埼玉県立松山女子高等学校は、1926年(大正15年)に創立され、100年近い歴史と伝統を誇る県立の女子高等学校です。「松女(まつじょ)」の愛称で親しまれ、その品格ある落ち着いた校風は「凛として善美に輝く」という生徒像に象徴されています。長きにわたり、地域社会で活躍する多くの卒業生を輩出してきました。
埼玉県立松山女子高等学校の基本情報
埼玉県立松山女子高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:55
埼玉県立松山女子高等学校に設置されている学科・コース
普通科 特進クラス :国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指すクラスです。総合クラスより授業時間数が多く、週2回7時間授業が実施されます。少人数授業や長期休業中の補講なども充実しており、高い学習意欲を持つ生徒におすすめです。総合クラス :1・2年次で基礎学力を固め、3年次で文系・理系に分かれてそれぞれの進路希望に応じた科目を選択します。幅広い進路に対応できるカリキュラムが組まれています。
埼玉県立松山女子高等学校の特色・校風
校風のキーワード :落ち着いた雰囲気、文武両道、凛として輝く宿題の量 :口コミによると、数学や英語は毎時間宿題が出るなど、量は決して少なくないようです。予習復習をしっかり行う習慣が求められると言えるでしょう。校則 :「校則は厳しい」という声が多く見られます。特にスカート丈は膝下という伝統があり、生徒たちが自主的に守っているようです。化粧やピアス、髪染めも禁止されており、定期的に検査があります。スマートフォンは授業中や全校集会中は電源を切る必要がありますが、休み時間などの使用は可能なようです。生徒たちの雰囲気 :女子校ならではの活気があり、生徒が主体となって行事を運営するなど、エネルギッシュな雰囲気があるようです。「生徒の雰囲気が良すぎる」というポジティブな口コミも見られます。アルバイト :家庭の事情などやむを得ない場合は許可制で可能です。長期休み中は届け出をすれば認められる傾向にあります。制服の評判 :伝統的なセーラー服で、冬服は紺色、夏服は白のセーラー服です。品格のあるデザインは、生徒や保護者からも評判が良いようです。土曜授業 :隔週で土曜授業が実施されています。
埼玉県立松山女子高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 書道部 :映画『書道ガールズ!! わたしたちの甲子園』のモデルになったことでも知られ、文化祭での書道パフォーマンスは大変な人気を博しています。全国高校総合文化祭で特別賞を受賞するなど、輝かしい実績を誇ります。音楽部 :全日本合唱コンクール全国大会で5年連続金賞を受賞するなど、全国トップレベルの実力です。陸上競技部 :インターハイや関東大会に出場する選手を輩出しています。箏曲部 :全国高等学校総合文化祭で優良賞(ベスト8)に輝いた実績があります。
イベント
松女祭(文化祭) :毎年9月に行われる文化祭は、書道部のパフォーマンスをはじめ、各クラスや部活動の企画で大変盛り上がります。近隣の松山高校や東京農業大学第三高等学校との生徒会コラボ企画なども行われることがあります。体育祭 :10月に開催され、特に3年生が中心となる応援合戦は質が高く、見応えがあります。修学旅行 :2年生の11月に実施され、沖縄などを訪れることが多いようです。その他のイベント :マラソン大会(1・2年)、水泳大会(3年)、球技大会、芸術鑑賞会(3年に一度)など、年間を通して様々な行事が開催されます。
埼玉県立松山女子高等学校の進学実績
国公立大学 :埼玉大学、埼玉県立大学、群馬大学、お茶の水女子大学、東京学芸大学などへの合格実績があります。難関私立大学 :GMARCH(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政)や、津田塾大学、東京女子大学、日本女子大学といった難関女子大学にも多数の合格者を出しています。その他 :日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学などの大学や、看護医療系の専門学校へ進学する生徒も多いです。
埼玉県立松山女子高等学校の特長・アピールポイント
100年近い歴史と伝統 :大正時代から続く伝統校としての品格と、落ち着いた校風が最大の魅力です。「凛として輝く」女性の育成 :校訓にもなっているこの言葉を目標に、品格と知性を兼ね備えた女性を育てる教育を実践しています。全国レベルで活躍する部活動 :書道部や音楽部をはじめ、多くの部活動が全国や関東の舞台で輝かしい成績を収めています。生徒主体の活気ある学校行事 :文化祭や体育祭など、生徒たちが中心となって創り上げるイベントは、学校生活を豊かに彩ります。特進クラスの設置 :難関大学を目指す生徒のために、授業時間数を増やし、少人数指導や手厚い補講を行う特進クラスが設置されています。充実した進路指導 :大学進学が約7割を占める中、生徒一人ひとりの希望に合わせたきめ細かい進路サポートを行っています。国際理解教育の推進 :隔年でオーストラリア海外授業体験を実施するなど、国際的な視野を育む機会も設けられています。
埼玉県立松山女子高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「女子だけの環境なので、気兼ねなくのびのびと過ごせる」 「行事が本当に楽しく、クラスの団結力が強い」 「部活動に打ち込みたい人には最高の環境」 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」 「伝統あるセーラー服が可愛い」 「生徒の雰囲気が良く、一生の友達ができる」
気になる点 「校則が他の高校に比べて厳しいと感じる」 「駅から学校までの歩道が狭く、交通量が多い」 「施設が全体的に少し古いという意見がある」 「宿題や課題が多く、勉強は大変」
アクセス・通学
最寄り駅 :東武東上線「東松山駅」西口から徒歩約8〜9分バスを利用する場合は、「松山女子高校」バス停で下車すると徒歩3〜4分です。
埼玉県立松山女子高等学校受験生へのワンポイントアドバイス