埼玉県立坂戸高等学校は、文武両道を掲げ、地域に愛されながら国際感覚豊かな人材を育てることを目指している共学の公立高校です。普通科と外国語科を設置しており、特に外国語教育に力を入れているのが大きな特徴です。生徒一人ひとりの進路実現に向けて、きめ細やかな指導が行われています。
坂戸高等学校の基本情報
坂戸高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値・難易度
普通科:54 外国語科:55
主な併願校
山村学園高等学校 西武台高等学校 浦和学院高等学校
坂戸高等学校に設置されている学科・コース
普通科
1年次は共通科目を学び、2年次から文系・理系に分かれて学習を進めます。3年次には多様な選択科目が用意されており、一人ひとりの進路希望に合わせたきめ細やかな学習が可能です。 外国語科
英語教育に特化した学科で、普通科の約1.6倍の英語の授業時間が確保されています。 ネイティブのALT(外国語指導助手)が2名常駐し、少人数での授業も多く取り入れられています。 2年生からは第二外国語(フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語)も選択でき、国際的な視野を広げたい生徒におすすめです。
坂戸高等学校の特色・校風
校風・雰囲気
生徒たちは真面目で、何事にも一生懸命取り組む姿勢が見られます。 普段は和やかな雰囲気ですが、行事や部活動ではクラスや部が一丸となって盛り上がります。 校則
他の高校と比較して、校則は緩やかだという声が多いようです。 スマートフォンの使用に関しても、比較的自由度が高いとされています。 ただし、服装については、男子は学ランの第一ボタンを留める、女子はスカート丈など、一定の規定があります。 アルバイトは原則として禁止されていますが、長期休暇中などに許可を得て行っている生徒もいるようです。 学習面
授業は1コマ45分間の7時間授業という特色ある時間割です。 これにより、週34単位時間を確保し、主要教科の授業時間を増やすことで学力向上を図っています。 課題の量は多いと感じる生徒もいるようですが、自習室や図書室など、集中して学習に取り組める環境が整っています。 土曜授業は基本的にありません。 制服
男子は伝統的な黒の学生服(学ラン)、女子は紺色のブレザーです。 デザインについては「地味」という意見もありますが、清楚で高校生らしいと好意的に受け止める声もあります。
坂戸高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部
18の運動部があり、特に剣道部やソフトボール部は県内でも上位レベルの実力を持っています。 近年では野球部が秋季埼玉県大会でベスト8に進出するなど、他の部も活発に活動しています。 文化部
14の文化部があり、全国レベルで活躍する部も少なくありません。 特に科学部は文部科学大臣賞の受賞歴があり、美術部やギター部、放送部、アウトドア部なども全国大会へ出場しています。
イベント
やなぎ祭(文化祭)
毎年8月下旬から9月上旬に開催される文化祭は、地域からも多くの来場者を集める一大イベントです。 クラスごとの出し物や文化部の発表、有志によるステージなどで大変盛り上がります。 中でも、クラス対抗でダンスパフォーマンスを競う「ダンシング・フェスティバル」は圧巻で、やなぎ祭の目玉となっています。 体育祭
6月に行われる体育祭は、生徒主導で運営される本気の勝負の場です。 クラスごとに手作りのワッペンを体育着につけて団結力を高め、大縄跳びや各種リレーなどの競技に全力で取り組みます。 修学旅行
2年生の11月には修学旅行が実施されます。 近年は沖縄を訪れることが多いようです。
坂戸高等学校の進学実績
主な大学進学実績(2023年度)
国公立大学
埼玉大学、埼玉県立大学、群馬大学など、8人が合格しています。 難関私立大学
早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、ICUといった難関私立大学に3人が合格しています。 また、GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)には合計55人が合格しています。 その他の進路
最も多くの生徒が進学するのは東洋大学で、その他にも日本大学、駒澤大学、専修大学といった大学への進学者が多い傾向があります。 また、専門学校への進学や就職を選ぶ生徒もいます。
進学サポート
坂戸高等学校の特長・アピールポイント
特色ある45分×7時間授業
1日の授業時間を確保しつつ、1コマごとの集中力を維持しやすい独自の授業スタイルで、効率的な学習をサポートします。 充実した外国語教育
外国語科だけでなく、普通科の生徒もALTとの交流機会が豊富です。オーストラリアの姉妹校との相互交流や語学研修など、実践的な語学力を身につけるプログラムが用意されています。 全国レベルの部活動
科学部や美術部、ギター部などが全国大会で活躍しているほか、多くの部活動が活発に活動しており、文武両道を実現できる環境です。 生徒が主役の学校行事
文化祭の「ダンシング・フェスティバル」や体育祭など、生徒会や実行委員会が中心となって作り上げる行事は、学校生活を彩る大きな魅力です。 きめ細やかな進路指導
進学補講や進路講演会など、生徒一人ひとりの「第一志望を堅持する」という方針のもと、手厚いサポート体制が整っています。 地域との連携
隣接する小学校との交流事業を年間を通して行っており、地域に開かれた学校として愛されています。
坂戸高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点
「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」「行事が本当に楽しく、クラスの団結力が深まる」といった、学校生活の充実度に関するポジティブな意見が多く見られます。 「校則が緩やかで、自由な雰囲気がある」「部活動が盛んで、勉強と両立しながら打ち込めるものが見つかる」という点も高く評価されています。 「45分授業なので集中しやすい」という、独自の授業形式を評価する声もあります。
気になる点
「自称進学校で、課題やテストが多いと感じることがある」という意見があります。 「制服が少し地味」「施設の古さが気になる」といった声も一部で見られます。 最寄り駅からのアクセスについて、「徒歩だと少し遠い」と感じる生徒もいるようです。
アクセス・通学
電車を利用する場合 東武東上線「北坂戸駅」東口から徒歩約13〜15分
通学エリア
坂戸高等学校受験生へのワンポイントアドバイス