御所野学院高等学校に興味を持ってくれてありがとう!高校選びは、これからの3年間、そしてその先の未来を考える、とても大切な時間ですね。たくさんの高校がある中で、「自分にぴったりの学校はどこだろう?」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。そんな皆さんに、秋田市内でもユニークな魅力を持つ秋田市立御所野学院高等学校をご紹介します。この学校は、秋田市では数少ない中高一貫教育を行っている公立高校で、中学生と高校生が同じキャンパスで学ぶ、少し特別な環境が特徴です。
この学校の最大の魅力は、ただ勉強を教えるだけでなく、一人ひとりの個性や「表現したい」という気持ちを大切にしている点にあります。例えば、他の高校ではあまり見られない「表現科」や、自分たちが住む秋田について深く学ぶ「郷土学」といった授業があります。これらは、テストの点数だけでは測れない、コミュニケーション能力や考える力を育むための大切な時間です。御所野学院高等学校は、学力はもちろん、人としての魅力を大きく伸ばせる場所だと言えるでしょう。
「人前で自分を表現するのが好き、あるいはもっと上手になりたい」「仲間と協力しながら何かを創り上げるのが楽しい」「地域や世界のことにも目を向けられる人になりたい」。もし、君がそんな風に考えているなら、この学校は最高の舞台になるかもしれません。さあ、これから御所野学院高等学校がどんな学校なのか、一緒に詳しく見ていきましょう。君の高校生活をイメージしながら、読み進めてみてくださいね。
御所野学院高等学校の基本情報
まずは、学校の基本的な情報を確認しておきましょう。連絡先や場所は、学校見学や問い合わせの際に必要になるので、ぜひ参考にしてください。
| 項目 | 内容 | 
| 正式名称 | 秋田市立御所野学院高等学校 | 
| 公立/私立の別 | 公立 | 
| 共学/男子校/女子校の別 | 男女共学 | 
| 所在地 | 〒010-1414 秋田県秋田市御所野地蔵田4-1-1 | 
| 代表電話番号 | 018-889-9150 | 
| 公式サイトURL | https://fa.fureai-cloud.jp/jzdn/ | 
御所野学院高等学校の偏差値・難易度・併願校
高校選びで気になるのが、やはり学力レベルですね。御所野学院高等学校の偏差値や難易度について、具体的なイメージが湧くように解説します。
偏差値
- 
普通科:49
 
御所野学院高等学校の偏差値は49とされています。これは秋田県内の高校の中では、中堅レベルに位置します。基礎学力がしっかりと身についていれば、十分に合格を目指せるラインです。この偏差値は、入学の難易度だけを示すものではありません。むしろ、多様な学力層の生徒が集まる中で、お互いに刺激し合いながら成長できる環境があることの表れとも言えます。実際、口コミを見ると、入学後の本人の意欲次第で成績を大きく伸ばし、国公立大学へ進学する生徒も少なくありません。入学時の学力だけでなく、入学後にどれだけ頑張れるかが大切な学校です。
難易度・内申点の目安
偏差値49の高校に合格するためには、中学校の成績、つまり内申点が重要になります。具体的な点数は中学校のレベルによって異なりますが、主要5教科だけでなく、副教科も含めてバランス良く「3」以上、得意な科目では「4」を取っておくと安心でしょう。日々の授業に真面目に取り組み、提出物をきちんと出すなど、基本的な学習習慣を確立しておくことが合格への近道です。
同じくらいの偏差値の高校としては、以下のような学校が挙げられます。自分の学力や目指したい方向性と照らし合わせて、参考にしてみてください。
- 
由利高等学校(普通科・国際科・理数科)
 - 
大館国際情報学院高等学校(国際情報科)
 - 
能代松陽高等学校(普通科・国際コミュニケーション科)
 
主な併願校
御所野学院高等学校は公立高校なので、万が一に備えて私立高校を併願する受験生がほとんどです。秋田県では、公立高校同士の併願はできないため、併願校は私立高校から選ぶことになります。秋田市やその周辺の受験生がよく選ぶ併願校は以下の通りです。
- 
国学館高等学校
 - 
秋田令和高等学校
 - 
ノースアジア大学明桜高等学校
 
これらの私立高校はそれぞれ特色が異なるため、オープンキャンパスなどに参加して、自分に合う学校かどうかを確かめておくことをお勧めします。
御所野学院高等学校に設置されている学科・コース
御所野学院高等学校には、様々な興味や関心に応えるためのユニークな学びの仕組みがあります。
- 
普通科
- 
御所野学院高等学校の基本となる学科は普通科です。しかし、その中身は一般的な普通科とは一味違います。大学進学を目指すための主要5教科の学習を基本としながらも、学校独自の科目がカリキュラムに組み込まれているのが最大の特徴です。
 
 - 
 - 
独自の科目
- 
表現科:言語、身体、芸術といった様々な方法で自分を表現する力を磨く授業です。茶道やダンス、三味線、ことといった12もの分野があり、その道のプロである社会人講師から本格的な指導を受けられます。コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力を養いたい人、自分の新たな才能を見つけたい人におすすめです。
 - 
郷土学:自分たちの暮らす秋田県の歴史や文化、そして現在抱えている課題について探究する授業です。地域社会に貢献したいと考えている人や、物事を多角的に捉える力を身につけたい人にぴったりの学びです。
 - 
国際教養大学との連携:学校の近くにある国際教養大学(AIU)と連携したプログラムが充実しています。AIUの留学生と英語で交流する「イングリッシュビレッジ」などを通して、実践的な英語力を高めることができます。将来、海外で活躍したい人や、語学力を徹底的に鍛えたい人にとって、非常に魅力的な環境です。
 
 - 
 
御所野学院高等学校の特色・校風
学校生活を送る上で、どんな雰囲気の学校なのかはとても重要ですよね。ここでは、御所野学院高等学校の特色や校風について、口コミなどを基に詳しく見ていきましょう。
キーワードで表すなら、「少人数教育」「落ち着いた環境」「個性尊重」「中高連携」といった言葉がぴったりです。
学校全体の雰囲気
校舎は比較的新しく、きれいで過ごしやすいという声が多く聞かれます。緑豊かな住宅街の中にあり、静かで落ち着いた環境で勉強に集中できるのが魅力です。生徒数は1学年2クラス編成で、全体でも300人程度と少人数です。そのため、先生と生徒の距離が近く、一人ひとりへの対応が手厚いと感じる生徒が多いようです。先生方は親身に相談に乗ってくれるという口コミも多く、アットホームな雰囲気がうかがえます。
生徒たちの雰囲気
真面目に学習に取り組む生徒が多い一方で、学力には個人差があるという意見も見られます。しかし、少人数クラスや習熟度別の授業が取り入れられているため、自分のペースで学習を進めやすい環境です。中高一貫校という特性から、高校生が中学生に勉強を教えたり、部活動でリーダーシップを発揮したりする場面が多く、面倒見の良い先輩が多いようです。ただし、一部の口コミでは、中学からの内部進学生と高校からの外部進学生との間に少し壁を感じることがあるという声もありました。積極的にコミュニケーションを取る姿勢が、より充実した学校生活を送る鍵になるかもしれません。
宿題や校則について
- 
宿題の量:口コミでは「課題が少し多め」という声が見られます。これは、日々の学習習慣をしっかりと身につけさせるという学校の方針の表れかもしれません。計画的に学習を進める力が求められそうです。
 - 
校則:校則の厳しさについては、具体的な情報が少ないのが現状です。スマホの持ち込みや使用ルール、服装に関する規定、アルバイトの可否など、気になる点は学校説明会やオープンスクールで直接質問してみるのが一番確実です。ただ、口コミからは、生徒の自主性をある程度尊重する雰囲気で、極端に厳しいという印象は受けません。先輩後輩の上下関係も厳しすぎず、和気あいあいとした雰囲気のようです。
 - 
制服:制服のデザインや評判に関する具体的な口コミは見当たりませんでした。こちらも公式サイトや学校説明会で確認することをお勧めします。
 - 
土曜授業:土曜授業の有無についての情報はありませんでした。
 
御所野学院高等学校の部活動・イベント
勉強だけでなく、仲間との思い出を作る部活動や学校行事も高校生活の醍醐味です。御所野学院高等学校ならではの活動を見ていきましょう。
部活動
運動部、文化部合わせて10程度の部活動があり、多くの生徒が熱心に活動しています。中高合同で活動している部活があるのが大きな特色です。
- 
吹奏楽部:高校生と中学生が一緒に活動する代表的な部活動です。総勢50名を超える大編成で、コンクールや定期演奏会はもちろん、地域のイベントにも積極的に参加しています。高校生が中学生に楽器の演奏を教えるなど、異学年交流が盛んで、家族のような温かい雰囲気が魅力です。
 - 
新体操部:こちらも中高合同で活動しており、お互いに刺激し合いながら高いレベルを目指しています。笑顔を大切に、日々の練習に励んでいる姿が印象的です。
 - 
男子ソフトテニス部:インターハイ出場を目標に掲げる強豪部です。専用のテニスコートだけでなく、市内の施設も利用しながら、本格的な練習に取り組んでいます。県大会でも上位の成績を収めています。
 - 
「学校窓口」制度:これは御所野学院高等学校のユニークな制度です。学校に正式な部活動がない種目(例えば、囲碁やゴルフなど)で個人として活動している生徒を、学校が「学校所属」として公式に登録し、大会出場などを支援してくれます。これは、一人ひとりの得意なことや情熱を学校全体で応援するという、個性尊重の精神の表れと言えるでしょう。
 
イベント
生徒たちが主体となって作り上げるイベントは、学校生活の最高の思い出になります。
- 
学院祭:毎年7月上旬に開催される、学校最大のイベントです。近年では「星瞬(せいしゅん)」や「喜紡(きぼう)」といった、生徒たちが考えた創造的なテーマが掲げられました。ステージ発表や模擬店、PTAや同窓会の企画など内容は盛りだくさんで、一般公開もされているため、地域の人々も訪れる賑やかなお祭りです。
 - 
体育祭などの中高合同行事:体育祭はもちろん、入学式や卒業式といった式典も中学生と合同で行われます。高校生にとってはリーダーシップを、中学生にとっては憧れの先輩の姿を間近で見る良い機会となり、学校全体の一体感を育んでいます。
 
御所野学院高等学校の進学実績
卒業後の進路は、高校選びの大きなポイントの一つです。御所野学院高等学校の生徒たちがどのような未来へ羽ばたいているのか、最新のデータを見てみましょう。
進路状況の概要(2024年3月卒業生)
- 
大学進学:29名
 - 
短期大学進学:6名
 - 
専修・各種学校進学:14名
 - 
就職・その他:7名
 
大学進学だけでなく、専門学校で専門技術を身につけたり、就職したりと、多様な進路を選んでいることがわかります。これは、学校が一人ひとりの希望や適性に合わせた進路指導を行っている証拠です。
主な大学合格実績
少人数ながらも、国公立大学や難関私立大学への合格者を着実に輩出しています。特に、地元の国公立大学への進学に強みを持っています。
- 
国公立大学(主な合格先と近年の実績)
- 
秋田大学:6名(2024年: 3名, 2023年: 4名, 2022年: 2名)
 - 
秋田県立大学:9名(2024年: 6名, 2023年: 1名, 2022年: 2名)
 - 
その他:福島大学、釧路公立大学、高崎経済大学、秋田公立美術大学など、全国の国公立大学に合格者を出しています。
 
 - 
 - 
難関私立大学
- 
早稲田大学:3年連続で合格者を輩出しています(2022~2024年)。
 - 
その他:東洋大学、日本大学、専修大学など、首都圏の有名私立大学にも合格実績があります。
 
 - 
 - 
その他の進路
- 
看護系の大学・専門学校(日本赤十字秋田看護大学など)や、ビジネス・情報系の専門学校(秋田コアビジネスカレッジなど)への進学者も多く、地域社会で活躍するための専門知識を学ぶ道も開かれています。
 
 - 
 
これらの進学実績は、少人数教育による手厚い学習サポートや、国際教養大学との連携による高いレベルの英語教育など、御所野学院高等学校ならではの教育環境が生み出した成果と言えるでしょう。
御所野学院高等学校の特長・アピールポイント
他の高校にはない、御所野学院高等学校ならではの魅力を5つのポイントにまとめました。
- 
独自の「表現科」と「郷土学」で人間力を磨ける
- 
通常の教科の枠を超え、コミュニケーション能力や探究心を育むユニークな授業が受けられます。社会で本当に役立つ「生きる力」を身につけたい人に最適です。
 
 - 
 - 
国際教養大学との強力な連携で世界が身近になる
- 
日本トップクラスの国際系大学と連携し、秋田にいながらにしてグローバルな環境で学ぶチャンスがあります。実践的な英語力を身につけ、世界に視野を広げることができます。
 
 - 
 - 
少人数制による手厚いサポート体制
- 
先生との距離が近く、学習面でも進路面でも、一人ひとりに合わせた丁寧な指導が受けられます。「置いていかれる」心配がなく、安心して学校生活を送れます。
 
 - 
 - 
中高一貫校ならではの豊かな人間関係
- 
部活動や学校行事を通じて中学生と交流する機会が豊富です。後輩を指導することでリーダーシップが育ち、多様な年齢の仲間との関わりの中で社会性を学ぶことができます。
 
 - 
 - 
個々の才能を伸ばす「学校窓口」制度
- 
部活動としてはないマイナーな競技や文化活動でも、学校が公式にサポートしてくれます。「やりたいこと」をとことん追求できる、生徒の自主性を尊重する校風の象徴です。
 
 - 
 
御所野学院高等学校の口コミ・評判のまとめ
実際に通っている生徒や卒業生の「生の声」は、学校選びの貴重な情報源です。ここでは、様々な口コミを公平にまとめました。
良い点
- 
「先生のサポートが手厚い」
- 
これは最も多く聞かれる声の一つです。少人数制のため、先生方が生徒一人ひとりの顔と名前を覚えて、親身に相談に乗ってくれるようです。質問しやすい雰囲気も、学習意欲の向上につながっています。
 
 - 
 - 
「他にはないユニークな授業が面白い」
- 
特に「表現科」は、普段の勉強とは違う楽しさがあり、自分の新たな一面を発見できたという声が多いです。郷土学や国際教養大学との連携も、学校の大きな魅力として挙げられています。
 
 - 
 - 
「校舎が綺麗で学習環境が良い」
- 
新しく清潔な校舎と、緑に囲まれた静かな環境が、勉強に集中するのに最適だと好評です。
 
 - 
 - 
「中高合同の行事が楽しく、団結力が強い」
- 
学院祭や体育祭など、中学生と一緒に行うイベントは他校にはない楽しさがあり、学校全体の一体感を感じられるという意見が多く見られます。
 
 - 
 - 
「自分のペースで意欲的に学べる」
- 
先生のサポートを受けながらも、基本的には生徒の自主性を重んじる雰囲気があり、自ら進んで学びたい生徒にとっては最高の環境だという声があります。
 
 - 
 
気になる点
- 
「駅から少し遠く、通学が不便」
- 
最寄りのJR四ツ小屋駅から徒歩15分かかり、坂道もあるため、特に冬場の通学は少し大変かもしれません。バスは比較的本数があるようですが、交通の便は事前に確認しておく必要があります。
 
 - 
 - 
「課題が少し多いと感じることがある」
- 
日々の学習を大切にする校風のため、宿題や課題の量は少なくないようです。計画的に勉強を進める習慣が求められます。
 
 - 
 - 
「内進生と外進生で少し壁があるかもしれない」
- 
高校から入学した生徒の中には、中学からの内部進学生の輪にすぐには馴染めなかった、サポートが内進生中心に感じられた、という声が少数ですが見られました。これは中高一貫校特有の課題かもしれません。
 
 - 
 - 
「生徒間で学力差が大きい」
- 
様々な学力レベルの生徒が在籍しているため、授業の進め方などに戸惑うことがあるかもしれません。しかし、これは多様な価値観に触れる良い機会と捉えることもできます。
 
 - 
 
アクセス・通学
御所野学院高等学校への通学方法を具体的に確認しておきましょう。
- 
所在地:秋田県秋田市御所野地蔵田4-1-1
 - 
電車を利用する場合
- 
JR奥羽本線「四ツ小屋」駅で下車し、そこから徒歩約15分です。丘の上にあるため、駅から学校までは上り坂になります。
 
 - 
 - 
バスを利用する場合
- 
秋田中央交通の「広面御所野線(日赤経由)」に乗車し、「御所野学院」または「御所野学院入口」バス停で下車します。バスの往来は比較的多いようです。
 
 - 
 
秋田市中心部や市内の様々なエリアから、電車とバスを乗り継いだり、自転車を利用したりして通学している生徒が多いようです。自分の家からのルートを一度調べてみると、通学のイメージがより具体的になりますよ。
御所野学院高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
ここまで読んでくれて、御所野学院高等学校の魅力が少しでも伝わっていたら嬉しいです。最後に、進学アドバイザーとして、この学校を目指す君にメッセージを送ります。
御所野学院高等学校は、「受け身の勉強だけでは物足りない」「自分の好きなことや得意なことを見つけて、もっと伸ばしたい」と考えている君に特におすすめの学校です。少人数でアットホームな雰囲気の中、先生方は君の挑戦を全力で応援してくれます。表現科や国際教養大学との連携など、他校にはないユニークな学びの機会を活かせば、きっと誰も真似できないような、君だけの充実した3年間を送ることができるはずです。
受験勉強では、まず中学校の教科書レベルの基礎を完璧に固めることに力を入れましょう。特に苦手科目があるなら、今のうちから一つひとつ丁寧に克服していくことが大切です。そして、面接試験がある場合は、「なぜ御所野学院高等学校で学びたいのか」を自分の言葉で語れるように準備してください。この学校のどんな点に魅力を感じたのか、入学して何をしたいのかを具体的に伝えられれば、きっと熱意は伝わります。君の挑戦を心から応援しています!

