大宮工業高等学校は、100年近い歴史と伝統を誇る、県内でも有数の工業高校です。長い歴史の中で、日本のものづくりを支える多くの優れた技術者を社会に送り出してきました。「日本を支え世界で活躍する 人間性豊かなエンジニアの育成」を目標に掲げ、充実した設備と経験豊富な先生方の指導のもと、専門的な知識と技術を深く学ぶことができます。
大宮工業高等学校の基本情報
大宮工業高等学校の偏差値・難易度・併願校
機械科: 44 電気科: 43 建築科: 43 電子機械科: 42
大宮工業高等学校に設置されている学科・コース
機械科 どんなことを学ぶ?:ものを動かす仕組みや、金属などを加工する技術の基本を学びます。機械の設計から製作まで、ものづくりの一連の流れを体験できます。 どんな生徒におすすめ?:乗り物やロボットなど、機械そのものに興味がある人や、自分の手で何かを作り出すのが好きな人におすすめです。
電子機械科 どんなことを学ぶ?:機械をコンピューターで制御する技術(メカトロニクス)を学びます。プログラミングや電子回路についても深く学習します。 どんな生徒におすすめ?:ロボットやAI、コンピューター制御などに興味があり、機械と電気・情報の両方を学びたい人にぴったりです。
電気科 どんなことを学ぶ?:発電や送電といった電気エネルギーの基本から、家庭で使われる電気製品の仕組み、情報通信技術まで、電気に関する幅広い知識を学びます。 どんな生徒におすすめ?:電気工事やエネルギー問題、電子工作などに興味がある人、社会を支えるインフラに関わりたい人におすすめです。
建築科 どんなことを学ぶ?:住宅やビルなどの建物を、安全かつ快適にデザインし、建てるための知識と技術を学びます。製図やCAD(コンピューターによる設計)のスキルも身につきます。 どんな生徒におすすめ?:家やインテリア、街づくりに興味がある人、デザインや設計の仕事に就きたいと考えている人におすすめです。
大宮工業高等学校の特色・校風
校風:専門分野を真剣に学ぶ「実学尊重」の雰囲気と、部活動や学校行事で盛り上がる「活気」が共存しています。生徒たちは自分の目標に向かって真面目に取り組む姿勢が見られます。 宿題の量:専門科目に関する課題やレポートなどが出されることが多いですが、毎日大量に出るというよりは、計画的に進める必要があるものが多いようです。 校則:頭髪については、染髪や脱色、パーマなどは禁止されています。服装に関しても、制服の着こなしなど一定の決まりがあるようです。スマートフォンの使用については、校内でのルールを守れば使用可能な場面もあるようですが、授業中の使用は当然禁止です。 生徒たちの雰囲気:男子生徒が大多数を占めますが、女子生徒も専門分野で活躍しています。共通の「ものづくりが好き」という興味を持つ生徒が多いため、学科内での連帯感が強く、お互いに教え合いながら学ぶ雰囲気が醸成されています。 アルバイト:アルバイトは原則として届け出制で、学業に支障のない範囲で許可されることが多いようです。 制服:男子は伝統的な黒の詰襟学生服、女子はブレザーとスカートです。落ち着いたデザインで、保護者からの評判は良い傾向にあります。 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。
大宮工業高等学校の部活動・イベント
部活動
ラジオ部:電子工作やアマチュア無線などに取り組む部活で、数々のコンテストで優秀な成績を収めています。過去には「ものづくり日本大賞」で内閣総理大臣賞を受賞するなど、輝かしい実績を誇ります。 自転車競技部:全国大会の常連校として知られ、多くのプロ選手を輩出しています。厳しい練習を通じて、心身ともに大きく成長できる環境です。 柔道部:全国高等学校柔道選手権大会に出場するなど、県内でも強豪校として知られています。 内燃部や建築研究部:エンジンを分解・組立したり、建築物の模型や家具を製作したりと、学科で学んだ知識をさらに深めることができる、工業高校ならではの人気部活です。
イベント
宮工祭(文化祭):毎年秋に開催される文化祭は、各学科や部活動が日頃の学習成果を発表する最大のイベントです。専門的な技術を活かした展示や実演、ものづくり体験教室などは、中学生や地域住民からも大変人気があります。 体育祭:学年や学科を越えたクラス対抗で、様々な競技に熱中します。特に応援合戦は大変な盛り上がりを見せ、クラスの団結力が一層深まります。 修学旅行:2年生の冬に関西方面へ行くことが多いようです。歴史や文化に触れるだけでなく、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。 課題研究発表会:3年生になると、各学科で学んだ知識・技術の集大成として「課題研究」に取り組みます。その成果を発表する会は、3年間の成長を実感できる感動的なイベントです。
大宮工業高等学校の進学実績
就職:製造業や建設業を中心に、毎年多くの有名企業から求人が寄せられます。2024年3月卒業生の実績では、143名が就職しており、学校で身につけた専門スキルが高く評価されています。 大学進学:近年は4年制大学への進学者も増えています。 日本大学、東洋大学、東京電機大学、千葉工業大学、日本工業大学など、工業高校からの進学と親和性の高い理工系の大学への進学が目立ちます。 指定校推薦の枠も多く、日頃の学習を真面目に取り組むことが進学への近道となります。 専門学校進学:大学進学と同様に、より専門的な技術を磨くために専門学校へ進学する生徒も多くいます。自動車整備、建築デザイン、IT関連など、多様な分野に進んでいます。
大宮工業高等学校の特長・アピールポイント
文部科学省「マイスター・ハイスクール」指定校:最先端の職業人材育成を目指す国の事業に指定されており、企業や大学と連携した先進的な授業が受けられます。 約100年の歴史と伝統:長い歴史の中で培われた教育ノウハウと、産業界との強い繋がりが、生徒の未来を力強くサポートします。 圧倒的な就職実績:毎年、大手企業から地元の優良企業まで数多くの求人があり、高い就職内定率を誇ります。 充実した施設・設備:各学科に専門的な実習を行うための最新の機械や設備が整っており、実践的なスキルを身につけることができます。 全国レベルの部活動:ラジオ部や自転車競技部をはじめ、多くの部活動が全国で活躍しており、文武両道を実現できる環境です。 資格取得への手厚いサポート:危険物取扱者や電気工事士、技能検定など、将来に役立つ様々な国家資格や検定の取得を学校全体でバックアップしています。 地域との連携:地域の企業と連携したインターンシップや、小中学生向けの「ものづくり教室」などを積極的に行っており、社会との関わりの中で学ぶ機会が豊富です。
大宮工業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「専門的な知識が身につき、資格も取れるので就職にとても有利だと感じる」 「同じ趣味や目標を持つ仲間が多いので、話が合って楽しい学校生活が送れる」 「先生方が専門分野に詳しく、熱心に指導してくれる」 「就職だけでなく、大学進学のサポートもしっかりしている」 「宮工祭などの行事が本格的で非常に盛り上がる」
気になる点: 「工業高校なので、どうしても男子生徒の割合が多い」 「駅から少し歩くので、アクセスが少し不便に感じることもある」 「専門科目の勉強は、予習・復習が欠かせないので楽ではない」 「校舎や施設の一部に古さを感じるところがある」
アクセス・通学
埼玉新都市交通(ニューシャトル)「今羽駅」から徒歩約10分 JR宇都宮線「東大宮駅」西口から徒歩約20分 JR高崎線「宮原駅」東口から徒歩約25分
大宮工業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス