函館山の麓、異国情緒あふれる元町の丘にたたずむ北海道函館西高等学校は、1905年（明治38年）の開校以来、120年近い歴史と伝統を刻んできた由緒ある学校です。 目の前には函館港が広がり、周辺には教会や洋館が立ち並ぶ最高のロケーションは、函館西高等学校ならではの魅力と言えるでしょう。 多くの卒業生が各界で活躍しており、地域に愛され、信頼される学校づくりを目指しています。
函館西高等学校の基本情報
函館西高等学校の偏差値・難易度・併願校
函館西高等学校に設置されている学科・コース
普通科（単位制） どんなことを学ぶ場所か: 1年次で基礎的な学力を固め、2年次以降は自分の進路希望（大学進学、専門学校、就職など）に応じて、文系・理系にとらわれず幅広い選択科目の中から自分だけの時間割を作成します。 探究的な学習にも力を入れており、自ら課題を見つけて解決する能力を養います。どんな生徒におすすめか: 将来の夢や目標がはっきり決まっている人はもちろん、高校生活を通して自分のやりたいことを見つけたいと考えている人にもおすすめです。自主的に学習計画を立て、積極的に学んでいきたいという意欲のある生徒に向いています。
函館西高等学校の特色・校風
校風・雰囲気: 全体的に自由な校風で、生徒の自主性が重んじられています。 函館山の麓という美しい景観に囲まれており、落ち着いた環境で学ぶことができます。宿題の量: 宿題の量は、他の進学校と比較すると標準的か、やや少なめという声が見られます。ただし、長期休暇中には講習が開かれるなど、学習サポートも充実しています。校則: 校則は比較的緩やかなようです。 スマートフォンの使用も常識の範囲内であれば自由とされています。 ただし、頭髪についてはパーマや染色、脱色は認められておらず、定期的な頭髪検査があるようです。生徒たちの雰囲気: 勉強に集中する生徒もいれば、部活動や行事に熱中する生徒もおり、多様な生徒がそれぞれの高校生活を楽しんでいるようです。全体的には、明るく活発な生徒が多いという印象です。アルバイト: アルバイトは原則として禁止されていませんが、学業との両立が求められます。制服: 2019年の統合を機に制服が新しくなりました。 伝統的なセーラー服と詰襟のデザインを基調としながら、新しさと気品を感じさせるデザインで、生徒からの評判は良いようです。 スカートのラインは函館の黄色い消火栓をイメージしたユニークなデザインが取り入れられています。土曜授業: 基本的に土曜授業はありませんが、模試や講習が行われることがあります。
函館西高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部: バドミントン部: 近年、男子団体で全道大会に出場するなど目覚ましい活躍を見せています。野球部: 春季大会で支部予選のシード権を獲得するなど、夏の大会に向けてチーム力の強化を図っています。空手道部: 支部大会で多くの選手が全道大会への出場権を獲得しています。その他、陸上競技部やバスケットボール部、サッカー部など多くの運動部が活動しています。
文化部: 放送局: 全国大会の常連として知られ、数々の輝かしい実績を誇る、函館西高校を代表する部活動の一つです。アナウンスや番組制作など、本格的な活動を行っています。書道部: 書道パフォーマンスに力を入れており、地域のイベントなどで躍動感あふれる演技を披露し、高い評価を得ています。その他、吹奏楽局、美術部、写真部など、多彩な文化部があり、それぞれの分野で活発に活動しています。
イベント
西高祭（学校祭）: 毎年7月上旬に行われる最大のイベントです。 クラスごとの出店やステージ発表、そして最終日の仮装パレードは大変な盛り上がりを見せます。 特に、各クラスが制作するショートムービーの上映会は、独創性あふれる作品が多く、非常に見ごたえがあるようです。体育祭: 9月に函館アリーナを会場として2日間にわたって開催されます。 ドッジボールやバレーボール、綱引き、リレーなど多彩な種目が行われ、クラスの団結力が高まるイベントです。修学旅行: 近年では、関西方面（京都・奈良・大阪など）を訪れることが多いようです。古都の歴史や文化に触れ、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。
函館西高等学校の進学実績
国公立大学:
北海道大学や北海道教育大学、公立はこだて未来大学、釧路公立大学、名寄市立大学など、道内を中心とした国公立大学に合格者を輩出しています。 私立大学:
北海学園大学や北海道科学大学をはじめとする道内の私立大学への進学者が多い傾向にあります。 また、道外の私立大学へ進学する生徒もいます。 その他:
看護・医療系の専門学校への進学者が多いのも特徴の一つです。 市立函館病院高等看護学院や函館厚生院看護専門学校などが主な進学先として挙げられます。 また、公務員や民間企業への就職にも対応しています。 進学サポート:
長期休暇中の講習や放課後の補習が充実しており、生徒のやる気を力強くサポートしています。 また、探究活動やキャリア教育を通じて、生徒が自らの将来について深く考える機会を多く設けています。
函館西高等学校の特長・アピールポイント
最高のロケーションと歴史ある校舎:
函館山の麓、元町の観光エリアに位置し、教室からは函館港を一望できます。 周辺には教会や旧公会堂などの歴史的建造物が点在し、まるで映画の舞台のような環境で高校生活を送ることができます。 生徒の自主性を育む「単位制」:
自分の興味や進路に合わせて科目を選択できる単位制を導入しています。 自分だけの時間割を作ることで、主体的に学ぶ姿勢が身につきます。 全国レベルで活躍する部活動:
特に放送局は全国大会の常連として有名です。書道部やバドミントン部なども高い実績を誇り、文武両道を実現できる環境が整っています。 地域と連携した探究活動:
「西高Well-being共創プロジェクト」と名付けられた探究活動に力を入れています。 函館の街をフィールドに、地域の課題発見や魅力発信に取り組むなど、実践的な学びを深めることができます。 学校全体が一つになる「西高祭」:
生徒が主体となって企画・運営する学校祭は、地域でも評判の盛り上がりを見せます。 特にクラス対抗で制作するショートムービーや仮装パレードは、高校生活一番の思い出になることでしょう。
函館西高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「自由な校風で、のびのびと高校生活が送れる」という声が非常に多いです。 「学校祭や体育祭などの行事がとても楽しく、クラスの団結力が深まる」 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる。講習などのサポートも手厚い」 「景色がとにかく最高。毎日きれいな景色を見ながら通学できるのは贅沢」 「部活動が盛んで、目標に向かって仲間と頑張れる環境がある」
気になる点: 「校舎までの坂道がとにかくきつい。特に冬は滑るので大変」という意見は多くの口コミで見られます。 「自由な校風な分、自分から行動しないと何も始まらない。自己管理能力が問われる」 「施設が全体的に少し古いと感じる部分がある」 「進学に力を入れたい人にとっては、周りの雰囲気に流されてしまう可能性がある」
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス: 函館市電 「末広町」電停から徒歩約5〜8分 函館バス 「西高前」バス停からすぐ 函館山ロープウェイ 「山麓駅」から徒歩約7分
通学エリア:
函館市内全域から生徒が通学していますが、特に市電やバスの路線が便利な函館駅周辺や西部地区、湯川方面からの通学者が多いようです。また、近隣の北斗市や七飯町からJRを利用して通学する生徒もいます。 学校は坂の上にあるため、最寄り駅や電停から少し歩く必要があります。
函館西高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
