一体感があり、のびのびとした雰囲気のようです。アルバイト : アルバイトは許可されているようですが、学業や実習に支障が出ない範囲で行うことが大切です。制服 : 男子の制服はチャック式の学ランで、少し珍しいデザインのようです。土曜授業 : 土曜授業の有無については、公式サイト等でご確認ください。
三重県立水産高等学校の部活動・イベント
部活動
イベント
三重県立水産高等学校の進学実績
就職 : 卒業生の多くは、水産関連企業や海運会社、造船所など、学校で学んだことを直接活かせる分野へ就職します。 船舶職員や港湾関連の仕事は、社会を支える重要な役割を担っており、高い専門性を持つ水産高校の卒業生は、企業から強く求められています。進学 : 進学を希望する生徒は、水産大学校や東海大学海洋学部、鹿児島大学水産学部といった、さらに高度な専門知識を学べる大学へ進むことが多いです。 また、より上級の海技士免許を取得するために、2年制の専攻科へ進学する道もあります。
三重県立水産高等学校の特長・アピールポイント
最新鋭の実習船「しろちどり」 : 2024年3月に竣工したばかりの新しい実習船で、本格的な航海実習や漁業実習ができます。 生徒の安全性と生活環境が向上した快適な船内で、最先端の技術を学べます。豊富な資格取得 : 小型船舶操縦士、海技士、潜水士、危険物取扱者など、将来に役立つ多くの国家資格や検定の取得を学校が全面的にサポートします。実践的なカリキュラム : カツオの一本釣り、ダイビング、サーフィン、シーカヤックなど、座学だけでは学べない実践的な実習が豊富に用意されています。地域や社会との連携 : 志摩市と協力して地域の課題解決に取り組んだり、休館した水族館から国の天然記念物「ネコギギ」を譲り受けて種の保存に取り組むなど、社会に貢献する活動を積極的に行っています。STEAM教育の推進 : クロアワビの養殖をテーマに、科学・技術・工学・芸術・数学を横断的に学ぶ「STEAM教育」を実践し、論理的思考力や課題解決能力を育んでいます。国際交流 : 姉妹校であるパラオ共和国の高校とオンラインで交流し、互いの文化や海洋環境について理解を深める機会があります。2年制の専攻科を設置 : 本科卒業後、さらに2年間学ぶことで、より高度な海技士免許の取得を目指せる専攻科(漁業専攻科・機関専攻科)が設置されています。
三重県立水産高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「航海実習やダイビングなど、他の高校では絶対にできない貴重な体験ができる」という声が非常に多いです。 「海や船が好きという同じ目標を持つ仲間と出会え、のびのびと学校生活を送れる」といった、友人関係の良さを挙げる意見も目立ちます。 「就職率が良く、先生方のサポートも手厚い。推薦枠もあり、希望の進路に進みやすい」という進路に関するポジティブな口コミも多く見られます。 「専門的な資格がたくさん取れるので、将来に役立つ」という意見も多数あります。
気になる点 :「専門的な勉強や実習が多く、楽ではない」という声もあります。専門性を高めるためには、相応の努力が必要なようです。 「施設の بعض部分は古さを感じる」という意見もありますが、「学習に支障が出るほどではない」とのことです。 「男子の制服のデザインが少し独特」という声が一部で見られました。 最寄り駅からバスに乗る必要があり、「交通の便が少し悪い」と感じる生徒もいるようです。
アクセス・通学
電車・バスを利用する場合 :近鉄「鵜方駅」から三重交通バス「御座港」行きに乗車し、「水産高校前」下車すぐ。 または「和具学校前」下車、徒歩約15分。 所要時間は約40〜50分です。
電車・船を利用する場合 :近鉄「賢島駅」で下車し、あご湾定期船で「和具港」へ。和具港から徒歩約10分です。
三重県立水産高等学校受験生へのワンポイントアドバイス