尚絅高等学校は、熊本市中央区にある、130年以上の長い歴史と伝統を誇る私立の女子高等学校です。明治21年(1888年)に「済々黌附属女学校」として創立されて以来、一貫して女子教育を実践し、社会に貢献できる女性の育成を目指してきました。校名である「尚絅」は、中国の古典『中庸』に由来し、「内面の美しさを大切にする」という意味が込められています。
尚絅高等学校の基本情報
尚絅高等学校の偏差値・難易度・併願校
特別進学コース:50 総合進学コース:48
尚絅高等学校に設置されている学科・コース
中高一貫コース 中高6年間の一貫教育で、高い学力と豊かな人間性を育みます。グローバルな視点を養うプログラムも充実しており、世界で活躍したい人におすすめです。
特別進学コース 国公立大学や難関私立大学への進学を目指すコースです。少人数制で、一人ひとりに行き届いた手厚い指導が受けられるのが特長で、高い目標に向かって集中して学びたい生徒に最適です。
総合進学コース 大学・短大・専門学校への進学から就職まで、幅広い進路に対応するコースです。勉強と部活動や課外活動を両立させながら、自分の可能性をじっくり探りたい人におすすめです。
尚絅高等学校の特色・校風
宿題の量:コースによって差があるようですが、特に特別進学コースは毎日課題が出され、量は多めとの声があります。総合進学コースは、部活動などと両立できる程度のようです。 校則:他の私立高校と比較すると、やや厳しいという意見が多いようです。特に、スマートフォンの校内での使用は禁止されており、朝礼から終礼まで預ける決まりになっています。髪型やスカート丈に関しても指導があるようです。 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多いという評判です。女子校なので、男子生徒が苦手な人でも過ごしやすいという声もあります。 アルバイト:原則として禁止されていますが、特別な事情がある場合は許可制となるようです。 制服の評判:数年前にデザインが新しくなり、可愛くなったと好評のようです。夏服にはポロシャツも導入されています。 土曜授業:隔週で土曜授業があり、午前中に3時間の授業が実施されています。
尚絅高等学校の部活動・イベント
部活動
イベント
文化祭:毎年7月に行われる「尚絅祭」は、文化部の発表やクラスごとの展示・ステージ発表などで大変盛り上がります。生徒たちが主体となって企画・運営し、クラスの団結が深まる一大イベントです。 体育祭:9月に行われる体育祭は、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。応援合戦なども見どころの一つで、学校全体が一体となります。 修学旅行:2年生の2月には修学旅行が実施されます。行き先は年によって異なりますが、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。 その他:芸術鑑賞会やクラスマッチ、百人一首大会、金峰山登山など、独自の行事も多く、豊かな感性や体力を育む機会が豊富に用意されています。
尚絅高等学校の進学実績
国公立大学:熊本大学、九州大学、広島大学、佐賀大学、熊本県立大学など、地元の国公立大学を中心に合格者を出しています。 難関私立大学:西南学院大学、福岡大学といった九州の難関私立大学や、明治学院大学、日本大学などの関東の大学にも合格実績があります。 その他:併設校である尚絅大学・短期大学部への推薦制度も充実しています。また、看護・医療系の専門学校への進学者が多いのも特徴で、熊本市医師会看護専門学校や熊本医療センター附属看護学校などへも多数進学しています。就職希望者に対しても、公務員試験対策や企業への就職サポートを行っています。
尚絅高等学校の特長・アピールポイント
130年以上の歴史と伝統:熊本の女子教育をリードしてきた歴史があり、卒業生のネットワークも強固です。 内面を磨く「尚絅」の精神:建学の精神に基づき、礼儀作法や品性を重んじる教育を実践しています。 多様な進路に対応するコース制:国公立大学進学から就職まで、一人ひとりの目標に合わせた学びが可能です。 充実した施設・設備:8階建ての新校舎や冷暖房完備のアリーナなど、快適な学習環境が整っています。図書館の蔵書数は9万冊を超えます。 全国レベルで活躍する部活動:剣道部や水泳部をはじめ、多くの部が全国大会で活躍しており、文武両道を実践できます。 伝統文化を学ぶ機会:和装礼法部や茶道部、華道部など、日本の伝統文化に触れる機会が豊富にあります。 手厚い進路サポート:併設大学への推薦制度をはじめ、模擬試験後の個別指導など、きめ細やかなサポートが受けられます。
尚絅高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「先生方が親身になって相談に乗ってくれるので、勉強や進路の不安が解消された」という声が多く聞かれます。 「施設がとても綺麗で、特に図書館は広くて勉強に集中できる」と、学習環境の良さを評価する意見も多いです。 「女子校なので、いじめも少なく、のびのびと自分らしく過ごせる」という口コミもあります。 「伝統ある学校なので、礼儀作法が自然と身についた」と、卒業してから良さを実感する声もありました。
気になる点: 「校則が厳しいと感じることがある。特にスマホの使用が禁止なのは不便」という意見が見られます。 「特別進学コースは課題が多くて大変」といった、学習面での厳しさについての声もあります。 「場所によっては交通の便があまり良くない」という声も一部でありました。
アクセス・通学
熊本市電:「交通局前」電停から徒歩約5分 バス:「尚絅校前」バス停や「味噌天神」バス停などが利用できます。 JR:「新水前寺」駅から熊本市電やバスに乗り換えて通学する生徒も多いです。
尚絅高等学校受験生へのワンポイントアドバイス