八ヶ岳の雄大な自然に抱かれた環境で、充実した高校生活を送りたいと考えている受験生と保護者の皆さん。今回は、山梨県北杜市にキャンパスを構える帝京第三高等学校をご紹介します。帝京大学グループの一員として、大学進学への強力なサポート体制と、全国レベルで活躍する部活動を両立させているのが大きな魅力です。

「文武両道」という言葉がぴったりの帝京第三高等学校は、生徒一人ひとりの「なりたい自分」を全力で応援してくれる学校です。勉強はもちろん、部活動や学校行事にも思い切り打ち込める環境が整っています。

この記事では、そんな帝京第三高等学校の気になる偏差値やコースの特色、在校生からのリアルな口コミ、そして部活動や進学実績まで、進学アドバイザーの視点から詳しく、そして分かりやすく解説していきます。あなたの高校選びの参考に、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

帝京第三高等学校の基本情報

まずは、学校の基本的な情報を確認しておきましょう。

項目 内容
正式名称 帝京第三高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒408-0044 山梨県北杜市小淵沢町2148
代表電話番号 0551-36-2411
公式サイト https://www.teikyo3.ed.jp/

帝京第三高等学校の偏差値・難易度・併願校

帝京第三高等学校の偏差値は、コースによって異なりますが、自分の学力や目標に合ったコースを選べるのが特徴です。

  • 特別選抜コース:52

  • 進学コース:39

特別選抜コースは、国公立大学や難関私立大学への進学を目指すコースで、しっかりとした学力が求められます。一方、進学コースは帝京大学グループへの進学を視野に入れつつ、部活動などにも力を入れたい生徒に適しています。

同じくらいの偏差値の高校としては、特別選抜コースであれば山梨県内の甲府南高校(理数)や吉田高校(理数)などが、進学コースであれば韮崎工業高校や甲府昭和高校などが比較対象になることがあります。

主な併願校としては、同じ私立の日本大学明誠高等学校、東海大学付属甲府高等学校、山梨学院高等学校などが挙げられることが多いようです。

帝京第三高等学校に設置されている学科・コース

帝京第三高等学校では、生徒一人ひとりの進路目標に合わせて選べる、特色あるコースが設置されています。

  • 普通科 特別選抜コース

    国公立大学や難関私立大学への現役合格を目指すコースです。 2年次からは、一般入試に対応する「プレミアクラス」と、学校推薦型・総合型選抜に対応する「共創クラス」に分かれ、より専門的な対策を行います。 質の高い授業と手厚いサポートで、高い目標に挑戦したい生徒におすすめです。

  • 普通科 進学コース

    帝京大学グループへの進学を主な目標としながら、多様な進路実現を目指せるコースです。 部活動との両立をしながら、自分のペースで学習を進めたい生徒や、幅広い分野に興味がある生徒におすすめです。

帝京第三高等学校の特色・校風

帝京第三高等学校の校風は、「文武両道」と「アットホーム」というキーワードで表現できるでしょう。

全国レベルで活躍する部活動が盛んな一方で、学習面でのサポートも手厚く、生徒たちはそれぞれの目標に向かって活気ある学校生活を送っています。 先生と生徒の距離が近いという声も多く、相談しやすい雰囲気があるようです。

  • 宿題の量:コースによって差があるようですが、特別選抜コースでは毎日コツコツと取り組むべき課題が出される傾向にあります。

  • 校則:校則は標準的ですが、頭髪や服装に関する指導はきちんと行われるようです。スマートフォンは校内での使用ルールが定められています。メイクは校則では禁止されていますが、薄くしている生徒もいるという口コミがあります。

  • 生徒たちの雰囲気:部活動に打ち込む活発な生徒が多い一方で、特別選抜コースを中心に真面目に学習に取り組む生徒も多く、多様な生徒が互いに刺激し合える環境です。

  • アルバイト:原則として禁止されているようですが、特別な事情がある場合は許可されることもあるようです。学校への確認が必要です。

  • 制服の評判:上品で清楚なデザインが好評です。 特に、男女ともに複数のシャツの色やベスト、セーターを自由に組み合わせられる点が人気を集めています。

  • 土曜授業:土曜授業が実施されることがあります。

帝京第三高等学校の部活動・イベント

部活動

帝京第三高等学校の部活動は、全国レベルの実績を誇る強化部を中心に、非常に活発です。 運動施設も充実しており、全面人工芝のグラウンドや屋内練習場など、生徒が全力で打ち込める環境が整っています。

  • 男子サッカー部:全国高等学校サッカー選手権大会の常連校として全国的に有名です。プロ選手も多数輩出しており、高いレベルでサッカーに打ち込みたい生徒にとっては最高の環境です。

  • 女子バレーボール部:「春高バレー」への出場経験も豊富な強豪です。 県の強化指定校にも選ばれており、熱心な指導のもとで活動しています。

  • 野球部:専用の屋内練習場も完備されており、甲子園出場を目指して日々練習に励んでいます。

  • その他の部活動:女子サッカー部、女子ソフトボール部、女子バスケットボール部なども強化部として活動しています。 文化部も複数あり、兼部が可能な場合もあるため、自分の興味に合わせて活動の幅を広げることができます。

イベント

帝京第三高等学校では、生徒たちの絆を深め、学校生活を彩る様々なイベントが年間を通して開催されています。

  • 体育祭(9月):クラス対抗で様々な競技に臨み、学校全体が大きな盛り上がりを見せます。

  • 紫映祭(文化祭):各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表、模擬店などを行い、多くの来場者で賑わう一大イベントです。

  • 修学旅行:行き先は年度によって異なりますが、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。

  • その他:芸術鑑賞会や、地域貢献活動として行われる環境美化活動など、多彩な行事が用意されています。

帝京第三高等学校の進学実績

帝京第三高等学校の大きな強みの一つが、帝京大学グループへの進学です。多くの生徒がこの制度を利用して、医療系をはじめとする多様な学部へ進学しています。

  • 帝京大学グループへの進学:2021年度には卒業生の半数以上に当たる105名が、帝京大学、帝京平成大学、帝京科学大学などに進学しました。

  • 国公立大学・難関私立大学:特別選抜コースを中心に、国公立大学やGMARCHなどの難関私立大学への合格実績も出ています。

  • 進学サポート:放課後には「帝三塾」と呼ばれる講習が開講され、専任の教員による模擬試験対策や英検対策など、きめ細やかなサポートが行われています。

帝京第三高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、帝京第三高等学校ならではの魅力的なポイントをまとめました。

  • 帝京大学グループへの強力な進学パイプ:「オール帝京特別選抜制度」により、帝京大学グループ(3大学21学部64学科、3短大6学科など)への内部進学が有利に進められます。

  • 全国レベルの部活動と充実した施設:男子サッカー部をはじめ、全国で活躍する強化部が6つあり、専用グラウンドや第二体育館など、練習に集中できる環境が整っています。

  • 雄大な自然に囲まれた学習環境:八ヶ岳の麓に位置し、四季の移ろいを感じられる美しい自然の中で、落ち着いて学校生活を送ることができます。

  • 目標に合わせたコース選択制:国公立・難関私立大学を目指す「特別選抜コース」と、部活動と両立しながら帝京大学グループなどを目指す「進学コース」があり、自分の目標に合った学びが可能です。

  • ICT教育の積極的な導入:全生徒がiPadを所有し、Wi-Fiが完備された校内でICT機器を活用した効率的な授業が展開されています。

  • 個々に応じた丁寧な学習支援:習熟度別授業や、教員による面談、オリジナルアプリを活用した学習管理など、一人ひとりの学力向上をきめ細かくサポートする体制が整っています。

  • 遠方からの生徒も安心の寮を完備:全国から生徒が集まるため、学校の近くに男子寮と女子寮が完備されており、通学が困難な生徒も安心して学校生活を送れます。

帝京第三高等学校の口コミ・評判のまとめ

帝京第三高等学校について、在校生や卒業生からは様々な声が寄せられています。

  • 良い点

    • 「部活動に本気で打ち込みたい人には最高の環境。施設も整っているし、高いレベルで挑戦できる。」

    • 「先生方が親身になって進路相談に乗ってくれる。特に帝京大学グループへの進学を考えているなら手厚いサポートが受けられる。」

    • 「自然に囲まれていて、のびのびと過ごせる。都会の喧騒から離れて勉強や部活に集中したい人には合っていると思う。」

    • 「制服が可愛いと評判。組み合わせが色々できるのが嬉しい。」

  • 気になる点

    • 「最寄り駅から少し歩くので、交通の便が良いとは言えない。スクールバスがないエリアの人は少し大変かも。」

    • 「コースによって生徒の学習意欲に差があるように感じることもある。」

    • 「校則が少し厳しいと感じる人もいるかもしれない。特に服装や頭髪はきちんとチェックされる。」

アクセス・通学

帝京第三高等学校へのアクセス方法は以下の通りです。

  • 最寄り駅:JR中央本線・小海線「小淵沢駅」

  • アクセス:小淵沢駅から徒歩約10分

山梨県内だけでなく、県境に位置することから長野県から通学する生徒も多く在籍しています。 また、遠方の生徒のために男子寮・女子寮も完備されています。

帝京第三高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

ここまで読んでくれてありがとう。帝京第三高等学校の魅力は伝わりましたか?

この学校は、「高校3年間で、何か一つのことに本気で打ち込みたい!」という強い気持ちを持っている君に特におすすめです。それが、全国制覇を目指す部活動でもいいし、難関大学合格という高い目標でもいい。帝京第三高等学校には、君のその熱意を全力で受け止め、応援してくれる環境が揃っています。八ヶ岳の麓という素晴らしい環境で、最高の仲間たちと切磋琢磨できる3年間は、きっと君を大きく成長させてくれるはずです。

帝京第三高等学校を目指すなら、まずは自分が「特別選抜コース」と「進学コース」のどちらで頑張りたいかを考えてみましょう。特別選抜コースを目指すなら、中学の基礎学力をしっかり固め、応用問題にもチャレンジしておくことが大切です。進学コースを希望し、部活動での活躍を考えているなら、中学での活動実績もアピールできるように準備しておくと良いでしょう。