名古屋市立工業高等学校は、80年以上の歴史と伝統を誇る、ものづくりを志す生徒たちのための専門高校です。「名市工(めいしこう)」の愛称で親しまれ、これからの社会を支える技術者を育むための充実した設備と、熱心な先生方の指導が魅力です。単に技術を学ぶだけでなく、「独創・進取」の精神を掲げ、自ら考え、新しいことに挑戦する力を育むことを大切にしています。
名古屋市立工業高等学校の基本情報
名古屋市立工業高等学校の偏差値・難易度・併願校
自動車科: 45情報技術科: 44機械科: 43電子機械科: 42電気科: 42環境技術科: 42
大同大学大同高等学校 名古屋工業高等学校 愛知産業大学工業高等学校 享栄高等学校
名古屋市立工業高等学校に設置されている学科・コース
機械科 – ものづくりの基本となる機械の設計や製作、制御について学びます。機械いじりが好きで、将来はメーカーなどで活躍したい人におすすめです。電子機械科 – ロボットやコンピュータ制御など、機械と電子工学を組み合わせた技術を学びます。ロボット開発やメカトロニクスに興味がある人にぴったりです。電気科 – 私たちの生活に欠かせない電気エネルギーについて、発電から応用まで幅広く学びます。電気工事士などの資格取得も目指せ、インフラを支える仕事に興味がある人におすすめです。情報技術科 – プログラミングやネットワーク、AIなど最先端のIT技術を学びます。ゲームやアプリ開発、システムエンジニアを目指したい人に最適です。環境技術科 – 環境問題の解決に貢献するため、化学分析や環境保全の技術を学びます。環境分析や新素材開発など、地球の未来を守る仕事に興味がある人におすすめです。デザイン科 – 製品のデザインやWebデザインなど、工業製品に関わるデザインの知識と技術を学びます。アイデアを形にすることが好きで、クリエイティブな仕事を目指す人におすすめです。セラミック科 – 焼き物やガラス、電子部品など、セラミック材料に関する専門知識を学びます。全国の公立高校で唯一の学科で、伝統工芸から先端材料まで興味がある人におすすめです。
名古屋市立工業高等学校の特色・校風
校風のキーワード: 専門性の追求、実践重視、落ち着いた雰囲気、資格取得に積極的宿題の量: 専門科目に関するレポートや課題が出されることがありますが、量は標準的という声が多いようです。計画的に進めることが大切になります。校則: 他の高校と比較すると、校則はやや厳しいという意見が見られます。特に頭髪や服装に関する指導は、社会に出るための準備として、きちんとしているようです。スマートフォンの使用は、校内では原則禁止ですが、ルールを守って使用している生徒もいるようです。生徒たちの雰囲気: ものづくりが好きな生徒が集まっているため、共通の話題で盛り上がれる仲間が見つかりやすい環境です。全体的に真面目で、自分の興味がある分野に熱中する生徒が多いようです。アルバイト: 原則として禁止されていますが、家庭の事情などにより許可を得て行っている生徒もいるようです。制服: 2021年度から新しいデザインの制服に変更されました。 ブレザータイプで、機能性や着心地も考慮されており、評判は良いようです。土曜授業: 基本的に土曜授業はありません。
名古屋市立工業高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部: ラグビー部は県内でも強豪として知られ、花園を目指して日々厳しい練習に励んでいます。野球部も甲子園出場を目標に掲げ、熱心に活動しています。 その他、バスケットボール部、バレーボール部、サッカー部、ソフトテニス部など、多くの運動部が県大会出場などを目指して頑張っています。文化部: 模型部は、文化祭で展示される精巧なジオラマ製作で有名です。 ロボット部は、様々な競技会で上位入賞を目指し、設計から製作、プログラミングまでを行っています。eスポーツ部や写真部、美術部などもあり、文化的な活動も盛んです。
イベント
市工祭(文化祭): 毎年秋に開催される文化祭は、最大のイベントです。 各学科の特色を活かした専門的な展示や、クラスごとの企画、部活動の発表など、見どころが満載です。 特に、工業高校ならではの「ものづくり」を体験できる企画は、中学生や地域の人々からも人気を集めています。体育祭: 6月に行われる体育祭は、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。 学年や学科を超えて学校全体が一体となり、大きな盛り上がりを見せます。修学旅行: 2年生の秋に実施され、行き先は年によって異なりますが、沖縄など国内の様々な場所を訪れます。仲間との絆を深める貴重な機会となっています。その他: 1年生の校外学習や球技大会など、年間を通して様々な行事が計画されています。
名古屋市立工業高等学校の進学実績
就職: 毎年、卒業生数を大幅に上回る数の求人が寄せられ、就職率はほぼ100%を誇ります。 トヨタ自動車をはじめとする大手企業や、地元の優良企業への就職実績が多数あります。学校で学んだ専門性を直接活かせる職場で、即戦力として活躍する卒業生が多いです。国公立大学: 豊橋技術科学大学など、工業系の大学へ進学する生徒がいます。私立大学: 指定校推薦制度が充実しており、愛知工業大学、名城大学、中部大学、大同大学など、多くの大学への進学実績があります。専門学校: トヨタ名古屋自動車大学校や中日本航空専門学校など、より専門的な技術を深めるために専門学校へ進学する生徒も多くいます。
名古屋市立工業高等学校の特長・アピールポイント
7つの専門学科から選べる多様性: 機械、電気、情報、デザインなど、幅広い分野の専門学科が揃っており、自分の「好き」や「得意」をとことん追求できる環境です。(※2025年度より6学科に改編予定)充実した実習設備と実践的な学び: 各学科には、企業で実際に使われているような本格的な機械や最新の設備が整っています。実習中心の授業で、即戦力となる実践的な技術が身につきます。高い就職率と大手企業への実績: 毎年、生徒数をはるかに超える求人があり、就職率はほぼ100%です。 地元の大手企業をはじめ、多くの優良企業から高い評価を得ています。資格取得への強力なサポート: 危険物取扱者や電気工事士、ITパスポートなど、将来に役立つ様々な資格の取得を学校全体でバックアップしています。企業や地域との連携: 企業での実習を体験できる「デュアルシステム」や、地域の企業と連携した研究など、社会とつながる学びの機会が豊富に用意されています。「市工祭」に代表される活気ある学校行事: 文化祭である「市工祭」は、各学科の専門性を活かした展示や企画で大変盛り上がります。 生徒が主体となって創り上げる行事を通して、協調性や達成感を味わうことができます。80年以上の歴史と伝統: 長年にわたり多くの技術者を社会に送り出してきた歴史と実績があり、卒業生のネットワークも強みの一つです。
名古屋市立工業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「専門的な知識や技術がしっかり身につく。就職に非常に強く、大手企業への道も開かれている」という声が最も多く聞かれます。 「資格取得のサポートが手厚く、将来のために多くの資格に挑戦できる環境が良い」と評価されています。 「同じ目標を持つ仲間が多く、お互いに高め合いながら学校生活を送れる」といった、友人関係の良さを挙げる声もあります。 「先生方が専門分野に詳しく、熱心に指導してくれる」という意見も多く見られます。 「市工祭などの行事がとても盛り上がり、クラスの団結が深まる」と、学校行事の楽しさを評価する声も多いです。
気になる点: 「校則が他の高校に比べて少し厳しいと感じることがある」特に頭髪や服装に関する指導についての意見が見られます。 「専門科目の勉強は、予習・復習が欠かせず、楽ではない」という声もあります。意欲がないと授業についていくのが大変かもしれません。 「施設や設備が少し古い部分もある」という指摘もありますが、専門的な実習に必要な機材は充実しているようです。 「学科によっては男女比に偏りがある」ため、気になる人は事前に確認しておくと良いでしょう。 「最寄り駅から少し歩く」というアクセスに関する意見も一部で見られます。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス: 名古屋臨海高速鉄道あおなみ線「中島」駅下車、徒歩約5分 名古屋臨海高速鉄道あおなみ線「南荒子」駅下車、徒歩約8分 名古屋市営バス「市立工業高校」バス停下車、徒歩約3〜5分
名古屋市立工業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス