広島皆実高等学校は、100年以上の歴史と伝統を誇り、「文武両道」の精神が今も息づく活気あふれる学校です。普通科、体育科、衛生看護科という特色豊かな3つの学科があり、それぞれの夢や目標に向かって生徒一人ひとりが輝ける場所、それが広島皆実高等学校です。お互いの個性を尊重し、高め合いながら成長できる環境がここにはあります。
広島皆実高等学校の基本情報
広島皆実高等学校の偏差値・難易度・併願校
学科・コースごとの最新の偏差値目安 普通科:59 衛生看護科:57 体育科:44
難易度のイメージ 普通科は、広島市内の公立高校の中でも上位に位置し、基礎学力はもちろん、応用力も問われます。同じくらいの偏差値の高校としては、広島市立基町高等学校(普通科)、広島県立広島国泰寺高等学校などが挙げられます。 合格に必要な内申点の目安としては、普通科の場合、225点満点中180点前後が一つの目標となりそうです。中学3年生の成績だけでなく、1、2年生の成績も評価の対象になるため、日々の授業態度や定期テストへの取り組みが非常に重要です。
主な併願校 広島県の公立高校入試では、一度の選抜で1校しか受験できません。そのため、併願校は私立高校を選ぶことになります。広島皆実高等学校を受験する生徒の多くは、広島国際学院高等学校、崇徳高等学校、比治山女子高等学校などを併願校として選ぶ傾向があります。
広島皆実高等学校に設置されている学科・コース
普通科 ほとんどの生徒が大学進学を目指す学科です。2年次からは文系・理系に分かれ、それぞれの進路希望に合わせた学習を進めます。国公立大学や難関私立大学への進学をサポートする手厚い指導が魅力です。
衛生看護科 看護師を目指す生徒のための専門学科です。高校3年間に加えて専攻科2年間、合計5年間の一貫教育で看護師国家試験の受験資格を得られます。広島県の公立高校では唯一、看護師養成の教育を行っています。
体育科 スポーツに関する専門知識や高度な技術を学び、将来のリーダーを育成する学科です。全国レベルで活躍する部活動に所属しながら、心身ともに鍛え、スポーツを通じた人間形成を目指します。
広島皆実高等学校の特色・校風
校風 「勤勉・強行・責任・自由」を校訓に掲げ、勉強にも部活動にも全力で取り組む生徒が多いのが特徴です。体育科があるため学校全体に活気があり、学科の垣根を越えた交流も盛んです。
宿題・課題 進学校ということもあり、日々の課題や小テストは多い傾向にあるようです。特に普通科では、予習・復習が欠かせないという声が多く、家庭学習の習慣を身につけることが大切になります。
校則 校則は、他の公立高校と比較するとやや厳しいという意見が見られます。特に、スマートフォンの校内への持ち込みは原則禁止されているようです。服装や頭髪に関する指導も行われることがあるため、真面目な学校生活を送りたい生徒に向いていると言えるでしょう。
生徒の雰囲気 真面目で元気な生徒が多いようです。部活動に打ち込む生徒、勉強を頑張る生徒、それぞれの目標に向かって努力する仲間がいるため、お互いに良い刺激を受けながら成長できる環境です。
アルバイト 原則として禁止されていますが、特別な事情がある場合は許可制となるようです。
制服 女子は伝統的なセーラー服で、可愛いと評判です。学年によってスカーフの色が異なるという特徴があります。男子は一般的な学ランです。
土曜授業 土曜日には補習や自習室の開放が行われることがあり、学習意欲の高い生徒をサポートする体制が整っています。
広島皆実高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 特に有名なのが、男女バスケットボール部と男子サッカー部です。いずれも全国大会の常連校で、プロ選手も輩出しています。 その他にも、陸上競技部、剣道部、柔道部、ボート部などが全国大会に出場するなど、輝かしい実績を誇っています。 施設も充実しており、人工芝のグラウンドや2つの体育館、武道場など、最高の環境で練習に打ち込むことができます。
文化部 運動部だけでなく文化部も盛んです。吹奏楽部、書道部、放送部などがコンクールや大会で活躍しています。 写真部は、学校行事の記録撮影などで活躍しており、文化祭での作品展示は見ごたえがあります。
イベント
皆実祭(文化祭) 毎年6月に行われる最大のイベントです。1年生は教室展示、2年生は食品バザー、3年生はステージ発表と、学年ごとに役割が決まっています。クラスや文化部が一丸となって準備を進め、一般公開の日には多くの人で賑わいます。
大運動会(体育祭) 9月に行われる体育祭は、学科やクラス対抗で様々な競技に挑みます。応援合戦や学年ごとのマスゲームなど、見どころがたくさんあり、生徒たちの団結力が一層深まります。
修学旅行 普通科・衛生看護科は関東方面へ、体育科はスキー研修旅行へ行くことが多いようです。キャリア教育の一環として、大学訪問や企業訪問などが組み込まれることもあります。
広島皆実高等学校の進学実績
国公立大学 地元の広島大学をはじめ、岡山大学、山口大学、愛媛大学など、中国・四国地方の大学への進学者が多いのが特徴です。2024年度入試では、京都大学に2名が合格するなど、難関大学への合格実績もあります。
難関私立大学 関西の「関関同立」(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)や、関東の「MARCH」(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)といった難関私立大学にも、毎年安定して合格者を出しています。
その他の進路 衛生看護科の卒業生は、5年一貫教育を経て看護師国家試験に挑戦し、毎年非常に高い合格率を誇ります。卒業後は、県内の主要な病院などで看護師として活躍しています。 体育科の卒業生は、体育大学への進学や、スポーツ関連の職業に就くなど、専門性を活かした進路を選ぶ生徒が多いです。
進学サポート 放課後や長期休暇中の補習、大学教授を招いた模擬授業、学習合宿などが充実しています。また、自習室も完備されており、多くの生徒が集中して学習に取り組んでいます。
広島皆実高等学校の特長・アピールポイント
特色ある3学科の総合力 普通科、衛生看護科、体育科という異なる目標を持つ生徒たちが同じ校舎で学び、交流することで、互いに刺激し合い、視野を広げられる環境です。「チーム皆実」を合言葉に、学校全体で高め合っています。
全国レベルの文武両道 部活動で全国を目指しながら、勉強にも真剣に取り組む校風が根付いています。充実したスポーツ施設と、手厚い進学サポートの両方が揃っているのが大きな強みです。
県内唯一の公立高校での看護師養成課程 5年一貫教育により、最短で看護師を目指せる衛生看護科の存在は、将来医療の道に進みたい中学生にとって大きな魅力です。国家試験合格率も21年連続100%という素晴らしい実績を誇ります。
活気あふれる学校行事 生徒が主体となって作り上げる「皆実祭」や「大運動会」は、学校生活一番の思い出になるほど盛り上がります。クラスの団結力を高め、自主性や協調性を育む貴重な機会です。
充実した学習環境とサポート体制 全教室に冷暖房が完備されているほか、自習室も複数用意されています。放課後や土曜日の補習など、先生方の手厚いサポートを受けながら、自分のペースで学習を進めることができます。
伝統のセーラー服 女子生徒のセーラー服は、創立以来の伝統を受け継ぐデザインで、中学生の憧れの的となることも少なくありません。
平和学習への取り組み 広島の学校として、平和学習にも力を入れています。被爆体験者から話を伺う会などを通じて、平和の尊さを学んでいます。
広島皆実高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「文武両道が本当に実現できる学校。部活も勉強も本気でやりたい人には最高の環境だと思う」 「皆実祭や体育祭などの行事が本当に楽しくて、クラスの仲が深まった」 「先生方が熱心で、進路相談にも親身になって乗ってくれる」 「衛生看護科は目的意識の高い仲間が多く、5年間でしっかり学べるので、看護師になりたい人には本当におすすめ」 「体育科の仲間は意識が高く、お互いに切磋琢磨できる」 「制服(特に女子のセーラー服)が可愛いとよく言われる」
気になる点 「スマホの持ち込みが禁止なのが少し不便」 「校則が他の高校に比べて少し厳しいと感じることがある」 「課題が多く、部活動との両立が大変な時もある」 「大学病院が近く、救急車のサイレンが聞こえることがある」 「施設が全体的に少し古いという意見もある」
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス 広電「南区役所前」電停から徒歩約13分 広電「皆実町二丁目」電停から徒歩約15分 広電バス「出汐二丁目」バス停から徒歩すぐ
通学エリア 広島市内の生徒が多いですが、衛生看護科は県内全域から受験できるため、市外から通学している生徒もいます。広島駅から自転車で通学する生徒も多いようです。
広島皆実高等学校受験生へのワンポイントアドバイス