別府溝部学園高等学校は、大分県別府市にある、一人ひとりの個性を大切にし、将来の夢を実現するための多様な学びを提供する私立高校です。普通科に加え、食物科や看護科といった専門性の高い学科が設置されており、専門的な知識や技術を高校時代から深く学ぶことができます。長い歴史と伝統の中で、「生徒一人ひとりを大切に、個性や能力に応じた教育」をモットーに、心身ともに健全な人材の育成を目指しています。
別府溝部学園高等学校の基本情報
別府溝部学園高等学校の偏差値・難易度・併願校
看護科:48 普通科:40 食物科:39
別府溝部学園高等学校に設置されている学科・コース
普通科 2年次から「進学コース」「情報ビジネスコース」「福祉コース」「ライフデザインコース」の4つのコースに分かれます。 進学コース :大学進学を目指し、5教科を中心に基礎から応用まで徹底的に学びます。国公立大学や難関私立大学への進学も視野に入れたカリキュラムが組まれています。情報ビジネスコース :コンピュータの高度な技術やビジネスマナーを習得します。多くの資格取得に挑戦し、社会で即戦力となる人材を目指します。福祉コース :社会福祉の基礎を学び、介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)の取得を目指します。高齢者福祉施設での実習など、実践的な学びが豊富です。ライフデザインコース :「衣・食・住」について総合的に学び、豊かな生活をデザインする力を養います。被服製作や食物調理など、実習を通して実践的な技術を身につけます。
食物科 卒業と同時に調理師免許が取得できる、食のプロフェッショナルを目指す学科です。 和・洋・中・製菓と幅広いジャンルの調理技術を、プロの指導のもとで学びます。 校内コンテストや「高校生レストラン」といった実践の場も豊富です。
看護科 最短5年間の一貫教育で看護師を目指すことができる学科です。 高校3年間と専攻科2年間で、看護の専門知識と技術を学び、国家試験合格を目指します。病院などでの臨地実習も充実しています。
別府溝部学園高等学校の特色・校風
校風・雰囲気 :「自主・自立」「アットホーム」「専門性」といったキーワードで表現できます。生徒の自主性を重んじつつも、先生方のサポートが手厚いのが特徴です。宿題の量 :学科やコース、個人の進路目標によって異なりますが、専門的な学習が多いため、日々の予習・復習は欠かせないようです。特に看護科は学習量が多いという声があります。校則 :他の高校と比較すると、校則は標準的か、やや厳しいという意見が見られます。特に頭髪や服装に関する指導は、社会に出るための準備として、きちんと行われているようです。スマートフォンの使用については、校内でのルールが定められており、マナーを守った使用が求められます。生徒たちの雰囲気 :真面目で落ち着いた生徒が多い印象です。自分の夢に向かってコツコツと努力する生徒が多く、お互いに高め合える環境があるようです。アルバイト :原則として禁止されていることが多いですが、家庭の事情などにより許可される場合もあるようです。学校への確認が必要です。制服 :2019年度にリニューアルされた制服は、機能性とデザイン性を兼ね備えており、生徒からの評判は良いようです。土曜授業 :月に1回程度、土曜日に授業や行事が行われることがあります。
別府溝部学園高等学校の部活動・イベント
部活動
特に実績が豊富な部活動 卓球部 :男女ともに県内トップレベルの実力を誇り、全国大会の常連です。専用の卓球場も完備されています。バスケットボール部(男子) :県総体で準優勝するなど、九州大会へも出場する強豪校です。陸上競技部 :女子走幅跳で全国大会に出場するなど、個人でも高い実績を持つ選手が在籍しています。
文化部 食物科 の生徒が中心となる「調理部」は、各種コンクールに参加したり、「高校生レストラン」としてイベントに出店したりと、実践的な活動を行っています。その他にも、書道部やコンピュータ部、ボランティア部など、様々な文化部が活動しています。
イベント
体育大会 :9月に行われる体育大会は、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げ、大きな盛り上がりを見せます。溝部学園祭(文化祭) :10月に行われる文化祭は、以前は各学校法人で別々に開催されていましたが、近年では幼稚園から高校、短大、専門学校まで合同で「ALL溝部学園祭」として開催されることもあり、地域でも評判の大きなイベントとなっています。 食物科による本格的な料理の販売や、各クラス・文化部による展示やステージ発表など、見どころが満載です。修学旅行 :2年生の10月に実施され、生徒たちにとって高校生活一番の思い出となります。 行き先は年度によって異なりますが、仲間との絆を深める貴重な機会です。その他 :強歩大会やクラスマッチ、食物科のかつらむき大会やワンプレート大会、看護科の戴帽式など、溝部学園ならではのユニークな行事がたくさんあります。
別府溝部学園高等学校の進学実績
国公立大学 看護科(専攻科)からは、埼玉県立大学(保健医療福祉学部看護学科)への3年次編入学といった実績があります。 普通科進学コースからも、国公立大学を目指す生徒がいます。
難関私立大学 明治大学、立教大学、法政大学、関西学院大学、立命館大学など、全国の有名私立大学への合格実績があります。
その他、進学者が多い大学や専門学校、就職 系列の別府大学や別府溝部学園短期大学への進学のほか、九州内の私立大学への進学者が多い傾向にあります。 専門学校へは、看護・医療系、調理・栄養系、美容系、情報系など、それぞれの学科で学んだ専門知識をさらに深めるための進学が目立ちます。 就職に関しても、ホテルや病院の調理師、福祉施設など、学校で取得した資格や専門技術を活かせる企業への就職実績が多数あります。
進学実績に結びつく取り組み 普通科進学コースでは、大学受験に対応した補習や個別指導を計画的に行い、生徒一人ひとりの学力向上をサポートしています。 また、学校推薦型選抜や総合型選抜を目指す生徒には、小論文や面接の指導も丁寧に行っています。
別府溝部学園高等学校の特長・アピールポイント
卒業と同時に国家資格が取得可能 食物科では「調理師免許」、普通科福祉コースでは「介護職員初任者研修」の資格を卒業と同時に取得できます。 高校在学中に専門職への第一歩を踏み出せるのは大きな魅力です。
最短5年で看護師を目指せる一貫教育 看護科と専攻科を合わせた5年間の教育で、看護師国家試験の受験資格を得ることができます。 質の高い教育と充実した実習で、毎年高い国家試験合格率を誇ります。
「高校生レストラン」など実践的な学びの場が豊富 食物科の生徒たちが運営する「高校生レストラン」は、地域イベントなどにも出店し、実践的な調理技術や接客、経営について学ぶ貴重な機会となっています。
充実した奨学金制度 学力やスポーツ・文化活動で優れた生徒を対象とした「特別奨学生制度」があり、入学金や授業料が免除・減免されます。 経済的な負担を軽減し、安心して学業に専念できる環境が整っています。
安心・快適な学生寮を完備 遠方からの生徒のために、男子寮と女子寮が完備されています。 栄養バランスの取れた食事も提供され、規則正しい生活の中で勉学や部活動に打ち込めます。
スクールバスの運行 別府市内だけでなく、大分市や国東市方面へもスクールバスを運行しており、遠方からの通学もサポートしています。
ユニークな施設「足湯」 温泉地・別府ならではの施設として、校内に「ひめやまの湯」という足湯があります。 生徒たちの憩いの場となっています。
別府溝部学園高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「将来の夢が明確な人には最高の環境。専門的な知識や技術が高校から学べる」 「先生方が親身になって相談に乗ってくれるので、勉強や進路の不安が解消された」 「資格取得のサポートが手厚い。たくさんの資格にチャレンジできた」 「体育大会や文化祭などの行事がとても盛り上がり、クラスの団結力が強まる」 「施設が綺麗で、特に調理実習室や看護実習室の設備が整っている」
気になる点 「専門学科は実習や課題が多く、勉強は楽ではない」 「校則が少し厳しいと感じることがある。特に頭髪検査は厳しい」 「駅から少し歩くので、雨の日は少し大変」 「普通科は2年生からコースに分かれるが、もっと早くから専門的なことを学びたい人もいるかもしれない」
アクセス・通学
最寄り駅 JR日豊本線「亀川駅」から徒歩約15分
バス 亀の井バス:「別府溝部学園短大前」バス停下車、徒歩約5分 大分交通:「亀川新川」バス停下車、徒歩約10分
スクールバス 大分市方面、国東市方面、別府市内線の3路線が運行されています。
別府溝部学園高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

