仙台白百合学園高等学校は、1893年の創立以来、カトリックの教えに基づいた女子教育を実践してきた、歴史と伝統ある学校です。緑豊かな泉区紫山に佇む美しいキャンパスで、生徒一人ひとりの個性を尊重し、知性だけでなく豊かな人間性を育む教育が展開されています。グローバルな視点を養う国際教育にも力を入れており、これからの社会で輝く女性の育成を目指しています。
仙台白百合学園高等学校の基本情報
仙台白百合学園高等学校の偏差値・難易度・併願校
LSコース(特別進学):65 LIコース(総合進学):57 LEコース(留学・英語):56
仙台白百合学園高等学校に設置されている学科・コース
1年次:共通カリキュラム 全員が同じカリキュラムで学び、基礎学力の定着を図ります。この期間を通して、自分の興味・関心や将来の目標をじっくりと見つけていきます。
2・3年次:類型選択 国際・探求系(私立文系) :文系科目を深く学びながら、探究活動や国際理解を深めるプログラムに力を入れます。私立文系大学への進学を目指す生徒におすすめです。国公立文系 :国公立大学の文系学部への進学を目指し、共通テストに対応できる学力を養成します。文系科目に加え、数学や理科の基礎もしっかりと学びます。理系 :国公立大学および私立大学の理系学部(理学・工学・農学・医療系など)への進学を目指します。数学と理科の応用力を高める授業が展開されます。
通信制課程(エンカレッジコース) 様々な理由で全日制課程での学習が難しい生徒のために、通信制のコースも設置されています。一人ひとりのペースに合わせた学習支援が特徴です。
仙台白百合学園高等学校の特色・校風
校風のキーワード : 落ち着いた雰囲気、伝統と品格、グローバル、面倒見が良い
宿題の量 :コース、特にLSコース(特別進学)では、日々の課題や週末課題、長期休暇中の課題など、量は多めという声が多いようです。計画的に学習を進める習慣が身につきます。校則 :伝統ある女子校ということもあり、校則は比較的厳しいという評判です。特に、制服の着こなしや頭髪、下校時の寄り道禁止などは厳しく指導されるようです。スマートフォンの使用は校内では原則禁止で、朝に預ける決まりになっています。アルバイトは原則として禁止されています。生徒たちの雰囲気 :全体的に真面目で落ち着いた生徒が多い印象です。コースによって雰囲気は少し異なり、LSコースは勉強熱心な生徒が多く、LI、LEコースは部活動や課外活動に積極的に取り組む活発な生徒も多いようです。制服の評判 :冬服は紺、夏服は白の伝統的なセーラー服で、上品で可愛らしいと昔から評判が高いです。鞄や靴下なども学校指定のものがあります。土曜授業 :土曜授業が実施されており、学習時間の確保に力が入れられています。
仙台白百合学園高等学校の部活動・イベント
部活動
オーケストラ部 :女子校では珍しいオーケストラ部があり、そのダイナミックな演奏は学園内外で高い評価を得ています。中高合同で活動しており、学年を超えた交流も盛んです。DLC(ダンス)部 :創作ダンスを中心に活動しており、表現力豊かなパフォーマンスで数々の大会に出場しています。かるた部 :競技かるたに熱心に取り組んでおり、集中力や記憶力を高めながら、全国大会を目指して練習に励んでいます。ソフトテニス部 :緑に囲まれた4面の全天候型テニスコートという恵まれた環境で活動しています。
イベント
学園祭 :毎年秋に開催される最大のイベントです。文化部の発表や有志団体の企画で大変盛り上がります。生徒たちが主体となって企画・運営を行い、日頃の活動の成果を発表する輝かしい舞台です。体育祭 :中高合同で開催され、学年やクラス対抗で熱戦が繰り広げられます。おそろいのハチマキを作るなど、クラスの団結力が一層深まります。クリスマス会 :カトリック校ならではの荘厳な行事です。全校生徒で歌う「ハレルヤコーラス」は圧巻で、心を一つにする貴重な体験となります。修学旅行 :高校2年生の時に実施されます。近年では、学園発祥の地である函館などを訪れ、歴史や文化に触れる研修が行われているようです。国際交流・海外研修 :フィリピンでのボランティア・スタディツアーや、ポーランド友好訪問(隔年実施)など、グローバルな視野を広げるためのプログラムが充実しています。
仙台白百合学園高等学校の進学実績
国公立大学 :東北大学、宮城教育大学、山形大学、宮城大学などへ合格者を出しています。難関私立大学 :早慶上理ICU :上智大学、立教大学など。特に、カトリック校対象の特別入学試験を利用して上智大学へ進学する生徒が多いのが特徴です。GMARCH :青山学院大学、法政大学、中央大学などにも多くの合格者を輩出しています。
その他 :系列の仙台白百合女子大学への進学の道もあります。また、全国の大学から約180校もの指定校推薦枠があり、多くの生徒がこの制度を活用して進学しています。
仙台白百合学園高等学校の特長・アピールポイント
カトリックの教えに基づく人間教育 :「静粛の時間」や「祈り」を通して自分と向き合う時間を大切にし、福祉講話会などを通じて「いのちの尊さ」を学ぶ機会が豊富にあります。伝統と実績のある国際教育 :スーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定されていた実績を活かし、留学制度や海外研修プログラムが充実しています。世界に目を向け、多様な価値観に触れるチャンスが多くあります。女子校ならではの学習環境 :リーダーシップを発揮する機会が多く、生徒が主体的に活動する場面が豊富です。女子ならではの視点で物事を考え、協力し合う力を育みます。豊富な指定校推薦枠 :全国の多くの大学から指定校推薦枠が寄せられており、進路選択の際に大きな強みとなります。日々の学習に真面目に取り組むことが、希望進路の実現に繋がります。珍しいオーケストラ部 :女子校では数少ないオーケストラ部があり、本格的な音楽活動に打ち込むことができます。一つの音楽を仲間と創り上げる経験は、かけがえのない財産になります。緑豊かな学習環境 :泉パークタウンの閑静なエリアに位置し、落ち着いた環境で学習に集中できます。四季の移ろいを感じられる美しいキャンパスも魅力の一つです。きめ細やかな進路指導 :生徒一人ひとりの個性や希望に寄り添い、担任の先生や進路指導部の先生方が一丸となってサポートしてくれます。安心して進路相談ができる体制が整っています。
仙台白百合学園高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「先生方がとても親身で、勉強や進路の相談に熱心に乗ってくれる」という声が非常に多いようです。 「指定校推薦の枠が豊富で、有名私立大学への進学に強い」という点は、多くの生徒や保護者から評価されています。 「カトリック校ならではの行事や宗教の授業を通して、思いやりの心や倫理観が育まれた」という卒業生の声もあります。 「伝統あるセーラー服が可愛くて、入学の決め手の一つになった」という意見も根強くあります。 「オーケストラ部やダンス部など、高いレベルで活動できる部活動があるのが魅力」といった声も聞かれます。
気になる点 :「校則が他の高校に比べて厳しい」という意見は多く聞かれます。特に、寄り道禁止やスマートフォンの使用制限を窮屈に感じる生徒もいるようです。 「校舎や体育館などの施設が少し古い」という点を指摘する声もあります。 「坂の上にあるため、バス停から歩くのが少し大変」「最寄り駅からはバス利用が必須で、交通の便が良いとは言えない」といったアクセスに関する意見も見られます。 「私立なので、先生の異動が少なく、学校の体質が少し古いと感じることがある」という少し踏み込んだ意見も一部で見られます。
アクセス・通学
仙台市地下鉄南北線「泉中央駅」から 宮城交通バス3番乗り場より「(紫山・寺岡経由)泉パークタウン車庫前行き」に乗車し、「白百合学園前」下車(約15分)。バス停からは徒歩1分です。
JR「仙台駅」から 仙台駅西口バスプール2番乗り場より「(宮城大学・仙台保健福祉専門学校行き)」に乗車し、「宮城県図書館前」下車(約40分)。バス停から徒歩約3分です。
仙台白百合学園高等学校受験生へのワンポイントアドバイス