新潟県立柏崎工業高等学校は、創立80年以上の歴史と伝統を誇る、地域に根差した工業高校です。これまでに1万5千名以上の卒業生を社会に送り出し、特に地元の柏崎市の産業界を支える重要な役割を担ってきました。ものづくりに興味がある、専門的な知識や技術を身につけて将来社会で活躍したい、そんな夢を持つ中学生にとって、柏崎工業高等学校は大きな可能性を秘めた場所と言えるでしょう。
柏崎工業高等学校の基本情報 
柏崎工業高等学校の偏差値・難易度・併願校 
偏差値 
工業科:44 
難易度の目安と併願校 
新潟産業大学附属高等学校 帝京長岡高等学校 中越高等学校 
柏崎工業高等学校に設置されている学科・コース 
機械創造科 機械工学コース : 金属加工や溶接、設計の基礎など、ものづくりの基本となる技術を学びます。 機械いじりが好きな人や、自分の手で何かを作り出すことに喜びを感じる人におすすめです。メカトロニクスコース : 機械技術に加えて、ロボット制御などの電気・電子分野も学びます。 最新の機械やロボットを動かしてみたい、ハイテクなものづくりに挑戦したい人にぴったりです。
電気技術科 電気エンジニアコース : 電気エネルギーの仕組みや、家庭や工場の電気配線など、社会に不可欠な電気技術の基礎を学びます。私たちの生活を支える電気のプロフェッショナルを目指したい人におすすめです。防災エンジニアコース : 地震や自然災害に備えるための知識や技術を専門的に学びます。 災害時に役立つインフラ技術や、減災への取り組みに興味がある人に向いています。
環境化学科 環境化学コース : 環境分析や新素材の開発など、化学の知識を活かして環境問題の解決に貢献する技術を学びます。地球環境を守りたい、化学実験が好きという人におすすめのコースです。
柏崎工業高等学校の特色・校風 
校風 
学校生活について 
宿題の量 : 専門教科のレポートや課題が出されることがありますが、毎日大量の宿題に追われるということは少ないようです。計画的に学習を進める習慣が大切になります。校則 : 他の高校と比較して、特に厳しすぎるということはないようです。 ただし、頭髪の染色やピアスなどは禁止されています。アルバイトは原則禁止ですが、家庭の事情など、正当な理由があれば許可される場合があります。 スマートフォンの持ち込みは可能ですが、授業中の使用は禁止されるなど、基本的なルールは守る必要があります。生徒の雰囲気 : ものづくりが好きな生徒が多く、共通の趣味を持つ仲間と出会いやすい環境です。全体的に真面目で落ち着いた生徒が多いですが、体育祭などの行事では大いに盛り上がります。制服 : 男子は一般的な黒の学ラン、女子はブレザーです。特にデザイン性が高いというわけではありませんが、シンプルで着こなしやすいと評判です。土曜授業 : 基本的に土曜授業はありません。
柏崎工業高等学校の部活動・イベント 
部活動 
運動部 : 陸上部、ハンドボール部、テニス部、バドミントン部、卓球部、水球・水泳部、山岳部、バスケットボール部、剣道部、野球部、ラグビー部、サッカー部などがあります。 中でも、ヨット部やレスリング部は全国大会に出場するなどの輝かしい実績を誇ります。文化部 : 機械部、ものづくり部、電気部、化学部、写真部、美術部、音楽部などがあります。 機械部や電気部では、ロボットコンテストへの出場や、課題研究で学んだ知識を活かした作品制作に熱心に取り組んでいます。
イベント 
体育祭 : クラス対抗で様々な競技に熱中し、学校全体が一体となって盛り上がります。大睦友祭(文化祭) : 3年に一度開催される文化祭で、各クラスや部活動が日頃の学習成果を発表する貴重な機会です。 作品展示や模擬店など、多彩な企画で賑わいます。修学旅行 : 主に関西方面を訪れ、歴史や文化に触れるとともに、仲間との親睦を深めます。課題研究発表会 : 3年生が一年間かけて取り組んだ研究の成果を発表する場です。 専門性を深く追求したユニークな研究が多く、工業高校ならではのイベントと言えるでしょう。
柏崎工業高等学校の進学実績 
主な進路 
就職 : 卒業生の多くが就職を選択します。求人倍率は非常に高く、県内有数の大手企業や優良企業への就職実績が多数あります。学校で身につけた専門知識と技術、そして取得した資格が、就職活動において大きな強みとなります。進学 : 約3割の生徒が進学を選びます。工業系の大学や専門学校への進学が多く、指定校推薦などを利用して、新潟工科大学や長岡技術科学大学などの国公立大学へ進学する生徒もいます。
進路サポート 
柏崎工業高等学校の特長・アピールポイント 
1年次の「くくり募集」で適性を見極められる 
1年生では「工業科」として共通の科目を学び、2年生から専門学科・コースを選択します。 入学前に専門分野を一つに絞る必要がなく、実際に学びながら自分の興味や適性を見つけられるのが大きなメリットです。 地域産業界との強い連携 
地元企業との連携が非常に強く、インターンシップやデュアルシステム(企業での長期実習)などを通して、実践的なスキルを学ぶ機会が豊富にあります。 卒業生の多くが地元で活躍しており、地域社会に貢献できる人材を育成しています。 防災・減災を専門的に学べる「防災エンジニアコース」 
中越地震や中越沖地震の経験から設立された、全国的にも珍しいコースです。 災害に強い社会基盤づくりに貢献できる技術者の育成を目指しており、社会貢献への意識が高い生徒におすすめです。 豊富な資格取得サポート 
将来に役立つ専門資格の取得を学校全体で強力にサポートしています。 技能士、電気工事士、危険物取扱者、ボイラー技士など、難易度の高い国家資格にも挑戦できる環境が整っています。 実践重視の「課題研究」 
3年生になると、生徒が自らテーマを設定し、1年間かけてものづくりや研究に取り組みます。 これまでの学習の集大成として、問題解決能力や創造力を養う貴重な経験となります。 
柏崎工業高等学校の口コミ・評判のまとめ 
良い点 
就職に圧倒的に強い : 「就職したい人には本当におすすめ」「大手企業からの求人も多い」といった声が多数あります。 学校で身につけた専門技術と手厚い進路指導が、高い就職率に繋がっているようです。専門的な知識が身につく : 「大きな機械やパソコンをいじりたいなら是非」「自分の好きな分野を深く学べる」など、専門分野の学習環境に対する満足度は高いようです。先生のサポートが手厚い : 資格取得や進路相談など、先生方が親身になってサポートしてくれるという口コミが見られます。自由な校風 : 「校則が緩めで過ごしやすい」「自主性が尊重される」といった意見があり、のびのびとした学校生活を送りたい生徒には合っているようです。
気になる点 
施設の古さ : 創立から年数が経っているため、校舎や一部の設備に古さを感じるという意見があります。工業系の勉強についていけるか不安 : 「普通教科の勉強も意外と多い」「専門科目は予習・復習が欠かせない」など、入学後の学習は決して楽ではないという声もあります。 ものづくりへの興味関心がなければ、授業を大変に感じるかもしれません。男女比 : 工業高校のため、男子生徒の割合が高いです。しかし、近年は女子生徒も増える傾向にあります。
アクセス・通学 
最寄り駅からのアクセス JR信越本線・越後線「柏崎駅」から徒歩約15分 JR信越本線「茨目駅」から徒歩約20分 JR越後線「東柏崎駅」から徒歩約13分 
通学エリア 
主に柏崎市内や刈羽村から通学する生徒が多いですが、上越市や長岡市など、近隣の市町村から通う生徒もいます。駅からのアクセスが比較的良いため、広い範囲から通学が可能です。 
柏崎工業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス 

