新渡戸文化高等学校は、旧5,000円札の肖像でも知られる新渡戸稲造が初代校長を務めた、歴史と伝統のある私立高校です。 創立以来、「自律型学習者の育成」を教育理念に掲げ、生徒一人ひとりの個性を尊重し、将来社会で活躍できる力を育む教育を実践しています。
新渡戸文化高等学校の基本情報
新渡戸文化高等学校の偏差値・難易度・併願校
新渡戸文化高等学校に設置されている学科・コース
探究進学コース(特進医療理系/特進文系) どんなことを学ぶ?:難関大学への進学を目指し、高いレベルの学力を養います。教科横断的な探究活動を通じて、社会課題の解決に挑む力も育みます。 どんな生徒におすすめ?:国公立大学や難関私立大学を目指している人、探究学習に興味がある人。
美術コース どんなことを学ぶ?:デッサンや彫刻など、本格的な美術の授業を受けられます。 プロの講師から指導を受け、感性や表現力を磨きます。 どんな生徒におすすめ?:美術大学への進学を考えている人、絵を描いたりものを作ったりするのが好きな人。
フードデザインコース どんなことを学ぶ?:調理の技術はもちろん、食文化や栄養についても深く学びます。プロ仕様のキッチンで実践的な授業が受けられます。 どんな生徒におすすめ?:将来、食に関する仕事に就きたい人、料理が好きで専門的に学びたい人。
音楽コース どんなことを学ぶ?:専門的な音楽教育を受けながら、音楽大学への進学を目指します。 どんな生徒におすすめ?:音楽大学への進学を希望する人、音楽の専門的なスキルを高めたい人。
スポーツコース どんなことを学ぶ?:スポーツ科学に基づいたトレーニングや理論を学び、アスリートとしての能力を高めます。 どんな生徒におすすめ?:スポーツでの活躍を目指している人、体育系の大学への進学を考えている人。
新渡戸文化高等学校の特色・校風
宿題の量:コースや時期によって差はありますが、自分で計画的に進める探究型の課題が多いようです。 校則:比較的自由な雰囲気ですが、もちろん守るべきルールはあります。スマートフォンは学校の管理下にあるiPadとは別に持ち込みが可能なようですが、使用にはルールが定められています。 服装については、指定の制服があります。 生徒たちの雰囲気:自分の好きなことに夢中になっている生徒や、主体的に活動する生徒が多いようです。 先輩後輩の仲も良く、先生とも話しやすい平和な雰囲気との声があります。 アルバイト:原則として禁止されているようですが、特別な事情がある場合は学校に相談することも可能な場合があります。 制服の評判:ブレザータイプの制服で、落ち着いたデザインが好評です。 土曜授業:毎週土曜日も4時間の授業があります。
新渡戸文化高等学校の部活動・イベント
部活動
イベント
新渡戸祭(文化祭):毎年秋に開催される学園全体の一大イベントです。 各クラスや部活動、有志団体が日頃の学びの成果を発表する場で、ユニークな展示や発表が多く見られます。 スポーツフェスティバル(体育祭):体育館で行われ、クラス対抗で様々な競技に熱中します。 スタディツアー(修学旅行):一般的な修学旅行とは異なり、生徒が自分たちの興味関心に基づいて行き先やテーマを決め、探究的な学びを深める旅です。 広島を訪れ平和について学んだり、地方の課題に取り組む人々と交流したりと、生徒主体のユニークなツアーが企画されています。
新渡戸文化高等学校の進学実績
国公立大学:具体的な大学名や人数の公表は多くありませんが、探究進学コースを中心に合格者が出ています。 難関私立大学:GMARCHレベルの大学への合格実績があります。 主な進学先:日本女子大学、昭和女子大学、東京家政大学、玉川大学、大東文化大学、拓殖大学など、幅広い大学へ進学しています。 また、美術コースからは美術大学へ、フードデザインコースからは栄養・調理系の大学や専門学校へと、それぞれの専門性を活かした進路選択が実現されています。
新渡戸文化高等学校の特長・アピールポイント
教科横断型の探究学習「クロスカリキュラム」:毎週水曜日は丸一日を使い、通常の授業の枠を超えて社会課題の解決などに取り組む探究活動が行われます。 創造性を刺激する空間「VIVISTOP NITOBE」:世界で初めて学校内に設置されたクリエイティブラボです。 3Dプリンターやレーザーカッターなどの最新機材を使い、アイデアを形にすることができます。 生徒主体の「スタディツアー」:行き先やテーマを生徒自身が決める探究型の修学旅行です。 社会とリアルにつながる体験を通して、学びを深めます。 社会とつながる「プロジェクトベースドラーニング」:企業や地域と連携し、商品開発や社会課題の解決に実践的に取り組みます。 多様で個性的な教職員:企業出身者や元プロスポーツ選手など、様々なバックグラウンドを持つ魅力的な先生たちが揃っています。 充実した専門設備:プロ仕様の調理室「NITOBEキッチン」や、本格的なデッサンや彫刻ができる美術室など、専門コースの学びを支える施設が充実しています。 「Happiness Creator」の育成:初代校長・新渡戸稲造の精神を受け継ぎ、自分と社会の幸せを創造できる人材の育成を教育目標としています。
新渡戸文化高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点: 「先生方が親身に相談に乗ってくれる」「自分のやりたいことを尊重してくれる」といった、生徒の自主性を重んじる校風への評価が高いようです。 「プロジェクト活動など、普通の高校ではできない経験ができる」という、独自の教育プログラムに対する満足の声が多く聞かれます。 「施設が綺麗で、特にVIVISTOPのようなクリエイティブな空間があるのが良い」という意見もあります。 「いじめが少なく、平和な雰囲気で過ごしやすい」という声も見られます。
気になる点: 「自由な校風だからこそ、自分から行動しないと何も得られない」「自主性や自律が求められる」といった声があり、受け身の姿勢の生徒には合わない可能性があります。 「先生によって指導方針にばらつきがあるように感じる」という意見も一部で見られます。 「大学進学に特化した学校と比べると、学習サポートが物足りなく感じるかもしれない」という声もあります。
アクセス・通学
最寄り駅: 東京メトロ丸ノ内線「東高円寺駅」下車、徒歩約5分 JR中央線・総武線/東京メトロ東西線「中野駅」南口下車、徒歩約15分
バスでのアクセス: 中野駅や新宿駅などからバスも利用でき、「中野天神前」バス停からは徒歩3分、「杉山公園」バス停からは徒歩7分程度です。
新渡戸文化高等学校受験生へのワンポイントアドバイス