岡山県立鴨方高等学校は、浅口市に位置する歴史ある共学の公立高校です。1908年(明治41年)の創立から110年以上の歴史を誇り、地域社会に多くの人材を輩出してきました。岡山県で初めて総合学科を導入した学校としても知られています。
岡山県立鴨方高等学校の基本情報 
岡山県立鴨方高等学校の偏差値・難易度・併願校 
偏差値: 総合学科: 40 
難易度・内申点の目安: 
岡山県の公立高校入試は、中学3年間の内申点(調査書)と学力検査の結果、そして面接などを総合的に判断して合否が決定されます。特に内申点は中学1年生からの成績が評価対象となるため、日々の授業や定期テストに真剣に取り組むことが重要です。 
合格した生徒の口コミを見ると、内申点が30台前半から中盤の生徒が多いようです。まずは学校の定期テストで平均点以上を目指し、提出物をきちんと出すなど、基本的な学習習慣を確立することが合格への第一歩と言えるでしょう。 主な併願校: 
岡山県の公立高校入試では、原則として1校しか出願できません。そのため、鴨方高等学校を第一志望とする場合、併願校は私立高校から選ぶことになります。 
同じくらいの学力レベルの生徒が併願する私立高校としては、以下のような学校が挙げられます。 おかやま山陽高等学校 倉敷翠松高等学校 倉敷高等学校 金光学園中学・高等学校 
岡山県立鴨方高等学校に設置されている学科・コース 
総合学科 普通総合系列: 国公立大学や私立大学への進学を目指します。文系・理系の幅広い科目を学び、応用力を養いたい生徒におすすめです。デザイン・イラスト系列: 美術やデザイン、イラストレーションの専門知識と技術を学びます。クリエイティブな分野に興味がある生徒に最適です。介護・食物・保育系列: 介護、食物、保育の3つのモデルがあり、専門的な資格取得も目指せます。人と関わる仕事や、生活に密着した分野を学びたい生徒におすすめです。ビジネス系列: 簿記や情報処理など、ビジネス社会で即戦力となる知識とスキルを身につけます。商業系の資格取得に挑戦したい生徒に向いています。
岡山県立鴨方高等学校の特色・校風 
校風: 自主・自律、文武両道、地域との連携宿題の量: 口コミによると、宿題の量は標準的か、やや少なめという声が見られます。ただし、選択する科目や系列によって課題の量は異なるため、一概には言えません。自分で学習計画を立てて進める自主性が求められるようです。校則: 校則は、他の公立高校と比較して標準的という意見が多いようです。スマホ: 校内での使用に関しては、一定のルールが定められているようです。授業中の使用は禁止ですが、休み時間など決められた時間内での使用は許可されているとの声があります。服装: 制服の着こなしについては、定期的に頭髪・服装検査が行われ、指導されることがあるようです。アルバイト: 原則として禁止されているようですが、家庭の事情などにより許可される場合もあるとの情報があります。申請と学校の許可が必要です。
生徒の雰囲気: 落ち着いた真面目な生徒から、部活動や行事に積極的に参加する活発な生徒まで様々です。総合学科という特性上、多様な興味や目標を持った生徒が集まっているのが特徴です。制服: 平成4年から続くブレザータイプの制服で、男子はネクタイ、女子はリボンを着用します。創立100周年を機にリボンとネクタイの柄が新しくなりました。落ち着いたデザインで、生徒からの評判は概ね良好のようです。土曜授業: 基本的に土曜授業はありません。
岡山県立鴨方高等学校の部活動・イベント 
部活動 
運動部: ボート部: 特にボート部は全国大会に出場するなど、輝かしい実績を誇ります。専用の艇庫も備え、恵まれた環境で練習に打ち込むことができます。軟式野球部: 秋季県大会で準決勝に進出するなど、近年力をつけています。その他、バスケットボール部、バレーボール部、サッカー部、陸上競技部など、多くの運動部が活動しています。 
文化部: 吹奏楽部: 地域のイベントやコンクールで活躍しています。文化祭でのステージ発表は、毎年多くの観客を魅了します。書道部: 文化祭での書道パフォーマンスは圧巻です。その他、美術部、写真部、茶道部、科学部など、多彩な文化部があり、生徒は自分の興味に合わせて活動を楽しんでいます。 
イベント 
鴨高祭(文化祭・体育祭): 文化の部: 毎年9月に行われる文化祭は「鴨高祭」と呼ばれ、大変な盛り上がりを見せます。1年生は参加型のアトラクション、2年生はステージ発表など、クラスごとに趣向を凝らした企画が満載です。文化部の展示や発表、有志によるステージなども見どころの一つです。体育の部: 文化の部に続いて行われる体育の部では、ブロック対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。特に、応援合戦は各ブロックの団結力が試される見応えのあるプログラムです。
修学旅行: 
近年は関東方面へ訪れているようです。班別自主研修などを通して、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。 クラスマッチ: 
学期末に行われるクラスマッチも、学校全体で盛り上がるイベントの一つです。 
岡山県立鴨方高等学校の進学実績 
国公立大学: 
岡山大学、香川大学、高知大学など、地元の国公立大学への進学実績があります。 私立大学: 
岡山理科大学、就実大学、川崎医療福祉大学、倉敷芸術科学大学など、県内の私立大学を中心に、多くの生徒が進学しています。関西圏の大学へ進学する生徒もいます。 短期大学・専門学校: 
保育、看護、調理、美容など、専門的な知識や技術を身につけるため、短期大学や専門学校へ進む生徒も多数います。 就職: 
公務員や地元の優良企業への就職実績も豊富です。キャリア教育に力を入れており、インターンシップや企業見学などを通じて、早期から職業観を育んでいます。 進路サポート: 
少人数授業や習熟度別授業を取り入れ、個々の学力に応じた丁寧な指導を行っています。また、放課後には補習や講習も実施され、生徒の進路実現を力強くサポートしています。 
岡山県立鴨方高等学校の特長・アピールポイント 
自分だけの時間割が作れる総合学科: 県下で初めて導入された総合学科で、約100以上ある選択科目から自分の興味や進路に合わせて自由に科目を選び、オリジナルの時間割で学べます。夢を具体化する4系列9モデル: 「普通総合」「デザイン・イラスト」「介護・食物・保育」「ビジネス」の4つの系列と、その中に設けられた9つのモデルから、自分の目標に合った学びを追求できます。地域と連携した探究活動「あさくち山環学プロジェクト」: 学校の枠を越え、地域社会をフィールドにした探究活動やボランティア活動に力を入れています。地域の実践者から直接学ぶ機会が豊富にあります。充実したキャリア教育: 1年次の「産業社会と人間」の授業をはじめ、職業別交流学習やインターンシップなど、自分の生き方や将来について深く考える機会が多く設けられています。全国レベルで活躍する部活動: 特にボート部は全国大会の常連であり、高いレベルで活動したい生徒にとって魅力的な環境です。生徒が主役の学校行事: 文化祭や体育祭などの学校行事は、生徒会や実行委員会が中心となって企画・運営され、生徒の自主性や協調性を育む大切な場となっています。豊富な資格取得サポート: 簿記検定や情報処理検定、介護職員初任者研修、食物調理技術検定など、各系列の専門性を活かした資格取得を学校全体でサポートしています。
岡山県立鴨方高等学校の口コミ・評判のまとめ 
良い点: 「総合学科なので、自分の興味がある分野をとことん追求できるのが良い」 「将来の夢がまだ決まっていなくても、1年生の時にじっくり考える時間があるのがありがたい」 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」 「ICT機器を使った授業が分かりやすい」 「中庭が整備されていて、休み時間にリラックスできる」 「行事がとても楽しく、クラスの団結力が深まる」 
気になる点: 「駅から少し歩くので、雨の日は少し大変」 「校舎や施設が少し古いと感じる部分がある」 「選択科目によっては、クラスの人数が少なくなることがある」 「自主性が重んじられる分、自分で考えて行動しないと置いていかれる可能性がある」 
アクセス・通学 
最寄り駅: JR山陽本線「鴨方駅」から北へ徒歩約15分 
通学エリア: 
浅口市、倉敷市、笠岡市、里庄町など、近隣の市町から通学している生徒が多いようです。自転車や公共交通機関を利用して通学しています。 
岡山県立鴨方高等学校受験生へのワンポイントアドバイス 

