市立札幌平岸高等学校は、札幌市豊平区に位置し、地下鉄駅から徒歩圏内というアクセスの良さと、ユニークな専門コースを持つことで人気を集めている市立高校です。 普通科でありながら、本格的に美術やデザインを探求できる「デザインアートコース」が設置されているのが、札幌平岸高等学校の最大の特徴と言えるでしょう。 このコースの存在が、学校全体にクリエイティブで活気のある雰囲気をもたらしています。
札幌平岸高等学校の基本情報
札幌平岸高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値 :普通科 普通コース: 56-57 普通科 デザインアートコース: 56-57
難易度の目安 :
札幌平岸高等学校に合格するためには、内申ランクCランク以上が一つの目安とされています。 同じくらいの偏差値の高校としては、公立では札幌月寒高等学校、札幌啓成高等学校などが挙げられます。市立高校のため、札幌市内全域から生徒が通学しており、多様なバックグラウンドを持つ生徒が集まるのも特徴です。 主な併願校 :
北海道の公立高校入試制度では、公立高校同士の併願はできません。そのため、札幌平岸高等学校を受験する生徒の多くは、滑り止めとして私立高校を併願します。主な併願先としては、北海高等学校、札幌光星高等学校、札幌第一高等学校、北星学園大学附属高等学校などが挙げられます。
札幌平岸高等学校に設置されている学科・コース
普通科 普通コース
国公立大学や私立大学への進学を目指し、基礎学力の定着から応用力の育成まで、バランスの取れたカリキュラムで学習を進めます。2年次からは文系・理系の選択があり、それぞれの進路希望に対応した授業が展開されます。 普通科 デザインアートコース
普通科の科目を学びながら、美術やデザインに関する専門的な知識と技術を深く学べる、札幌平岸高等学校ならではのコースです。 2年次からは「絵画」「彫刻」「クラフト」「情報メディアデザイン」の4つの専攻に分かれ、より専門性を高めていきます。 将来、美術・デザイン系の大学への進学や、クリエイティブな分野で活躍したい生徒におすすめです。
札幌平岸高等学校の特色・校風
校風のキーワード : 文武両道、自主自律、クリエイティブ宿題の量 :
宿題の量は、他の進学校と比較して標準的か、やや多めという声があります。特に、模試や長期休暇の課題は計画的に進める必要があるようです。 校則 :
校則は、他の公立高校と比較すると標準的か、やや厳しいと感じる生徒もいるようです。 特にスマートフォンの使用に関しては、校内での使用ルールが定められており、休み時間や放課後など、決められた時間・場所でのみ使用が許可されています。 服装や頭髪に関する規定もありますが、常識の範囲内であれば厳しく指導されることは少ないという意見が多いです。 生徒たちの雰囲気 :
普通コース、デザインアートコース共に、明るく活発な生徒が多い印象です。 特にデザインアートコースの生徒は個性的で、学校全体に良い刺激を与えているようです。様々な地域から生徒が集まるため、多様な価値観に触れることができる環境です。 アルバイト :
アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情など、特別な理由がある場合は学校の許可を得て行うことが可能です。 制服の評判 :
制服は、男子が黒の詰襟学生服、女子が紺のブレザーにチェック柄のスカートです。デザインについては、伝統的で落ち着いているという意見もあれば、もう少し現代的なデザインが良いという声も聞かれます。 土曜授業 :
土曜授業は基本的にありませんが、模試や進学補習などが行われることがあります。
札幌平岸高等学校の部活動・イベント
部活動
特に有名な部活動 :放送局 : 全国大会の常連であり、数々のコンテストで優秀な成績を収めています。アナウンスや番組制作など、本格的な活動を行っており、学校の名物の一つです。書道部 : 高文連の全国大会に出場するなど、高いレベルで活動しています。美術部 : デザインアートコースの生徒も多く所属しており、全道規模のコンクールで多数入賞しています。アーチェリー部 : 珍しい部活動の一つで、専門的な指導のもと、集中して練習に取り組んでいます。
全体の様子 :
運動部では、野球部、サッカー部、男女バレーボール部、男女バスケットボール部などが熱心に活動しています。 文化部も、吹奏楽部や軽音楽部、演劇部などが活発で、学校祭などで練習の成果を披露しています。
イベント
平岸祭（ひらこうさい） : 毎年7月上旬に開催される学校祭は、札幌平岸高等学校で最も盛り上がるイベントです。 クラスごとの出店やステージ発表、文化部の展示など、内容は盛りだくさんです。 特に、前夜祭で行われる打ち上げ花火は、生徒たちにとって忘れられない思い出となるようです。体育大会 : 年に2回（初夏と秋）開催され、クラス対抗で様々な競技に熱戦を繰り広げます。修学旅行 : 2年次に実施され、近年は関西方面（京都・奈良・大阪など）を訪れることが多いようです。古都の文化に触れたり、自主研修で仲間との親睦を深めたりと、高校生活の大きな思い出の一つとなっています。
札幌平岸高等学校の進学実績
主な大学進学実績（2025年3月卒業生） :国公立大学 : 54名（現役）北海道大学、札幌医科大学、小樽商科大学、北海道教育大学、室蘭工業大学、公立千歳科学技術大学など
主な私立大学 :北海学園大学、北星学園大学、藤女子大学、北海道科学大学、天使大学など、道内の主要私立大学に多数合格。 東京理科大学や立命館大学など、道外の難関私立大学への合格者もいます。
デザインアートコースの進路 :
デザインアートコースの卒業生は、北海道教育大学岩見沢校、札幌市立大学、武蔵野美術大学、東北芸術工科大学といった美術・芸術系の大学や、専門学校へ進学する生徒が多いのが特徴です。 進学サポート :
放課後や長期休暇中には、進学講習や補習が数多く開講されています。また、生徒・保護者・教職員が対等な立場で議論する「三者会議」を定期的に開くなど、きめ細やかな進路指導が行われています。
札幌平岸高等学校の特長・アピールポイント
デザインアートコースの設置 : 普通科でありながら、美術・デザインを専門的に学べるユニークなコースがあることは最大の特長です。活発な部活動 : 全国レベルで活躍する放送局をはじめ、多くの部活動が盛んに活動しており、文武両道を実現できる環境です。生徒主体の学校行事 : 「平高祭」に代表されるように、生徒が中心となって創り上げるイベントが多く、学校全体に活気があります。アクセスの良さ : 地下鉄南北線「澄川駅」から徒歩約7〜10分という、通学に便利な立地です。多様な生徒層 : 札幌市内全域から生徒が集まるため、様々な個性や才能に触れることができ、視野が広がります。地域との連携 : さっぽろ雪まつりでの雪像制作や、地域のイベントへの参加など、学校外での活動も積極的に行っています。開かれた学校運営 : 生徒、保護者、教職員が協力してより良い学校づくりを目指す風土があります。
札幌平岸高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「デザインアートコースがあり、専門的なことを学べるのが楽しい」という声が多数あります。 「平高祭などの行事がとても盛り上がり、最高の思い出になる」という意見が多いです。 「部活動が盛んで、目標を持って打ち込める環境がある」と評価されています。 「地下鉄駅から近く、通学が便利」という点は多くの生徒にとって魅力のようです。 「個性的な友達が多く、毎日が刺激的で楽しい」という口コミも見られます。
気になる点 :「校舎が古く、特に私立高校と比べると設備面で見劣りする部分がある」という意見があります。 ただし、トイレなどは改修され綺麗になっているようです。 「校則が少し厳しいと感じることがある（特にスマホの使用など）」という声も一部で見られます。 「自称進学校的な雰囲気があり、模試や課題が多いと感じる」という口コミもあります。 「駅から学校まで坂道や階段があり、冬は少し大変」という声も聞かれます。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス :札幌市営地下鉄南北線「澄川駅」北出口から徒歩約7〜10分 札幌市営地下鉄南北線「南平岸駅」東出口から徒歩約15分
バスでのアクセス :「平岸高校」バス停から徒歩約3分 「澄川小学校前」バス停から徒歩約9分
通学エリア :
市立高校であるため、札幌市内全域から生徒が通学しています。特に、地下鉄南北線沿線に住む生徒が多い傾向がありますが、JRやバスを乗り継いで通学する生徒も少なくありません。
札幌平岸高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
