三重県立神戸高等学校は、1920年(大正9年)に創立された歴史と伝統のある進学校です。地域の方々からは「神高(かんこう)」という愛称で親しまれ、生徒たちは「質実剛健」の校訓のもと、伸び伸びと学校生活を送っています。ほとんどの生徒が大学進学を目指しており、勉強はもちろん、部活動や学校行事にも全力で取り組む「文武両道」の精神が根付いています。
三重県立神戸高等学校の基本情報
三重県立神戸高等学校の偏差値・難易度・併願校
理数科:63 普通科:56
三重県立神戸高等学校に設置されている学科・コース
理数科
国公立大学進学を目指す特別進学クラスです。探究心や向上心を伸ばす「夏合宿」や「課題研究」、大学・企業見学といった理数科独自の行事が充実しており、専門的な知識を深めたい生徒におすすめです。 普通科
四年制大学への進学を目標に、幅広い教養と十分な学力を身につける学科です。2年次からは文系・理系に分かれ、さらに文系には「発展クラス」が1クラス編成されるなど、生徒一人ひとりの進路希望にきめ細かく対応しています。地域課題の探究学習「鈴鹿学」を通して、主体的に学ぶ力を養いたい生徒にもぴったりです。
三重県立神戸高等学校の特色・校風
宿題の量
週末課題など、宿題はやや多いと感じる生徒が多いようです。自主的な学習習慣を身につけることが求められます。 校則
校則は、他の高校と比較して標準的か、やや厳しいと感じる声があります。特に服装に関する指導が厳しいという意見が見られますが、奇抜でなければ髪型は比較的自由なようです。スマートフォンは授業中の使用は禁止ですが、校内での持ち込みは許可されています。 生徒の雰囲気
真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、行事などでは非常に盛り上がるなど、オンとオフの切り替えが上手な生徒が多いようです。ある程度の学力レベルの生徒が集まっているため、お互いに高め合える環境だというポジティブな口コミが見られます。 アルバイト
アルバイトは原則として禁止されています。 制服
制服は、男子は学生服、女子はブレザーです。女子のスカートは、学校の敷地が神戸城二の丸跡地であることにちなみ、城の石垣をモチーフにしたチェック柄で、可愛いと評判です。 土曜授業
月に2回程度、土曜日に「部活動を行わない日」として課外授業(CS講座)や自習室の開放が行われています。
三重県立神戸高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部
山岳部、水泳部、陸上競技部などが全国大会や東海大会に出場するなど、高いレベルで活躍しています。どの部も活気があり、文武両道を目指して日々練習に励んでいます。 文化部
放送部、箏曲部、演劇部なども全国大会や東海大会に出場経験があり、文化部の活動も非常に盛んです。特に放送部は、地域のFM局で番組を持ったり、地域のイベントをプロデュースしたりと、ユニークで積極的な活動が注目されています。
イベント
体育祭(6月)
神戸高校の体育祭で名物となっているのが、男子生徒による集団演技「神高体操」です。1960年から続く伝統的な体操で、その迫力ある演技は毎年大変な盛り上がりを見せます。 文化祭(9月)
「神高祭」と呼ばれ、クラスごとの展示やステージ発表、部活動の発表などでにぎわいます。生徒たちの自主性が尊重され、企画から運営まで生徒が中心となって行われるのが特徴です。 修学旅行(10月頃)
行き先は年によって異なりますが、最近では北海道など国内を訪れることが多いようです。クラスメイトとの絆を深める貴重な機会となっています。
三重県立神戸高等学校の進学実績
国公立大学
三重大学、名古屋大学、岐阜大学、静岡大学など、東海地方の国公立大学を中心に、毎年多くの合格者を輩出しています。 難関私立大学
早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学や、関西の同志社大学、立命館大学、関西大学、関西学院大学など、全国の有名私立大学への進学者も多数います。 その他の進路
多くの生徒が四年制大学への進学を希望しますが、一部には専門学校へ進学したり、就職したりする生徒もいます。
三重県立神戸高等学校の特長・アピールポイント
地域探究学習「鈴鹿学」
普通科の生徒が取り組む独自のプログラムで、鈴鹿市の歴史や文化、産業などについて探究し、課題解決能力やプレゼンテーション能力を養います。 理数科独自の充実したプログラム
大学や研究機関と連携した研修、宿泊を伴う夏合宿、課題研究など、理数系の知識を深め、探究心を刺激する専門的な学びの機会が豊富にあります。 伝統の「神高体操」
体育祭で披露される男子生徒による集団演技は、60年以上続く神戸高校の伝統です。先輩から後輩へと受け継がれる圧巻の演技は、生徒にとって大きな誇りとなっています。 活発な部活動
運動部・文化部ともに全国レベルで活躍する部が多く、勉強と部活を両立させながら高みを目指せる環境があります。 手厚い学習サポート体制
平日の放課後や土曜日、夏休みなどの長期休暇中に、多様な課外授業(CS講座)が開講されており、生徒は自分の進路希望や学力に応じて講座を選択し、実力を伸ばすことができます。 城跡に建つ歴史あるキャンパス
学校は神戸城の二の丸跡地にあり、校門は城の門を模して造られています。歴史と緑に囲まれた落ち着いた環境で学ぶことができます。
三重県立神戸高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点
「先生方が熱心で、質問にも丁寧に対応してくれる」「進学実績が良く、周りの生徒の意識も高いので、切磋琢磨できる環境がある」「体育祭や文化祭などの行事がとても盛り上がり、最高の思い出になる」「文武両道を実践している生徒が多く、刺激をもらえる」といった声が多数聞かれます。学習環境や友人関係、学校行事に対する満足度が非常に高いようです。 気になる点
「週末課題など、宿題の量が少し多いと感じることがある」「校則、特に服装に関する指導が厳しいと感じる場面がある」「駅から少し歩くので、雨の日などは少し大変」といった意見も見られます。高いレベルの学習を維持するため、ある程度の課題量は覚悟する必要がありそうです。
アクセス・通学
近鉄鈴鹿線「鈴鹿市駅」から徒歩約15分 伊勢鉄道「鈴鹿駅」から徒歩約20分
三重県立神戸高等学校受験生へのワンポイントアドバイス