不二聖心女子学院高等学校は、静岡県裾野市の広大な自然に抱かれた、カトリックの教えに基づく中高一貫の女子校です。世界30カ国に広がる聖心女子学院の姉妹校の一つとして、グローバルな視点を育む教育を大切にしています。 富士山を望む美しい環境の中で、生徒一人ひとりがかけがえのない存在として尊重され、知性や感性を伸び伸びと育んでいます。
不二聖心女子学院高等学校の基本情報
不二聖心女子学院高等学校の特色・校風
宿題の量:口コミによると、宿題の量は標準的か、やや多めと感じる生徒がいるようです。ただし、先生方のサポートが手厚いため、分からないことは質問しやすい環境が整っています。 校則:校則は、他の私立高校と比較するとやや厳しいという声が見られます。特に、スマートフォンの使用に関しては、寄宿舎では決められた時間以外は預けるルールがあるなど、一定の制限があります。 服装や頭髪に関する指導も行われるようですが、社会で求められるマナーを身につける一環と捉えることもできるでしょう。 生徒たちの雰囲気:生徒は真面目で落ち着いた雰囲気の生徒が多いようです。お互いを尊重し、助け合う校風が根付いているとの口コミが多く見られます。少人数制のクラス編成のため、生徒同士や先生との距離が近く、アットホームな雰囲気で学校生活を送ることができます。 アルバイト:原則として禁止されています。学業に専念するための環境が整えられています。 制服の評判:伝統的で品のあるデザインが特徴です。夏服はシンプルなワンピース、冬服は茶系のブレザーとスカートで、清楚なイメージが好評です。 2021年度からは、新たに夏用のワンピースと冬用のスラックスも導入され、選択の幅が広がりました。 土曜授業:土曜日は基本的に休日となっています。
不二聖心女子学院高等学校の部活動・イベント
部活動
馬術部:広大な敷地内に馬場があり、本格的な活動ができる恵まれた環境です。初心者から経験者まで、馬との触れ合いを通して心身ともに成長することができます。 オーケストラ部:長い歴史と伝統を誇り、地域の演奏会などにも参加しています。初心者でも丁寧に指導してもらえるため、高校から新しい楽器に挑戦する生徒も多いようです。 その他:テニス部やバスケットボール部などの運動部のほか、ESS(英語部)、演劇部、美術部といった文化部も活発に活動しています。また、茶道や華道、筝曲といった日本文化に触れるお稽古も学院内で受けることができます。
イベント
聖心祭(文化祭):毎年秋に開催される最大のイベントです。各クラスや部活動が趣向を凝らした展示や発表を行い、多くの来場者で賑わいます。生徒たちが主体となって企画・運営することで、自主性や協調性を育みます。 体育祭:学年やクラス対抗で様々な競技に熱中します。生徒同士の団結力が深まる一日です。 宗教行事:クリスマスやイースターなど、カトリック校ならではの宗教行事が年間を通して行われます。祈りや聖歌を通して、心を落ち着かせ、他者への感謝の気持ちを育む大切な時間となっています。 ルーツへの旅:高校2年生の時には、聖心会のルーツを訪ねてフランスへ行く研修旅行が実施されます。 創立者の精神に触れ、国際的な視野を広げる貴重な体験となります。
不二聖心女子学院高等学校の進学実績
国公立大学:静岡大学、静岡県立大学などの地元の国公立大学をはじめ、全国の大学への合格実績があります。 難関私立大学:早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学などの難関私立大学にも、毎年合格者を輩出しています。 聖心女子大学への進学:卒業生の多くが、系列の聖心女子大学へ進学します。 内部推薦制度を利用することで、受験勉強に縛られず、高校時代に自分の興味や関心を深める探究活動にじっくり取り組むことができるというメリットがあります。 その他の進路:海外の大学へ進学する生徒もいます。世界中に広がる姉妹校ネットワークを活かした留学制度も充実しています。
不二聖心女子学院高等学校の特長・アピールポイント
圧倒的な自然環境と広大なキャンパス:東京ドーム約15個分という広大な敷地は、まさに生徒たちの学びの庭です。 四季の移ろいを肌で感じながら、感受性豊かな心を育むことができます。理科の授業では、敷地内の自然を活かしたフィールドワークも行われます。 世界に広がるグローバルネットワーク:世界30カ国147校に及ぶ姉妹校とのネットワークがあり、留学制度や国際交流プログラムが非常に充実しています。 1年間の長期留学をしても、学年を落とさずに進級できる制度は大きな魅力です。 人間性を育む寄宿舎(ボーディングスクール):全校生徒の約4割が寄宿舎で生活しています。 親元を離れ、様々なバックグラウンドを持つ仲間と共同生活を送る中で、自立心や他者を思いやる心が育まれます。上級生が下級生の面倒を見る「エンジェル制度」など、家庭的な温かい雰囲気も特長です。 一人ひとりに寄り添う少人数教育:1学年2クラスという少人数制のため、先生の目が行き届きやすく、一人ひとりの個性や学習進度に応じたきめ細やかな指導が受けられます。 先生と生徒の距離が近く、何でも相談しやすいアットホームな環境です。 「魂を育てる」独自の教育理念:カトリックの価値観に基づき、「魂を育てる」「知性を磨く」「実行力を養う」という3つを教育方針の柱としています。 知識の習得だけでなく、祈りや奉仕活動を通して、人としてどう生きるかを深く考える機会が多く与えられています。
不二聖心女子学院高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「先生方がとても親身で、勉強だけでなく生活面の相談にものってくれる」という声が多数あります。 「自然が豊かで、のびのびとした学校生活が送れる」「都会の喧騒から離れて勉強に集中できる」といった、恵まれた環境を評価する意見が多いです。 「寄宿舎生活を通して、一生付き合える親友ができた」「協調性や自立心が身についた」など、寮生活の経験を肯定的に捉える声が目立ちます。 「いじめが少なく、生徒同士の仲が良い」「おっとりした優しい子が多い」といった、良好な人間関係に関する口コミも多く見られます。
気になる点: 「校則が少し厳しいと感じることがある」「スマートフォンの使用制限がつらい」といった意見があります。 「最寄り駅から距離があり、アクセスがあまり良くない」という声も聞かれます。ただし、スクールバスが運行されているため、多くの生徒はバスを利用して通学しています。 「良くも悪くも外部との関わりが少ない環境なので、少し物足りなさを感じることもある」という意見もありました。 「大学受験で外部の大学を目指す場合、塾に通う必要があるかもしれない」という声も見られます。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス: JR御殿場線「裾野駅」から生徒用スクールバスで約10分 JR東海道新幹線・東海道線「三島駅」から生徒用スクールバスで約25分 JR「三島駅」からタクシーを利用する場合は約20分です。
通学エリア:
寄宿舎があるため、静岡県内だけでなく、首都圏をはじめとする全国各地、さらには海外からの生徒も在籍しています。 通学している生徒は、裾野市、三島市、沼津市、長泉町など、近隣の市町が多いようです。スクールバスが主要駅から運行されているため、広範囲からの通学が可能です。