岡山県立津山東高等学校は、津山市にある緑豊かな丘の上にキャンパスを構える、普通科と専門学科を併せ持つユニークな高校です。長い歴史と伝統の中で、「行学一如」の校是のもと、地域社会に貢献できる人材の育成を目指しています。生徒一人ひとりの個性を尊重し、主体的な学びを支援する環境が整っているのが津山東高等学校の大きな魅力です。
岡山県立津山東高等学校の基本情報
岡山県立津山東高等学校の偏差値・難易度・併願校
普通科:52 看護科:50 食物調理科:45
岡山県立津山東高等学校に設置されている学科・コース
普通科 :
国公立大学進学から就職まで幅広い進路に対応しています。特に「行学」と呼ばれる探究活動が盛んで、地域社会の課題発見・解決に取り組むことで、思考力や表現力を養います。 食物調理科 :
卒業と同時に国家資格である調理師免許を取得できる、県内の公立高校では珍しい学科です。プロの調理師を目指す人、食の世界で活躍したい人におすすめです。 看護科・専攻科 :
3年間の看護科と2年間の専攻科を合わせた5年一貫教育で、看護師国家試験の受験資格が得られます。地域医療に貢献したいという強い意志を持つ人におすすめの、看護師への最短コースです。
岡山県立津山東高等学校の特色・校風
宿題の量 : 学科や学年によりますが、専門学科では実習やレポートが多く、普通科では進学に向けた課題が出されるため、全体的に少なくはないようです。校則 : 口コミでは「市内の高校の中では緩やか」という声がある一方で、「看護科は実習があるため厳しい」「服装や頭髪に関する指導はきちんと行われる」といった意見も見られます。特にスマートフォンの使用については、校内では電源を切りカバンにしまうのが基本ルールのようです。生徒の雰囲気 : 明るく元気な生徒が多いという評判です。専門学科の生徒は目的意識が高く、普通科の生徒も探究活動などを通して主体的に学ぶ姿勢が身についているようです。アルバイト : 原則として禁止されているようです。制服 : 令和5年度から新しいデザインの制服に移行しました。生徒会がデザイン選定に関わったこともあり、評判は良いようです。土曜授業 : 原則として土曜授業はありませんが、奇数土曜日の午前中に補習が行われることがあります。
岡山県立津山東高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 : 陸上競技部、バレーボール部、ソフトテニス部、バスケットボール部などが盛んです。特に女子ソフトボール部は強豪として知られています。文化部 : 吹奏楽部や書道部などがコンクールで優秀な成績を収めています。書道部は交通安全を呼びかける書道パフォーマンスを行うなど、地域に根差した活動もしています。また、食物調理科の生徒が中心となる「調理研究同好会」など、専門学科ならではの活動もあります。
イベント
東雲祭(しののめさい) : 9月に行われる文化祭・体育祭の総称で、津山東高校最大のイベントです。文化の部では、各クラスや文化部による展示やステージ発表が行われます。特に、食物調理科の生徒が運営するレストランは本格的で美味しいと評判で、地域の方も楽しみにしています。体育の部では、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。スポーツ交流会 : 5月に行われる球技大会です。クラスの団結力を高める良い機会となっています。修学旅行 : 2年生の時に実施されます。行き先は年によって異なりますが、生徒にとっては忘れられない思い出となるようです。継灯式(看護科) : 看護科2年生が、看護の道への決意を新たにする厳粛な式典です。
岡山県立津山東高等学校の進学実績
国公立大学 : 岡山大学、香川大学、島根大学など、地元の国公立大学を中心に合格者を出しています。私立大学 : 関西の大学を中心に、多くの生徒が進学しています。看護科・専攻科の卒業生は、さらに専門性を高めるために大学に編入する道もあります。就職・専門学校 : 食物調理科の卒業生の多くは、ホテルやレストランなどの食のプロフェッショナルとして就職します。また、各学科で取得した資格や専門知識を活かして、様々な分野の専門学校へ進学する生徒もいます。
岡山県立津山東高等学校の特長・アピールポイント
3つの専門性の高い学科 : 普通科、食物調理科、看護科という全く異なる分野を学べる学科が一つの高校に集まっているのは、大きな特長です。多様な価値観に触れることができます。卒業時に国家資格が取得可能 : 食物調理科は卒業と同時に「調理師免許」、看護科・専攻科は5年間の学びを経て「看護師国家試験受験資格」が得られます。地域と連携した探究活動「行学」 : 普通科を中心に行われる地域課題解決型の探究学習は、社会で生きる力を実践的に養うユニークなプログラムです。本格的な実習施設 : 食物調理科のプロ仕様の調理実習室や、看護科の充実した看護実習室など、専門性を高めるための設備が整っています。学びと憩いのコモンホール : 令和4年度にリニューアルされた玄関脇のコモンホールは、生徒たちの自習や交流の場として活用されています。生徒が主体となる学校行事 : 特に文化祭「東雲祭」は、食物調理科のレストランなど特色ある企画が多く、地域でも評判です。国際交流への取り組み : 地域理解だけでなく、英語教育や国際的視野の育成にも力を入れています。
岡山県立津山東高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「専門的な勉強がしたい人には最高の環境。特に食物調理科と看護科は目的意識が高い仲間と学べる」 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」 「東雲祭(文化祭)が本当に楽しい。クラスや部活で一丸となって準備する経験は宝物」 「学科が違う友達ができるのが面白い。色々な考え方に触れられる」 「挨拶が活発で、明るい雰囲気の学校だと思う」
気になる点 :「駅から少し距離があり、坂の上にあるので毎日の通学が少し大変」 「校舎は新しくはないが、清掃は行き届いている」 「専門学科は実習や課題が多く、勉強との両立が大変な時もある」 「校則は緩やかという声もあるが、先生によっては指導が厳しいと感じることもある」
アクセス・通学
最寄り駅 : JR「津山駅」または「東津山駅」から徒歩約30分。バス :中鉄北部バス「津山東高口」バス停から徒歩約4分。 「津山警察署口」「城北橋」「天神橋」などのバス停も利用可能です。
岡山県立津山東高等学校受験生へのワンポイントアドバイス