尾道東高等学校は、100年以上の歴史と伝統を誇る、尾道の美しい街並みを見下ろす丘の上に立つ進学校です。校訓である「自主・自律」の精神が深く根付いており、生徒一人ひとりの個性を尊重し、伸び伸びと学べる自由な校風が最大の魅力と言えるでしょう。長い歴史の中で多くの卒業生を社会に送り出してきた尾道東高等学校は、地域からの信頼も厚い学校です。
尾道東高等学校の基本情報
尾道東高等学校の偏差値・難易度・併願校
尾道東高等学校に設置されている学科・コース
普通科【普通コース】 2年生から文系・理系に分かれ、それぞれの進路希望に合わせた学習を進めます。国公立大学や難関私立大学への進学を目指す生徒が多く、基礎から応用まで幅広く学びます。
普通科【国際教養コース】 英語教育に特に力を入れているコースです。少人数での授業やALTとのチームティーチング、英語でのディベート大会、イングリッシュキャンプなど、実践的な英語力を身につけるためのプログラムが充実しています。将来、語学を活かした仕事に就きたい人や、海外の大学への進学を考えている人におすすめです。
尾道東高等学校の特色・校風
宿題の量:口コミによると、「少し多い」と感じる生徒がいるようです。進学校ということもあり、日々の予習・復習は欠かせないようです。 校則:他の高校と比較して、特別に厳しいということはないようですが、頭髪など身だしなみに関する指導は行われることがあります。スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、校内での使用は原則禁止されています。アルバイトも原則禁止です。 生徒たちの雰囲気:真面目に学習に取り組む生徒が多い一方で、行事や部活動には活発に参加するなど、オンとオフの切り替えが上手な生徒が多い印象です。 制服:伝統的なセーラー服と詰襟の制服で、特に女子のセーラー服は歴史を感じさせ、上品でかわいいと評判のようです。 土曜授業:土曜授業は基本的にありませんが、模試などが実施されることはあります。
尾道東高等学校の部活動・イベント
部活動
放送部:全国レベルの実績を誇る強豪として知られています。NHK杯全国高校放送コンテストでは、アナウンス部門で準優勝するなど輝かしい成績を収めており、お昼の校内放送「るりラジ」は生徒にも人気です。 文芸同好会:全国高等学校総合文化祭への出場経験もあるなど、文化部も盛んです。 茶道部:国宝である浄土寺で市内の高校と合同で行う「制服の茶会」は、歴史ある学校ならではの貴重な経験ができる活動です。 運動部:陸上競技部や野球部、サッカー部、バレーボール部など多くの運動部が日々の練習に励んでおり、県大会などでも活躍しています。
イベント
瑠璃祭(文化祭):毎年6月に行われる文化祭は、クラスごとの企画や文化部の発表、有志によるステージなどで大変な熱気に包まれます。特に1日目に行われる合唱コンクールは、クラスの団結力が試される伝統行事です。 体育祭:9月に行われる体育祭は、学年やクラス対抗で様々な競技に全力で取り組みます。応援合戦なども見どころの一つです。 修学旅行:普通コースは例年、北海道などへ、国際教養コースはカナダへ研修旅行に行き、異文化交流を深めます。
尾道東高等学校の進学実績
国公立大学:地元の広島大学、岡山大学をはじめ、大阪大学、神戸大学、九州大学といった難関大学にも合格者を輩出しています。毎年、多くの生徒が国公立大学へ進学しており、特に愛媛大学や尾道市立大学、県立広島大学などへの進学者が多い傾向があります。 難関私立大学:関西圏の「関関同立」(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)や、近畿大学、広島修道大学などにも多数の合格者を出しています。 進学サポート:長期休暇中の補習や、放課後の講習などが充実しており、生徒一人ひとりの進路実現を力強くサポートしています。また、大学の先生を招いての模擬授業や、進路講演会なども定期的に開催されています。
尾道東高等学校の特長・アピールポイント
探究活動「ODYSSEY」の充実:生徒が自ら課題を設定し、探究する学習活動に力を入れています。ディベートや発表会を通して、思考力や表現力を養います。 歴史あるベヒシュタイン社製のピアノ:1931年に寄贈された、世界三大ピアノメーカーの一つであるベヒシュタイン社製のグランドピアノを今も大切に保有しており、演奏会も開かれています。 国際交流の機会が豊富:国際教養コースを中心に、イングリッシュキャンプや海外の学校との交流など、国際感覚を養う機会が多く設けられています。 伝統と自由が共存する校風:100年以上の歴史に裏打ちされた落ち着いた雰囲気と、生徒の自主性を尊重する自由な気風が両立しています。 卒業生は作家の林芙美子:放浪記などで知られる作家、林芙美子の母校であり、校内には記念碑も建てられています。 尾道ならではのロケーション:歴史的な街並みや尾道水道を見下ろす風光明媚な環境で、落ち着いて学びに集中できます。
尾道東高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「自主・自律」の校訓通り、自由な校風で伸び伸びと過ごせるという意見が非常に多いようです。 先生方が親身に進路相談に乗ってくれるなど、学習サポートが手厚いという声も聞かれます。 「瑠璃祭(文化祭)や体育祭がとても楽しく、クラスの団結が深まる」といった、学校行事に対する満足度の高さも特徴です。 歴史と伝統があり、落ち着いた環境で勉強に集中できる点を魅力に感じる生徒も多いようです。
気になる点: 学校が坂の上にあるため、「毎日の通学が大変」「坂道が急で疲れる」といった声は、多くの口コミで見られます。 校舎や体育館などの施設が少し古いという意見もありますが、歴史の趣として捉えることもできそうです。 進学校のため、課題や小テストが多く、日々の勉強が大変だと感じる生徒もいるようです。
アクセス・通学
JR山陽本線「尾道駅」から バスで約5分、「防地口」バス停下車、徒歩約3分。 徒歩の場合、約25分。
おのみちバス「東高前」バス停下車、徒歩約2分。
尾道東高等学校受験生へのワンポイントアドバイス