大分南高等学校は、大分市南部の閑静な住宅街に位置し、落ち着いた環境の中で勉学や部活動に励むことができる県立高校です。1983年に設立された歴史ある学校で、通称「南(みなみ)」や「南高(みなみこう)」として地域から親しまれてきました。「気力・節・友情」という校是のもと、生徒一人ひとりの個性を尊重し、将来社会で活躍できる人材の育成を目指しています。
大分南高等学校の基本情報
大分南高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:51 福祉科:46
大分南高等学校に設置されている学科・コース
普通科
1年次では基礎学力を固め、2年次から文系と理系のコースに分かれます。さらに、国公立大学進学を目指すコースと、私立大学や専門学校など多様な進路に対応するコースが用意されており、自分の目標に合わせた学習を進めることができます。幅広い分野に興味があり、高校生活を通して自分の進路をじっくり考えたい人におすすめです。 福祉科
福祉に関する専門的な知識と技術を学ぶことができる、県内でも特色ある学科です。介護やソーシャルワークの基礎を学び、実習などを通して実践的なスキルを身につけます。将来、介護福祉士や社会福祉士など、福祉の分野で活躍したいという強い意志を持つ生徒におすすめです。
大分南高等学校の特色・校風
宿題の量
宿題の量は、週末課題などを中心に「やや多い」と感じる生徒が多いようです。特に英語の課題は定期的に出される傾向があります。日々の予習・復習と合わせて、計画的に取り組む習慣を身につけることが大切です。 校則
校則は、他の公立高校と比較して「厳しい」という声が多く聞かれます。特に頭髪や服装に関する指導は厳しいようです。スマートフォンの校内での使用は原則禁止されているなど、規律を重んじる校風がうかがえます。アルバイトは原則として禁止されていますが、特別な事情がある場合は許可されることもあるようです。 生徒の雰囲気
生徒は真面目で落ち着いた雰囲気の生徒が多いと言われています。一方で、体育祭や文化祭などの行事では、クラス一丸となって盛り上がる活発な一面も見られます。 制服
制服は2019年度にリニューアルされ、以前よりも現代的でスタイリッシュなデザインになったと評判です。特に女子生徒からは「可愛い」という声も聞かれます。夏でも長袖ブラウスを着用することができ、体温調節がしやすいと好評のようです。 土曜授業
土曜授業は、基本的には実施されていません。
大分南高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部
特に全国レベルでの活躍が目立つのが「自転車競技部」です。インターハイの常連校として知られ、多くのプロ選手も輩出しています。また、「なぎなた部」も全国大会で常に上位入賞を果たす強豪です。この他にも、バレーボール部や弓道部、野球部、空手道部などが県大会で優秀な成績を収めています。 文化部
文化部では、「吹奏楽部」が各種コンクールで金賞を受賞するなど、高いレベルで活動しています。また、「書道部」や「美術部」も県の展覧会で入賞するなどの実績があります。放送部や将棋・囲碁部なども活発に活動しています。
イベント
凱風祭(がいふうさい)
大分南高校で最も盛り上がる行事が、体育の部(体育祭)と文化の部(文化祭)からなる「凱風祭」です。体育の部では、クラス対抗のリレーや伝統の「南高体操」などで熱戦が繰り広げられます。文化の部では、各クラスや文化部が趣向を凝らした展示やステージ発表を行い、一般公開もされて多くの来場者で賑わいます。 修学旅行
2年次に実施される修学旅行は、生徒たちにとって高校生活一番の思い出となるイベントです。行き先は年度によって異なりますが、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。 クラスマッチや百人一首大会
学期末に行われるクラスマッチ(球技大会)や、新春に行われる百人一首大会など、季節ごとの多彩な行事も生徒たちに人気です。
大分南高等学校の進学実績
国公立大学
地元の 大分大学 への進学者が最も多く、その他にも山口大学、北九州市立大学、熊本大学など、九州地方を中心とした国公立大学への合格者を出しています。私立大学
福岡大学や西南学院大学といった九州の主要私立大学や、立命館アジア太平洋大学(APU)への進学者も多数います。また、県内の別府大学などへも多くの生徒が進学しています。 その他の進路
福祉科の生徒を中心に、医療・福祉系の専門学校へ進学する生徒が多いのが特徴です。また、公務員や地元企業への就職を目指す生徒もおり、多様な進路選択が可能です。 進学サポート
放課後や長期休暇中には、進学希望者向けの補習や講習が数多く開かれています。少人数制で丁寧に指導を受けられるため、苦手科目の克服や得意科目の伸長に繋がり、進学実績を支える大きな力となっています。
大分南高等学校の特長・アピールポイント
県内有数の「福祉科」で専門性を磨ける
高校3年間で福祉の基礎から実践までを体系的に学べる環境は、将来福祉の道に進みたい生徒にとって大きなアドバンテージです。 全国レベルで活躍する部活動
特に自転車競技部やなぎなた部など、全国の舞台で自分の力を試したい生徒にとって、最高の環境が整っています。 落ち着いた学習環境
大分市郊外の閑静な立地にあるため、生徒たちは日々の学習に集中して取り組むことができます。 伝統の「南高体操」
開校以来受け継がれている伝統の体操があり、体育の授業や体育祭で全校生徒が取り組みます。学校の一体感を象徴する名物となっています。 地域社会との連携
福祉科の実習などを通して、地域の福祉施設や住民との交流が盛んです。実践的な学びを通して、社会貢献への意識を高めることができます。 手厚い進路指導
生徒一人ひとりの希望進路実現に向けて、補習や個別指導など、きめ細やかなサポート体制が整っています。
大分南高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が熱心で、進路相談にも親身になって乗ってくれる」 「福祉科で専門的なことを学べるのが良い。実習は大変だけど、やりがいがある」 「部活動が盛んで、仲間と目標に向かって頑張れる環境がある」 「凱風祭(文化祭・体育祭)はクラスが一致団結して本当に楽しい」 「真面目で優しい生徒が多く、いじめなども聞いたことがない」 「自然に囲まれた静かな環境で、勉強に集中できる」
気になる点 「校則が他校に比べて厳しい。特に頭髪検査は厳しいと感じる」 「駅から少し距離があり、坂道も多いので通学が少し大変」 「もう少し自由な校風でも良いと思うことがある」 「施設が全体的に少し古いと感じる部分がある」 「課題が多いので、要領よくこなさないと大変」
アクセス・通学
鉄道を利用する場合 JR豊肥本線 「中判田駅」から徒歩約12〜19分。
バスを利用する場合 大分バス 「大分南高校」バス停から徒歩約3分。
大分南高等学校受験生へのワンポイントアドバイス