札幌日本大学高等学校は、北海道北広島市の豊かな自然に囲まれた丘の上にある、文武両道を実践する私立高校です。自分の夢や目標に合わせて選べる多彩なコース設定が魅力で、一人ひとりの可能性を最大限に引き出す教育が実践されています。大学進学はもちろん、その先の未来まで見据えたきめ細やかなサポート体制が整っています。

このページでは、そんな札幌日本大学高等学校について、進学アドバイザーの視点から詳しく解説していきます。偏差値やコースの特色、学校生活の様子から進学実績まで、受験生や保護者の方が本当に知りたい情報を分かりやすくまとめました。

この記事を読めば、札幌日本大学高等学校がどんな学校で、どんな魅力があるのかが具体的にイメージできるはずです。あなたの高校選びの参考に、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

札幌日本大学高等学校の基本情報

札幌日本大学高等学校の基本的な情報を表にまとめました。

項目 内容
正式名称 札幌日本大学高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒061-1103 北海道北広島市虹ヶ丘5丁目7-1
代表電話番号 011-375-2611
公式サイトURL https://www.sapporonichidai.ed.jp/high/

札幌日本大学高等学校の偏差値・難易度・併願校

札幌日本大学高等学校の大きな魅力の一つは、自分の学力や進路目標に合わせて4つのコースから選べる点です。それぞれのコースの偏差値と、合格に必要な内申点の目安を見ていきましょう。

学科・コース名 偏差値
普通科国際バカロレアコース 64
普通科プレミアSコース 62
普通科特進コース 61
普通科総合進学コース 53

偏差値はあくまで目安ですが、国際バカロレアコースやプレミアSコースは道内でも高いレベルにあります。特進コースも難関国公立・私立大学を目指す学力が求められます。総合進学コースは、日本大学への進学を中心に幅広い進路に対応しています。

合格に必要な内申点の目安としては、プレミアSコースはAランク、特進コースはBランク、総合進学コースではD〜Eランクあたりが一つの基準とされています。ただし、これはあくまで推定であり、当日の試験の得点も重要になります。

札幌日本大学高等学校を第一志望とする受験生はもちろん、札幌南、札幌北、札幌西、札幌東といった公立トップ校を受験する生徒の多くが併願校として選ぶ傾向があります。同じ私立では、立命館慶祥高等学校や札幌第一高等学校、北海高等学校などが併願されることが多いようです。

札幌日本大学高等学校に設置されている学科・コース

札幌日本大学高等学校には、普通科の中に4つの特色あるコースが設置されています。それぞれのコースで学べる内容や、どんな生徒におすすめかを紹介します。

  • 国際バカロレア(IB)コース

    • 世界標準の教育プログラムで、探究心や思考力を養います。海外大学への進学や、グローバルな舞台で活躍したい人におすすめです。

  • プレミアS(PS)コース

    • 東京大学や京都大学、医学部といった最難関国公立大学への現役合格を目指します。高い目標を持ち、主体的に学習に取り組める人におすすめです。

  • 特進コース

    • 北海道大学をはじめとする国公立大学や難関私立大学への進学を目指します。部活動と勉強を両立させながら、着実に学力を伸ばしたい人におすすめです。

  • 総合進学(総進)コース

    • 日本大学への進学を中心に、多様な進路希望に対応します。基礎学力を固め、自分の興味や関心を広げながら進路を決めたい人におすすめです。

札幌日本大学高等学校の特色・校風

札幌日本大学高等学校は、「文武両道」「自主創造」を掲げ、生徒一人ひとりの個性を尊重する自由闊達な校風が特徴です。

口コミを見ると、宿題の量はコースによって差があるものの、全体的には「多い」と感じる生徒が多いようです。特に上位コースでは、予習・復習が欠かせない毎日となるでしょう。校則については、「厳しすぎず、緩すぎず」という声が一般的です。スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、校内での使用には一定のルールがあるようです。服装検査も定期的に行われます。

生徒たちは真面目で落ち着いた雰囲気の生徒が多い一方で、学校行事や部活動には積極的に参加する活発な一面も見られます。アルバイトは原則として禁止されていますが、特別な事情がある場合は許可されることもあるようです。制服は、男女ともにブレザータイプで、落ち着いたデザインが「上品で可愛い」「かっこいい」と評判です。土曜授業は基本的にありませんが、模試や講習が行われることがあります。

札幌日本大学高等学校の部活動・イベント

部活動

札幌日本大学高等学校は部活動が非常に盛んで、多くの生徒が勉強と両立しながら活動に励んでいます。運動部、文化部ともに充実しており、全道大会や全国大会で活躍する部も少なくありません。

特に、吹奏楽部は全国大会の常連として知られ、札幌コンサートホールKitaraで定期演奏会を開催するなど、高いレベルで活動しています。野球部も近年力をつけており、甲子園出場経験があります。他にも、スキー部やサッカー部、女子バレーボール部などが強豪として有名です。文化部では、放送局が全国大会で入賞するなど、活発な活動が見られます。

イベント

札幌日本大学高等学校の学校生活は、多彩なイベントで彩られています。生徒が主体となって創り上げる行事が多く、クラスの団結力を高める良い機会となっています。

7月に行われる「桜虹祭(おうこうさい)」は、最大のイベントです。模擬店やステージ発表、文化部の展示など、キャンパス中が熱気に包まれます。10月には「スポーツフェスティバル」が開催され、様々な種目でクラス対抗の熱戦が繰り広げられます。

2年生の11月には修学旅行があり、日本の歴史や文化を学びます。クラスメイトと過ごす時間は、高校生活最高の思い出になるでしょう。その他にも、遠足や芸術鑑賞など、年間を通して様々な行事が予定されています。

札幌日本大学高等学校の進学実績

札幌日本大学高等学校は、日本大学の準付属校でありながら、国公立大学や難関私立大学にも多くの合格者を輩出している進学校です。

最新の大学進学実績を見ると、国公立大学では、北海道大学をはじめ、小樽商科大学、北海道教育大学、室蘭工業大学など道内の主要大学に多数の合格者を出しています。また、京都大学や東北大学といった道外の難関大学への合格実績もあります。

私立大学では、系列の日本大学へは付属推薦制度を利用して毎年多くの生徒が進学しています。さらに、早稲田大学、慶應義塾大学、東京理科大学、MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)といった難関私立大学にも多くの合格者を送り出しています。

これらの高い進学実績を支えているのが、手厚い進学サポート体制です。放課後や長期休暇中には、進学講習や補習が数多く開講されています。また、模擬試験の結果を分析し、教員が生徒一人ひとりに的確なアドバイスを行う「カンファレンス」という仕組みも特徴的です。

札幌日本大学高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、札幌日本大学高等学校ならではの強みやユニークな取り組みを紹介します。

  • 多彩な4つのコース設定:自分の学力や将来の夢に合わせて最適なコースを選び、目標に向かって効率的に学習を進めることができます。

  • 国際バカロレア(IB)認定校:北海道の私立高校で初めてIBワールドスクールに認定され、世界水準の教育を受けることができます。

  • スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校:文部科学省からSSHの指定を受け、先進的な理数系教育や探究活動に取り組んでいます。

  • 日本大学への付属推薦制度:日本大学への進学を希望する生徒にとって、有利な推薦制度が用意されています。

  • 充実した探究学習プログラム:全校体制で探究学習に取り組み、自ら課題を見つけて解決する力を養います。

  • 活発な部活動:全国レベルで活躍する部活動が多数あり、高いレベルでの文武両道を目指せる環境です。

  • 緑豊かな学習環境:広大で自然に恵まれたキャンパスで、のびのびと学校生活を送ることができます。

札幌日本大学高等学校の口コミ・評判のまとめ

札幌日本大学高等学校に関する在校生や卒業生からの口コミをまとめました。

  • 良い点:

    • 「先生方が熱心で、質問にも丁寧に対応してくれる」

    • 「コースが分かれているので、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる」

    • 「施設が綺麗で、特に図書館や多目的ホールが充実している」

    • 「部活動が盛んで、勉強との両立を応援してくれる雰囲気がある」

    • 「桜虹祭などの学校行事がとても盛り上がり、楽しい思い出が作れる」

  • 気になる点:

    • 「上位コースは課題や小テストが多く、勉強が大変」

    • 「駅から少し歩くので、特に冬の通学が大変に感じることがある」

    • 「校則が少し厳しいと感じる部分がある(特にスマートフォンの使用ルールなど)」

    • 「学食のメニューがもう少し充実すると嬉しい」

アクセス・通学

札幌日本大学高等学校への主なアクセス方法は以下の通りです。

  • JR千歳線「上野幌駅」から徒歩約7〜14分。

  • 地下鉄東西線「大谷地駅」や「新さっぽろ駅」から路線バスを利用する方法もあります。

  • 地下鉄「大谷地」駅、「月寒中央」駅、「福住」駅などからはスクールバスも運行されています。

札幌市内はもちろん、江別市、北広島市、恵庭市、千歳市など、JR千歳線沿線の広いエリアから多くの生徒が通学しています。

札幌日本大学高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

札幌日本大学高等学校は、自分の目標に向かって主体的に努力できる生徒にとって、最高の環境が整っている学校です。特に、「高いレベルで文武両道を実践したい」「仲間と切磋琢磨しながら難関大学を目指したい」「グローバルな視野を身につけたい」と考えている君に、心からおすすめします。

受験勉強では、まず自分の内申ランクを把握し、目標とするコースの基準に到達できるよう、日々の授業と定期テストにしっかり取り組みましょう。入試本番では、5教科ともに基礎的な学力が問われます。苦手科目を作らず、バランス良く学習を進めることが合格への鍵です。過去問を繰り返し解き、出題傾向に慣れておくことも大切です。

札幌日本大学高等学校で過ごす3年間は、君の可能性を大きく広げてくれるはずです。夢の実現に向けて、最後まで諦めずに頑張ってください。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。