「ものづくり」に興味がある、専門的な知識や技術を身につけて将来社会で活躍したい。そんな夢を持つあなたに、ぜひ知ってほしいのが広島市立広島工業高等学校です。通称「市工（しこう）」として親しまれるこの学校は、1924年（大正13年）の創立から100年以上の歴史を誇る、伝統ある工業高校です。 これまでに2万2千人以上の卒業生を社会に送り出し、その多くが日本のものづくりを支える技術者として国内外で活躍しています。
市立広島工業高等学校の基本情報
市立広島工業高等学校の偏差値・難易度・併願校
自動車科: 46 建築科: 46 機械科: 45 電気科: 45 情報電子科: 45 環境設備科: 45
市立広島工業高等学校に設置されている学科・コース
機械科 – ものづくりの基本となる機械の設計や製作、制御について学びます。機械いじりが好きな人や、新しいものを創造したい人におすすめです。自動車科 – 自動車の構造や整備、最新技術について実践的に学びます。車が好きで、将来は自動車業界で活躍したい人に最適です。電気科 – 私たちの生活に不可欠な電気エネルギーについて、発電から利用まで幅広く学びます。電気工事士などの資格取得を目指す人におすすめです。情報電子科 – コンピュータのハードウェアやソフトウェア、プログラミング、通信技術などを学びます。ITや電子工作に興味がある人にぴったりです。建築科 – 快適で安全な建物をデザインし、形にするための知識と技術を学びます。将来、建築士やインテリアデザイナーを目指したい人におすすめです。環境設備科 – 水や空気など、建物の快適な環境を創り出すための設備について学びます。環境問題やエネルギー問題に関心がある人に向いています。
市立広島工業高等学校の特色・校風
宿題の量 : 専門教科に関するレポートや実習課題などが出されることがありますが、量は標準的という声が多いようです。計画的に取り組む姿勢が大切になります。校則 : 他の高校と比較すると、校則は厳しいという意見が見られます。 特に頭髪や服装に関する指導は定期的かつ厳格に行われる傾向があるようです。 これは、社会に出てから通用する人材を育成するという学校の方針の表れとも言えるでしょう。生徒たちの雰囲気 : ものづくりという共通の目標を持った生徒が多く、真面目で落ち着いた雰囲気があります。男子生徒の割合が高いですが、女子生徒も各学科で専門知識の習得に励んでいます。アルバイト : 原則として禁止されているようですが、家庭の事情などにより許可される場合もあるようです。 事前に学校への相談が必要です。制服 : 伝統的な黒の詰襟学生服（男子）とブレザー（女子）です。派手さはありませんが、機能的でしっかりとした作りが評判です。土曜授業 : 基本的に土曜授業はありませんが、資格試験前などに補習が行われることがあります。
市立広島工業高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 : 自転車競技部はインターハイで優勝者を輩出するなど、全国屈指の強豪として知られています。 野球部やサッカー部、柔道部なども活発に活動しています。文化部（工業系） : 自動車部、機械部、電気部、情報電子部、建築部、環境設備部など、各学科に関連した部活動が充実しています。 これらの部では、各種ものづくりコンテストやロボット競技大会などで輝かしい実績を収めています。 授業で学んだ知識をさらに深め、実践的な技術を磨く絶好の機会となっています。
イベント
市工祭（文化祭） : 毎年秋に開催される市工祭は、各学科や部活動が日頃の学習や活動の成果を発表する最大のイベントです。 専門知識を活かした展示や体験コーナーは非常にレベルが高く、毎年多くの来場者で賑わいます。体育祭 : 広島グリーンアリーナを貸し切って行われる体育祭は、学校全体が一体となる一大イベントです。 クラス対抗で様々な競技に全力で取り組み、大きな歓声に包まれます。修学旅行 : 首都圏への研修旅行が企画されており、日本の最先端技術や文化に触れる貴重な機会となっています。
市立広島工業高等学校の進学実績
就職 : 就職希望者の就職率は毎年ほぼ100%を誇ります。 地元の優良企業をはじめ、全国の大手企業からも多くの求人が寄せられ、生徒一人あたりに対する求人倍率も非常に高い水準にあります。国公立大学 : 島根大学や広島市立大学などへの進学実績があります。私立大学 : 地元の広島工業大学へは毎年多数の生徒が進学しています。 その他、近畿大学、広島修道大学、広島経済大学など、幅広い大学への合格者を出しています。専門学校ほか : 工業系の専門学校に進学し、さらに高度な技術を学ぶ生徒も多くいます。
市立広島工業高等学校の特長・アピールポイント
100年以上の歴史と伝統 : 1924年の創立以来、数多くの優れた技術者を育成してきた実績と、卒業生の幅広いネットワークが大きな財産です。充実した施設・設備 : 各学科に専門的な実習を行うための最新の機器や設備が整っており、本格的なものづくりに打ち込める環境です。高い資格取得率 : 在学中に危険物取扱者や各種技能検定、電気工事士など、将来に役立つ多くの国家資格や検定に挑戦でき、高い合格率を誇ります。全国レベルで活躍する部活動 : 自転車競技部をはじめ、工業系の部活動が全国大会で優秀な成績を収めており、高いレベルで技術を磨くことができます。圧倒的な就職実績 : 長年にわたる産業界との強い信頼関係により、毎年多くの優良企業から求人が寄せられ、希望する就職を実現しやすい環境です。地域や企業との連携 : 企業による出前授業やインターンシップなどが積極的に行われており、社会の第一線で活躍する技術者から直接学ぶ機会が豊富にあります。活気あふれる「市工祭」 : 生徒が主体となって作り上げる文化祭は、各学科の専門性を活かした展示や企画が満載で、地域でも評判のイベントです。
市立広島工業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「就職を考えているなら最高の環境。先生方のサポートも手厚い」という声が非常に多いです。 「専門的な知識が身につき、資格もたくさん取れるので、将来の夢が明確になった」といった、学習内容への満足度が高い意見が見られます。 「同じ目標を持つ仲間と出会え、充実した3年間を過ごせた」という声も多く、生徒同士の連帯感の強さがうかがえます。 「市工祭や体育祭などの行事がとても楽しく、クラスの団結力が深まる」という意見も目立ちます。
気になる点 :「校則が他の高校に比べて厳しいと感じる」という声が一定数あります。 特に頭髪や服装に関する指導に厳しさを感じる生徒がいるようです。 「専門科目の勉強は大変で、予習・復習が欠かせない」といった、学習面での厳しさに関する意見もあります。 「坂の上にあるので、自転車通学は少し大変」といった立地に関する声も見られます。 「施設が全体的に少し古い」という意見もありますが、実習に必要な設備は充実しているとの声も多いです。
アクセス・通学
バスでのアクセス :広電バス「市立工業高校前」バス停下車すぐ 広島駅、県庁前、横川駅など、市内の主要な場所からバスが運行しており、アクセスは非常に便利です。
JRでのアクセス :JR山陽本線「向洋駅」から徒歩約20分
市立広島工業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
