北海道札幌東商業高等学校は、札幌市厚別区の副都心に位置し、60年以上の歴史と伝統を誇る道立の商業高校です。「東商(とうしょう)」の愛称で親しまれ、これまでに多くの卒業生を社会に送り出してきました。商業の専門知識や技術を深く学べるだけでなく、豊かな人間性を育む「人づくり」を教育理念に掲げているのが、この札幌東商業高等学校の大きな特長です。

商業高校と聞くと「就職」のイメージが強いかもしれませんが、現在の札幌東商業高等学校では、卒業生の約3分の2が進学の道を選んでいます。もちろん、質の高い学びを活かして即戦力として社会で活躍する道も力強くサポートしており、進学と就職、どちらの夢も叶えられる多様な可能性に満ちた学校です。

この記事では、そんな札幌東商業高等学校の具体的な魅力について、偏差値や学科の特色、学校生活の様子まで、進学アドバイザーの視点から分かりやすく解説していきます。未来の選択肢を広げたいと考えている中学生の皆さんにとって、きっと新しい発見があるはずです。

北海道札幌東商業高等学校の基本情報

以下に札幌東商業高等学校の基本的な情報をまとめました。

項目 内容
正式名称 北海道札幌東商業高等学校
公立/私立の別 公立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒004-0053 北海道札幌市厚別区厚別中央3条5丁目6番10号
代表電話番号 011-891-2311(事務室)
公式サイトURL http://www.sattosho.hokkaido-c.ed.jp/

北海道札幌東商業高等学校の偏差値・難易度・併願校

札幌東商業高等学校への進学を考える上で、偏差値や難易度は気になるところでしょう。ここでは具体的な数字と共に、合格に必要な力の目安を解説します。

偏差値

札幌東商業高等学校の偏差値は、設置されている4つの学科いずれも「51」前後とされています。これは北海道内の公立高校の中では中堅レベルに位置します。

  • 流通経済科:51

  • 国際経済科:51

  • 会計ビジネス科:51

  • 情報処理科:51

難易度と内申点の目安

合格に必要な内申点の目安としては、Eランク(内申点225点)あたりが一つの基準となるようです。もちろん、ランクが少し足りなくても当日の学力試験で高得点を取れれば合格の可能性は十分にあります。例えば、道コン(北海道学力コンクール)の予想では、Eランクの生徒で110点前後がボーダーラインの一つとされています。

同じくらいの偏差値の高校としては、札幌平岡高校、札幌英藍高校、札幌啓北商業高校、札幌厚別高校などがあります。これらの学校と比較検討してみるのも良いでしょう。

主な併願校

北海道の公立高校入試では、他の公立高校を併願することはできません。そのため、札幌東商業高等学校を第一志望とする受験生の多くは、私立高校を併願校として受験します。

主な併願校としては、札幌龍谷学園高等学校、北海高等学校、札幌静修高等学校、北星学園女子高等学校などが挙げられることが多いようです。自分の学力や校風などを考慮して、万が一の場合に備えた併願校選びも大切です。

北海道札幌東商業高等学校に設置されている学科・コース

札幌東商業高等学校には、それぞれ特色の異なる4つの専門学科が設置されています。自分の興味や将来の夢に合わせて、どの学科で学びたいかを考えるのが、この札幌東商業高等学校を選ぶ上での大きな楽しみの一つです。

  • 流通経済科

    • どんなことを学ぶ?:商品の企画・開発から販売、広告まで、モノやサービスが消費者に届くまでの「流れ」を学びます。マーケティングや商品開発といった実践的な授業が中心です。

    • どんな生徒におすすめ?:デパートやスーパーでの仕事、商品の企画や販売に興味がある人、人とコミュニケーションを取るのが好きな人に向いています。

  • 国際ビジネス科 (旧:国際経済科)

    • どんなことを学ぶ?:英語などの外国語運用能力を高めながら、国際的なビジネスのルールや異文化について学びます。中国語やハングルを学べる授業もあります。

    • どんな生徒におすすめ?:外国語を使って仕事をしたい人、海外の文化や経済に興味がある人、グローバルな舞台で活躍したい人におすすめです。

  • 会計ビジネス科

    • どんなことを学ぶ?:会社のお金の流れを記録・管理する「簿記」や「会計」のプロフェッショナルを目指します。企業の経営状況を数字から読み解く力を養います。

    • どんな生徒におすすめ?:公認会計士や税理士といった専門職に興味がある人、数字を扱うのが好きな人、企業の経営を支える仕事に就きたい人にぴったりです。

  • 情報処理科

    • どんなことを学ぶ?:プログラミングやデータベース、ネットワークなど、最新のコンピュータ技術を学びます。ビジネスで情報をどのように活用するか、システム設計の知識も習得します。

    • どんな生徒におすすめ?:コンピュータやIT業界に興味がある人、システムエンジニアやプログラマーを目指したい人、情報技術でビジネス課題を解決したい人に向いています。

北海道札幌東商業高等学校の特色・校風

札幌東商業高等学校は、専門知識を学ぶだけでなく、充実した高校生活を送れる環境が整っています。

校風

校風を表すキーワードとしては、「文武両道」「資格取得に強い」「実践重視」などが挙げられます。生徒たちは資格取得という明確な目標に向かって真面目に取り組む一方、学校行事や部活動にも全力で打ち込む活発な雰囲気があるようです。

学校生活の気になるポイント

  • 宿題の量:商業科目の専門的な学習が中心となるため、日々の予習・復習は欠かせませんが、宿題の量が極端に多いという声は少ないようです。特に検定試験の前は、対策の課題などが増える傾向があります。

  • 校則:頭髪の加工は禁止されていますが、服装規定を守っていれば、ごく一般的な校則のようです。スマートフォンは校内での使用が許可されており、授業の妨げにならない範囲で利用できるという口コミが見られます。

  • 生徒たちの雰囲気:女子生徒の比率が高いですが、男女共に仲が良く、クラス行事などでは団結して盛り上がるようです。将来の目標を持っている生徒が多いため、真面目で落ち着いた雰囲気があるという評判です。

  • アルバイト:許可制となっています。学校生活に支障のない範囲で、社会経験を積むことができます。

  • 制服の評判:制服はブレザータイプです。特に女子の夏服は水色のスカートが特徴的で、可愛いと評判のようです。令和4年度からは、夏にポロシャツも導入されています。

  • 土曜授業:土曜授業は基本的にありません。

北海道札幌東商業高等学校の部活動・イベント

部活動

札幌東商業高等学校は部活動が非常に盛んで、多くの部が全道大会や全国大会で活躍しています。

  • 特に有名な部活動

    • 珠算部:全国大会の常連であり、数々の輝かしい実績を誇ります。高い集中力と計算能力を身につけたい生徒に人気です。

    • バレーボール部:男女ともに強豪として知られ、全道大会で常に上位の成績を収めています。

    • 簿記部や情報処理部など商業系の部活動:日々の学習をさらに深め、全国レベルの大会で競い合うことができます。資格取得にも直結するため、専門性を高めたい生徒が多く所属しています。

運動部、文化部ともに充実しており、多くの生徒が部活動に加入し、文武両道の高校生活を送っています。

イベント

札幌東商業高等学校では、クラスの団結が深まる学校行事がたくさんあります。

  • 東商祭(学校祭):毎年大いに盛り上がる最大のイベントです。クラスごとの模擬店やステージ発表など、生徒が主体となって企画・運営します。ファッションショーを行うクラスもあるようです。

  • 体育大会:クラス対抗で様々な競技に熱中します。クラスTシャツを作成するなど、一体感を持って楽しむことができます。

  • 修学旅行(2年生):関西方面などを訪れ、歴史や文化を学びながら友人との思い出を深めます。

  • デパート販売実習:流通経済科の生徒などを中心に、実際のデパートで販売を体験する実践的な行事もあります。これは商業高校ならではの貴重な経験と言えるでしょう。

北海道札幌東商業高等学校の進学実績

「商業高校は就職」というイメージは過去のもの。札幌東商業高等学校は、進学にも非常に強い実績を持っています。

大学進学実績

近年では卒業生の約3分の2が進学しており、そのうち大学進学者は毎年75名前後います。

  • 国公立大学:小樽商科大学や富山大学など、商業の学びを活かせる大学への合格者を出しています。

  • 道内私立大学:北海学園大学、北星学園大学、北海商科大学、札幌学院大学など、地元の主要な私立大学に多数の合格者を輩出しています。

  • その他:看護系の大学や専門学校への進学者もおり、多様な進路希望に対応しています。

就職実績

就職希望者の内定率は100%を誇り、質の高い就職を実現しています。

  • 主な就職先:事務職や販売職を中心に、高校で学んだ専門知識や取得した資格を直接活かせる企業への就職が多数です。

  • 公務員:公務員試験にも強く、毎年安定して二桁の合格者を出しているのも大きな特長です。

高校での学びが社会でどう役立つかを意識した手厚い進路指導が、札幌東商業高等学校の確かな進路実績を支えています。

北海道札幌東商業高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、札幌東商業高等学校ならではの強みや魅力をまとめました。

  • 高度な資格取得への強力なサポート:日商簿記2級やITパスポート試験など、大学レベルや社会で高く評価される資格取得を学校全体でバックアップしています。検定前には放課後講習なども開かれ、先生たちが手厚く指導してくれます。

  • 4つの専門学科から未来を選べる:流通、国際、会計、情報というビジネスの主要分野を網羅した4つの学科があり、自分の興味関心に合わせて専門性を深めることができます。

  • 実践的な学習プログラム:「デパート販売実習」や企業と連携した商品開発など、教室での学びを実社会で試す機会が豊富に用意されています。

  • 高い就職内定率と質の高い就職先:長年の実績と企業からの厚い信頼により、安定した求人があり、学校斡旋での就職内定率は100%を維持しています。

  • 商業の強みを活かした大学進学:商業高校枠の推薦入試などを活用し、国公立大学や有名私立大学への進学も有利に進めることができます。

  • 社会人として必要なマナーが身につく:授業や学校生活を通じて、挨拶や言葉遣い、礼儀作法といった社会人基礎力が自然と身につきます。

  • 交通至便な立地:JRと地下鉄の「新札幌駅」から徒歩圏内という、通学に非常に便利な場所にあります。

北海道札幌東商業高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、札幌東商業高等学校での学校生活について様々な声が寄せられています。

良い点

  • 「資格は一生の財産。将来役立つ資格がたくさん取れるのが一番の魅力」という声が非常に多いです。

  • 「先生方が検定対策などで親身にサポートしてくれるので心強い」といった、指導の手厚さに対する評価が高いようです。

  • 「就職にも進学にも強く、自分の頑張り次第でどちらの道も選べるのが良い」という、進路選択の幅広さを評価する意見も目立ちます。

  • 「東商祭や体育祭などの行事が本当に楽しく、クラスの仲が深まる」と、学校行事の盛り上がりを魅力に挙げる生徒も多いです。

  • 「社会に出てから役立つビジネスマナーが自然と身についた」という卒業生からの声もあります。

気になる点

  • 「商業科目が中心なので、普通科目に比べて授業数が少ない。大学受験で普通科目が必要な場合は自分でしっかり勉強する必要がある」という意見があります。

  • 「校舎が少し古いと感じる部分がある」といった、施設に関する声も一部で見られます。

  • 「女子生徒が多いので、男子は少し物足りなさを感じるかもしれない」という声も聞かれます。

アクセス・通学

札幌東商業高等学校は、交通の便が非常に良い場所にあります。

  • 最寄り駅からのアクセス

    • JR千歳線「新札幌駅」から徒歩約8分

    • 札幌市営地下鉄東西線「新さっぽろ駅」から徒歩約10分

    • JR函館本線「厚別駅」から徒歩約12分

  • バスでのアクセス

    • JRバス・夕鉄バス「東商業高校前」バス停から徒歩約3分

札幌市内全域はもちろん、江別市や北広島市など、幅広いエリアから生徒が通学しています。駅やバスターミナルが近いので、多方面からアクセスしやすいのが特長です。

北海道札幌東商業高等学校の受験生へのワンポイントアドバイス

札幌東商業高等学校を目指す皆さんへ、進学アドバイザーとして最後に応援メッセージを送ります。

この札幌東商業高等学校は、「将来、社会で役立つ専門的なスキルを身につけたい」と強く願う生徒に特におすすめの学校です。高校生活を通して何か一つでも「これは誰にも負けない」という武器を手に入れたい、そんな意欲的なあなたを全力でサポートしてくれる環境がここにはあります。資格取得という明確な目標に向かって仲間と切磋琢磨する経験は、大きな自信と達成感を与えてくれるでしょう。

受験勉強においては、まず中学校の基礎を固めることが最も重要です。特に商業科目は数学的な考え方や国語の読解力が土台となる場面が多いので、この2教科は重点的に復習しておきましょう。そして、面接では「なぜ東商で学びたいのか」「どの学科で何を学び、将来どうなりたいのか」を自分の言葉でしっかり伝えられるように準備しておくことが合格への鍵となります。あなたの挑戦を心から応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。