沖縄県立久米島高等学校は、沖縄本島から西に約100km離れた、”球美の島”と称される美しい久米島にあります。 この島唯一の高校として、78年以上の歴史と伝統を誇り、地域社会に貢献できる人材の育成を目指しています。 久米島高等学校は、豊かな自然環境の中でのびのびと学校生活を送りたい生徒や、全国から集まる仲間と共に新しい挑戦をしたい生徒にとって、かけがえのない3年間を約束してくれる場所です。
久米島高等学校の基本情報 
久米島高等学校の偏差値・難易度・併願校 
久米島高等学校に設置されている学科・コース 
普通科 
国語・数学・英語などの主要科目では、生徒の習熟度に応じた「BIAプラン」と呼ばれるクラス編成で授業が行われ、基礎学力の定着から応用力の育成まで、きめ細やかな指導が受けられます。 2年生からは選択科目が増え、3年生では多様な進路希望に対応できる科目群が用意されており、自分の興味や目標に合わせて学習を進めることができます。 園芸科 
野菜や果樹、草花の栽培から、食品加工、バイオテクノロジーまで、農業に関する幅広い知識と技術を実践的に学びます。 実習中心の授業が多く、プロ野球チームのキャンプ地を花で装飾したり、地域の保育園児と収穫体験を行ったりと、地域に根差した活動が豊富なのが大きな特長です。 農業系の大学への推薦枠もあり、専門性を活かした進路選択が可能です。 
久米島高等学校の特色・校風 
校則や学校生活について 
校則は、他の高校と比較して標準的という声が多いようです。スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、授業中の使用は禁止されるなど、基本的なルールは守る必要があります。服装検査なども定期的に行われるようです。アルバイトは原則として許可制で、家庭の事情などが考慮される場合があります。 生徒たちの雰囲気 
島出身の生徒と、全国から集まる離島留学生が共に学ぶ環境のため、多様な価値観に触れることができます。 生徒たちは、おおらかで素直な生徒が多いと言われています。最初は人見知りをする生徒も、ハーリーやマラソン大会などの学校行事や寮生活を通して、すぐに打ち解けていくようです。 学習環境 
宿題の量は、学科や担当の先生によって差があるようですが、日々の予習復習を基本とした学習習慣が求められます。国語・数学・英語などの主要科目では習熟度別授業が導入されており、自分のペースで学習を進めやすい環境です。 また、町営の公営塾「久米島学習センター」と連携しており、放課後の学習サポートも充実しています。 土曜授業は基本的にありません。 制服 
制服は、男子が黒の学ラン、女子が紺のブレザーにリボンというスタイルです。夏服は、沖縄らしく涼しげなかりゆしウェアを着用することもあり、生徒からの評判は良いようです。 
久米島高等学校の部活動・イベント 
部活動 
イベント 
体育祭・久米高祭(文化祭) 
体育祭は3年に1度、文化祭は3年に2度のサイクルで開催されます。 そのため、どの生徒にとっても在学中に経験できる回数が限られており、一回一回のイベントにかける情熱は非常に大きいものがあります。 体育祭では島ならではの競技が行われ、文化祭ではクラスごとの展示や舞台発表、PTAによる出店などで盛り上がります。 地域参加行事 
久米島ならではの行事として、全校生徒が参加する「ハーリー」と「久米島マラソン」があります。 ハーリーは、伝統的な爬竜船を漕いで豊漁と航海の安全を祈願するお祭りで、生徒たちは地域のチームの一員として参加し、島民と一体となって祭りを盛り上げます。 久米島マラソンは、校内マラソン大会を兼ねており、多くの生徒がハーフマラソンに挑戦するなど、島の美しい景色の中を走り抜けます。 修学旅行 
修学旅行の行き先は年によって異なりますが、関西方面や関東方面など、島外の文化に触れる貴重な機会となっています。 
久米島高等学校の進学実績 
主な進学先 国公立大学:琉球大学、名桜大学、沖縄県立看護大学、沖縄県立芸術大学など 私立大学:沖縄国際大学、沖縄大学など県内の大学のほか、県外の大学へ進学する生徒もいます。 専門学校:医療・看護系、IT系、観光系など、各自の興味や目標に合わせた専門学校へ進学しています。 就職:県内企業を中心に、公務員になる生徒もいます。特に園芸科の卒業生は、専門知識を活かして農業関連の道に進むケースも多いです。 
久米島高等学校の特長・アピールポイント 
全国から仲間が集まる「離島留学制度」 
「地域みらい留学」の一環として、全国から意欲ある生徒を受け入れています。 親元を離れ、町営寮「じんぶん館」で仲間と共同生活を送る3年間は、自立心や協調性を育むかけがえのない経験となります。 多様なバックグラウンドを持つ仲間との出会いは、視野を大きく広げてくれるでしょう。 島全体がキャンパス!地域と深く連携した学び 
普通科の探究型授業「まちづくりプロジェクト」では、生徒たちが地域の課題を発見し、解決策を提案します。 また、ハーリーや久米島マラソンといった伝統行事に全校生徒で参加するなど、地域の一員として活動する機会が豊富にあります。 このような活動を通して、生きた知識やコミュニケーション能力を身につけることができます。 農業のプロを目指せる本格的な「園芸科」 
野菜や草花の栽培、食品加工、バイオテクノロジーなど、農業に関する専門的な知識と技術を実践的に学べます。 地域のイベントでの生産物販売や、企業との連携プロジェクトなど、社会と繋がりながら学べるのが大きな魅力です。 一人ひとりに向き合う手厚い教育サポート 
全校生徒約200名という小規模校ならではの、生徒と教員の距離の近さが特長です。 習熟度別授業や放課後講座に加え、町営塾「久米島学習センター」とも連携し、生徒一人ひとりの学習や進路の悩みにきめ細かく対応しています。 豊かな自然環境とグローバルな視点 
“球美の島”と称される美しい自然に囲まれた環境は、感性を豊かにし、のびのびとした心を育みます。 また、ハワイとの交流事業や海外短期研修などを通して、国際的な視野を養う機会も設けられています。 
久米島高等学校の口コミ・評判のまとめ 
良い点 「先生との距離が近く、進路相談などに親身に乗ってくれる」という声が非常に多いです。少人数教育ならではの温かいサポート体制が魅力のようです。 「離島留学生と島の子が一緒に学ぶ環境が刺激的で楽しい。多様な価値観に触れられる」といった、人間関係の豊かさを評価する意見も目立ちます。 「ハーリーやマラソンなど、島ならではの行事が最高の思い出になる」と、地域と一体となったイベントを挙げる声も多数あります。 「自然が豊かで、のびのびと過ごせる。都会の学校にはない魅力がある」と、久米島の環境を絶賛する口コミも多いです。 「園芸科での実習は実践的で、将来に役立つスキルが身につく」と、専門的な学びに対する満足度も高いようです。 
気になる点 「施設の老朽化が少し気になる」という意見があります。歴史のある学校ならではの課題と言えるかもしれません。 「島なので、遊ぶ場所やお店が限られている」という声もあります。都会のような便利さを求める人には、少し物足りなく感じるかもしれません。 「虫が多いのは覚悟した方がいい」という、離島ならではの自然環境に関するリアルな意見も見られました。 「進学を考えるなら、塾などを活用して自分で努力する必要がある」という声もあり、主体的な学習姿勢が求められるようです。 
アクセス・通学 
最寄りのバス停 久米島町営バス「久米島高校前」バス停下車すぐ 
久米島空港からのアクセス 久米島空港から路線バス(空港線)で約15分 
久米島高等学校受験生へのワンポイントアドバイス 

