大阪府立北千里高等学校は、緑豊かな千里ニュータウンに位置し、落ち着いた環境で学習に打ち込めることで評判の高校です。1978年の開校以来、「強く、正しく、明るく」を校訓に掲げ、生徒一人ひとりの個性を伸ばす教育を実践してきました。進学指導にも力を入れており、多くの生徒が国公立大学や難関私立大学へと羽ばたいています。
大阪府立北千里高等学校の基本情報
大阪府立北千里高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値 普通科:61
難易度
北千里高校の偏差値61は、大阪府内の公立高校の中では上位に位置します。同じくらいの偏差値の高校としては、公立では箕面高校(グローバル科)、三島高校、槻の木高校などがあります。私立では、関西大倉高等学校(総合コース)や追手門学院高等学校(Ⅰ類)などがよく比較されます。 合格に必要な内申点の目安は、中学校の成績評価にもよりますが、5段階評価で平均4以上は目指したいところです。日々の授業態度や提出物をしっかりこなし、定期テストで安定した成績を収めることが合格への近道と言えるでしょう。 主な併願校
大阪府の公立高校入試では、専門学科などを除き、基本的に1校しか受験できません。そのため、北千里高校を第一志望とする受験生の多くは、併願として私立高校を受験します。
よく併願先として選ばれるのは、関西大学第一高等学校、関西大倉高等学校、早稲田摂陵高等学校、追手門学院高等学校、金光大阪高等学校などです。自分の学力や校風の好みなどを考慮して、慎重に併願校を選びましょう。
大阪府立北千里高等学校に設置されている学科・コース
普通科 どんなことを学ぶ場所? :1年生では全員が共通の科目を学び、基礎学力を徹底的に固めます。2年生からは、それぞれの進路希望に応じて「文型」「理型」の2つの類型に分かれます。さらに3年生になると、「文型」「理型」に加えて、看護・医療系などに対応した「文理型」も選択可能となり、より専門的な学習を進めていきます。どんな生徒におすすめ? :国公立大学や難関私立大学への進学を考えている人はもちろん、「まだ将来の夢がはっきり決まっていない」という人でも、2年生からの類型選択でじっくり自分の進路と向き合うことができるので安心です。
大阪府立北千里高等学校の特色・校風
校風キーワード :生徒主体、落ち着いた雰囲気、文武両道
宿題の量 :「課題が多い」という声が比較的多く見られます。しかしこれは、先生方が生徒一人ひとりの学力向上を真剣に考えていることの表れとも言えるでしょう。計画的に学習を進める習慣が身につきそうです。校則 :他の高校と比較して、校則は比較的緩やかだという評判です。休み時間にスマートフォンが使用できるのは、多くの生徒にとって嬉しいポイントのようです。髪型についても、体育祭や文化祭などではアレンジを楽しむことができるなど、自由度の高さがうかがえます。ただし、アルバイトは原則禁止ですが、申請すれば可能です。生徒たちの雰囲気 :全体的に真面目で落ち着いた生徒が多いようです。「いじめはほとんど聞いたことがない」という声もあり、穏やかな学校生活を送りたい人にはぴったりの環境と言えそうです。明るく活発な生徒ももちろんいますが、皆がのびのびと過ごせる雰囲気があります。制服の評判 :制服については、残念ながら「少し地味」「ダサい」といった意見が目立ちます。男子は伝統的な学ラン、女子は紺色のブレザーに緑色のリボン(通称「ネギリボン」)というデザインです。しかし、着こなしを工夫したり、シンプルなデザインを好む生徒もいるようです。土曜授業 :正規の授業は土曜日にはありません。ただし、定期テスト前などには自習室が開放されることがあります。
大阪府立北千里高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 :特に陸上競技部や男子硬式テニス部などが、大会で実績を残しているようです。ハンドボール部も人気があり、仲間との絆を深めながら練習に打ち込んでいる様子がうかがえます。文化部 :ダンス部は地域のイベントにも積極的に参加し、高いパフォーマンスで観客を魅了しています。その他にも吹奏楽部や軽音楽部など、文化部の活動も活発です。
イベント
文化祭 :毎年9月に行われる文化祭は、演劇や模擬店などで大変な盛り上がりを見せます。各クラスが趣向を凝らした出し物で競い合い、学校全体が一体となります。体育祭 :6月に開催される体育祭も、学校を挙げての一大イベントです。学年やクラス対抗で様々な競技に熱中し、生徒たちの歓声がグラウンドに響き渡ります。修学旅行 :2年生の秋には修学旅行があります。行き先は沖縄や北海道などで、仲間との絆を深める貴重な体験となります。
大阪府立北千里高等学校の進学実績
国公立大学 :大阪大学、神戸大学、大阪公立大学などの地元の難関大学をはじめ、全国の国公立大学に合格者を出しています。難関私立大学 :関西の難関私立大学群である「関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)」には、毎年多くの生徒が進学しています。特に、関西大学や立命館大学への合格者数が多くなっています。その他 :近畿大学や龍谷大学といった人気の私立大学にも多数の合格実績があります。
大阪府立北千里高等学校の特長・アピールポイント
落ち着いた学習環境
千里北公園に隣接し、緑豊かな自然に囲まれた静かな環境で、日々の学習に集中することができます。大阪大学などの教育研究機関も近くにあり、アカデミックな雰囲気が漂っています。 きめ細やかな進路対応カリキュラム
2年生から文系・理系、3年生ではさらに文理型へと分かれる類型選択制により、生徒一人ひとりの多様な進路希望に柔軟に対応できるカリキュラムが組まれています。 活発な国際交流
台湾の永春高級中学と姉妹校提携を結んでおり、毎年交互に訪問しホームステイなどを通じて交流を深めています。また、希望者は夏休みにオーストラリアでの語学研修にも参加できます。 生徒主体で盛り上がる学校行事
文化祭や体育祭などの学校行事は、生徒が主体となって企画・運営されます。この経験を通して、自主性や協調性を育むことができます。 充実したICT環境と施設
生徒用に41台のPCが設置されたLAN教室や、大きなプロジェクターを備えた探求教室など、ICT設備が整っています。これらを活用したグループ学習なども活発に行われています。
大阪府立北千里高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が親身になって相談に乗ってくれるので、勉強のことも進路のことも安心して相談できます。」 「いじめなどの話をほとんど聞かず、みんなが落ち着いて学校生活を送っている印象です。」 「行事は生徒が中心になって作り上げるので、とても楽しく、クラスの団結力が強まります。」 「休み時間にスマホが使えるのは嬉しいポイント。友達と写真を撮ったりして楽しんでいます。」 「部活動が盛んで、勉強と両立しながら青春を謳歌できます。」
気になる点 「制服が正直あまり可愛くない(かっこよくない)という声が多いです。」 「真面目な生徒が多い反面、派手な高校生活をイメージしていると少し物足りないかもしれません。」 「駅から少し歩くので、雨の日などは少し大変です。」 「課題の量が他の高校に比べて多いと感じることがあります。」 「校舎や施設が全体的に少し古いという意見があります。」
アクセス・通学
阪急千里線「北千里」駅 から北へ徒歩約15分北大阪急行・大阪モノレール「千里中央」駅 から阪急バス(約10分)で「藤白台五丁目」バス停下車、南へ約200m
大阪府立北千里高等学校受験生へのワンポイントアドバイス