神奈川県立上溝高等学校は、100年以上の長い歴史と伝統を誇る、地域に根ざした普通科の高校です。2015年に完成したばかりの綺麗な校舎で、充実した学校生活を送れることが、上溝高等学校の大きな魅力の一つです。通称「上高(かみこう)」として、多くの生徒や地域の方々に親しまれています。

「獅子のごとく勇気をもって進め、撫子のごとく真心をもって歩め」という教育理念のもと、生徒一人ひとりの個性を尊重し、主体性を育む教育が実践されています。勉強はもちろん、部活動や学校行事にも全力で打ち込める環境が整っており、活気にあふれた雰囲気が特徴です。

この記事では、そんな上溝高等学校の偏差値や難易度、気になる校風や進学実績まで、受験生や保護者の方が知りたい情報を詳しく、そして分かりやすく解説していきます。あなたの高校選びの参考に、ぜひ最後まで読んでみてください。

上溝高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 神奈川県立上溝高等学校
公立/私立の別 公立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒252-0243 神奈川県相模原市中央区上溝6丁目5-1
代表電話番号 042-762-0008
公式サイト https://www.pen-kanagawa.ed.jp/kamimizo-h/

上溝高等学校の偏差値・難易度・併願校

歴史ある上溝高等学校は、地域でも安定した人気を持つ学校です。自分の学力に合っているか、しっかりと確認しておきましょう。

  • 普通科:49

同じくらいの偏差値の他の高校としては、麻生総合高校、綾瀬高校、厚木北高校、有馬高校などが挙げられます。

合格に必要な内申点の目安は、一般的に90前後(5段階評価で平均3.3〜3.5程度)と言われています。神奈川県の公立高校入試は、内申点と学力検査の比率が高校ごとに定められています。上溝高等学校の入試は、内申と学力をバランスよく評価する選考方式が特徴です。

主な併願校としては、私立の光明学園相模原高等学校、麻布大学附属高等学校、向上高等学校、柏木学園高等学校などが選ばれることが多いようです。

上溝高等学校に設置されている学科・コース

上溝高等学校に設置されているのは「普通科」のみです。

  • 普通科:1年次では芸術選択科目以外は全員が同じ科目を履修し、基礎学力の定着を図ります。2年次からは文系・理系の選択科目が設置され、生徒一人ひとりの興味や関心、進路希望に応じた学習を進めていきます。

上溝高等学校の特色・校風

上溝高等学校は、落ち着いた雰囲気の中で、生徒の自主性を尊重する校風が特徴です。「地域密着」「文武両道」といったキーワードが似合う学校と言えるでしょう。

  • 宿題の量:他の高校と比較して、宿題の量は標準的か、やや少なめという声が多いようです。ただし、英語の単語テストが毎週行われるなど、日々の積み重ねを重視する指導も見られます。

  • 校則:全体的に見て、標準的な厳しさと言えるでしょう。頭髪の染色やピアスは禁止されていますが、スマートフォンは授業中以外は使用可能、アルバイトも届け出をすれば認められています。

  • 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、学校行事や部活動には積極的に参加する活発な一面も持ち合わせています。

  • アルバイト:事前に学校へ「アルバイト届」を提出すれば可能です。ただし、学業との両立が前提となります。

  • 制服:男子は詰襟の学生服、女子はブレザーです。伝統的なデザインで、清楚な印象が評判です。

  • 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。

  • その他:2015年に完成した新校舎は非常に綺麗で、冷暖房も完備されており、快適な学習環境が整っています。また、校内に食堂があり、メニューが豊富で美味しいと生徒から人気です。

上溝高等学校の部活動・イベント

部活動

上溝高等学校は部活動が非常に盛んで、加入率は8割を超えています。運動部14、文化部8、同好会1と、多種多様な部活動があり、活気に満ちています。

  • 運動部:特に弓道部は、2018年に新しい弓道練習場が完成するなど、練習環境が充実しています。その他、サッカー部、野球部、テニス部、ダンス部などが活発に活動しています。

  • 文化部:吹奏楽部、軽音楽部、美術部、茶道部、華道部など、文化的な活動も盛んです。

イベント

生徒が主体となって作り上げるイベントは、学校生活を彩る大切な思い出になります。

  • 清新祭(せいしんさい):毎年9月に行われる文化祭は「清新祭」と呼ばれ、クラスごとの展示や発表、文化部のステージなどで大変な盛り上がりを見せます。後夜祭も魅力の一つです。

  • 体育祭:クラス対抗で様々な競技に熱中し、学年の垣根を越えて団結力が高まります。

  • 修学旅行:例年、関西方面へ訪れることが多いようです。

  • その他:遠足や球技大会、芸術鑑賞会など、年間を通して多彩な行事が企画されています。

上溝高等学校の進学実績

上溝高等学校は、大学進学から専門学校、就職まで、幅広い進路に対応しています。四年制大学への進学率は約6割です。

最新の大学進学実績(2024年春)を見ると、以下のような大学に合格者を出しています。

  • 国公立大学:例年、数名の合格者が出ています。

  • 難関私立大学:GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)に11名、日東駒専(日本・東洋・駒澤・専修)に30名が合格しています。

  • その他:神奈川大学(21名)や明星大学(22名)など、近隣の大学への進学者が多い傾向があります。短期大学へは22名、専門学校へは46名が進学しています。

進路実現に向け、定期的な補習や進路面談を実施するなど、手厚いサポート体制が整っているのも上溝高等学校の特長です。

上溝高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、上溝高等学校ならではの魅力をまとめました。

  • 100年を超える歴史と伝統:明治44年の開校以来、地域社会に多くの人材を輩出してきました。

  • 新しくて綺麗な校舎:2015年に完成した校舎は、学習施設だけでなく食堂などの設備も充実しており、快適な学校生活を送ることができます。

  • 55分授業の導入:1コマの授業時間を55分とすることで、落ち着いて学習に取り組め、より深い学びを実現しています。

  • シチズンシップ教育の推進:裁判傍聴や模擬投票など、社会参加を意識した実践的なプログラムを多数実施し、社会の一員としての自覚と責任感を育んでいます。

  • 地域との連携:近隣の小学校との交流会や、子ども食堂などのボランティア活動を積極的に行っており、地域に根ざした教育を実践しています。

  • 充実した食堂:メニューが豊富で美味しいと評判の食堂は、生徒たちの憩いの場となっています。

  • 活発な部活動:8割以上の生徒が部活動に加入しており、文武両道を目指せる環境です。

上溝高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、様々な声が寄せられています。

  • 良い点:

    • 「校舎が新しく綺麗で、気持ちよく過ごせる」という意見が非常に多いです。

    • 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」

    • 「文化祭などの行事がとても盛り上がり、クラスの団結力が強まる」

    • 「校則は厳しすぎず、自由な雰囲気がある」

    • 「食堂が安くて美味しい」

  • 気になる点:

    • 「駅から少し歩くのが大変」という声が一部あります。

    • 「グラウンドが少し狭いと感じる」

    • 「進学実績は、本人の努力次第という側面が大きい」

アクセス・通学

上溝高等学校へのアクセスは以下の通りです。

  • JR相模線「上溝」駅 西口から徒歩約10分

  • JR横浜線「相模原」駅南口から神奈川中央交通バスで「上溝」バス停下車、徒歩10分

  • JR横浜線「淵野辺」駅南口から神奈川中央交通バスで「上溝高校入口」バス停下車、徒歩3分

相模原市内から通学する生徒が最も多いですが、近隣の座間市、大和市、厚木市、町田市などからも通学しています。

上溝高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。上溝高等学校の魅力は伝わりましたでしょうか。この学校は、「落ち着いた環境で、勉強と部活動を両立させたい」「地域との関わりを大切にしながら、充実した高校生活を送りたい」と考えているあなたに、特におすすめの学校です。

上溝高等学校の入試では、内申点と学力検査の成績がバランスよく評価されます。まずは、中学校の定期テストで良い成績を収め、内申点をしっかりと確保することが合格への第一歩です。日々の授業を大切にし、提出物をきちんと出すなど、真面目な学習態度を心がけましょう。学力検査に向けては、苦手科目をなくし、基礎的な問題を確実に解けるようにしておくことが重要です。

歴史と新しさが共存する上溝高等学校で、あなたらしい高校生活をスタートさせてみませんか。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。