愛知県立江南高等学校は、江南市に位置する、地域でも有数の進学校として知られています。名鉄犬山線の江南駅から徒歩約8分というアクセスの良さも魅力の一つで、毎年多くの生徒が国公立大学や難関私立大学への進学を果たしています。江南高等学校は、単に学力が高いだけでなく、文武両道を掲げ、部活動や学校行事にも力を入れているのが大きな特長です。
愛知県立江南高等学校の基本情報
愛知県立江南高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値 普通科:60〜62
江南高等学校の偏差値は、愛知県内でも上位に位置しており、しっかりとした学力が求められます。
難易度のイメージ 同じくらいの偏差値の高校としては、天白高等学校や刈谷北高等学校などが挙げられます。 合格に必要な内申点の目安は、35〜38程度と言われることが多いようです。ただし、これはあくまで目安であり、当日の学力検査の結果と合わせて総合的に判断されます。
主な併願校
愛知県の公立高校入試制度では、同じ学区内の公立高校を併願することはできません。そのため、江南高等学校を第一志望とする受験生の多くは、私立高校を併願します。主な併願先としては、以下のような高校が挙げられます。 名城大学附属高等学校 中京大学附属中京高等学校 愛知工業大学名電高等学校 滝高等学校 大成高等学校
愛知県立江南高等学校に設置されている学科・コース
普通科 どんなことを学ぶ場所か:2年生から文系・理系に分かれ、それぞれの進路希望に応じた学習を深めていきます。国公立大学や難関私立大学への進学を目指し、基礎から応用まで幅広く学ぶカリキュラムが組まれています。 どんな生徒におすすめか:大学進学を強く希望し、文武両道を目指して高校3年間を充実させたい生徒におすすめです。特に、国公立大学への進学を考えている生徒にとっては、手厚いサポートが期待できる環境です。
愛知県立江南高等学校の特色・校風
校風のキーワード 文武両道 落ち着いた雰囲気 真面目 進学校
宿題の量 宿題や課題の量は「多い」と感じる生徒が多いようです。 特に長期休暇中の課題はかなりの量になるとの声があります。日々の予習・復習が欠かせない環境と言えるでしょう。
校則 全体的に見ると、校則は標準的か、やや厳しめという意見が見られます。 スマホ: 校内での使用は原則禁止されていますが、実際には黙認されている場面もあるようです。 ただし、ルールはルールとして守る姿勢が大切です。服装: 定期的に頭髪検査や服装検査が実施されます。アルバイト: 原則として禁止されています。
生徒たちの雰囲気 真面目で落ち着いた生徒が多いようです。学習意欲の高い生徒が集まっているため、互いに切磋琢磨できる環境です。 一方で、行事の際には非常に盛り上がるなど、オンとオフの切り替えが上手な生徒が多い印象です。
制服の評判 制服については、特に女子生徒から「可愛くない」「地味」といった声が聞かれることがあります。2025年度から新制服が導入される予定で、期待が高まっています。
土曜授業 土曜日には、希望者向けの補習や模擬試験が実施されることがあります。
愛知県立江南高等学校の部活動・イベント
部活動
全体の様子 運動部は17、文化部は9の部があり、多種多様な選択肢の中から自分に合った活動を見つけることができます。 特に弓道部や吹奏楽部は部員数が多く、人気の高さがうかがえます。
特筆すべき部活動 弓道部: 男女ともに部員数が非常に多く、学校を代表する部活動の一つです。東海大会など上位の大会への出場経験も豊富です。吹奏楽部: コンクールでの実績もさることながら、地域のイベントなどでも演奏を披露する機会が多く、活発に活動しています。陸上部: 県大会や東海大会へ出場する選手をコンスタントに輩出しており、個人・チームともに高いレベルで活動しています。自然科学部: 部員数が多く、物理、化学、生物、地学、数学の各班に分かれて熱心に研究活動を行っています。
イベント
藤波祭(文化祭・体育祭) 江南高校で最も盛り上がるイベントが「藤波祭」です。文化祭と体育祭が連続して開催されます。 文化祭では、各クラスが演劇や展示、模擬店などの企画で競い合います。特に3年生の演劇はレベルが高いと評判です。隣接する江南市民文化会館の本格的なホールで発表できるのも大きな魅力です。 体育祭では、学年縦割りのブロック対抗で様々な競技が行われ、学校全体が一体となって熱気に包まれます。
球技大会 年に2回、夏と冬に開催されます。ドッジボール、バレーボール、サッカー、バスケットボールなどの種目でクラス対抗戦が行われ、毎回大変な盛り上がりを見せます。
修学旅行 例年、2年生の秋に実施されます。行き先は年度によって異なりますが、生徒にとっては高校生活一番の思い出となるビッグイベントです。
愛知県立江南高等学校の進学実績
国公立大学 毎年、卒業生の約半数にあたる150名以上が国公立大学に合格しています。 主な合格実績(過去数年のデータを含む): 名古屋大学:10〜16名 名古屋工業大学:9〜23名 愛知教育大学:16〜31名 名古屋市立大学:10〜24名 岐阜大学:33〜35名 三重大学:6〜12名 京都大学:1〜2名 大阪大学:1〜2名
難関私立大学 地元の南山大学や名城大学をはじめ、関東・関西の難関私立大学にも多数の合格者を出しています。 主な合格実績(過去数年のデータを含む): 南山大学:135〜159名 名城大学:227〜242名 中京大学:150〜178名 同志社大学:14〜24名 立命館大学:37〜61名 早稲田大学、慶應義塾大学、明治大学などにも合格者が出ています。
進学サポート 平日の補習や長期休暇中の講習が充実しており、生徒の学力向上を強力にバックアップしています。 1年生の段階から大学進学を意識させる進路指導が行われ、計画的に受験準備を進めることができます。
愛知県立江南高等学校の特長・アピールポイント
65分授業の導入 通常の50分授業よりも長い65分授業を実施しています。 これにより、1つのテーマに対してじっくりと時間をかけて取り組むことができ、演習や探究活動などを通して深い学びを実現しています。
文武両道を本気で目指せる環境 高い進学実績を誇りながら、部活動への加入率も高く、多くの生徒が勉強と部活を両立させています。限られた時間の中で成果を出す経験は、将来社会で活躍するための大きな力となります。
駅から徒歩圏内の好立地 名鉄犬山線「江南駅」から徒歩約8分というアクセスの良さは、大きな魅力です。 これにより、江南市内に限らず、一宮市や小牧市、犬山市など幅広いエリアから生徒が通学しています。
緑豊かな落ち着いた学習環境 江南市民文化会館や江南中央公園に隣接しており、市街地にありながらも静かで緑豊かな環境で学ぶことができます。 校内には創立時から残る木々も多く、四季の移ろいを感じながら学校生活を送れます。
充実した進路指導とサポート体制 国公立大学への進学を強く意識したカリキュラムと、手厚い補習・講習体制が整っています。先生方は親身に進路相談に乗ってくれると評判で、安心して受験に臨むことができます。
本格的なホールで発表できる文化祭 文化祭のステージ発表を、隣接する江南市民文化会館の大ホールで行います。 本格的な音響や照明設備のもとでパフォーマンスできる貴重な経験は、生徒たちにとって最高の思い出になります。
愛知県立江南高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 先生のサポートが手厚い: 「質問に行くと熱心に教えてくれる」「進路相談に親身になって乗ってくれる」など、先生方のサポート体制を評価する声が多数あります。学習環境が良い: 「周りの生徒の学習意欲が高いので、自然と自分も頑張れる」「静かで落ち着いた環境で勉強に集中できる」といった、学習環境に関するポジティブな口コミが多く見られます。行事が楽しい: 「藤波祭(文化祭・体育祭)は本当に盛り上がる」「クラス一丸となって取り組むので団結力が深まる」など、学校行事の充実度を挙げる声が目立ちます。駅から近くて通いやすい: 「駅から近いので通学が楽」「雨の日でもあまり濡れずに済む」など、立地の良さをメリットとして挙げる生徒は多いです。
気になる点 課題が多い: 「とにかく課題の量が多い」「長期休暇は課題に追われる」といった声は、多くの口コミで見られます。 自主的な学習習慣が身についていないと、少し大変かもしれません。校則が厳しいと感じることも: 「スマホが使えないのは不便」「頭髪検査が厳しい」など、校則に関する不満の声も一部で見られます。施設が少し古い: 「校舎が全体的に古い」「トイレをきれいにしてほしい」など、施設の老朽化を指摘する意見もあります。「自称進学校」と感じる部分がある: 国公立大学への進学を強く推奨する指導方針について、「プレッシャーに感じる」「私立大学を志望しにくい雰囲気がある」と感じる生徒もいるようです。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス 電車でのアクセス: 名鉄犬山線 「江南駅」東口から徒歩約8〜9分
バスでのアクセス: 名鉄バス 「尾崎町」バス停から徒歩約7分 名鉄バス 「江南駅」バス停から徒歩約9〜10分
通学エリア 江南駅からのアクセスが非常に良いため、江南市内はもちろん、名鉄犬山線沿線の犬山市、扶桑町、大口町や、一宮市、小牧市など、比較的広い範囲から生徒が通学しています。
愛知県立江南高等学校受験生へのワンポイントアドバイス