杉戸農業高等学校、通称「杉農(すぎのう)」は、100年以上の歴史を誇る、埼玉県の農業高校です。ただ野菜を育てたり動物の世話をしたりするだけ、なんて思っていませんか?杉農では、生命や自然環境を大切にする心を育みながら、最新の知識と技術を実践的に学ぶことができるんです。
杉戸農業高等学校の基本情報
杉戸農業高等学校の偏差値・難易度・併願校
生物生産技術科:42 園芸科:42 造園科:42 食品流通科:42 生物生産工学科:42 生活技術科:42
杉戸農業高等学校に設置されている学科・コース
生物生産技術科 – 動物の飼育やバイオテクノロジーを学びます。動物が好きで、家畜やペット、生命科学の分野に進みたい人におすすめ!園芸科 – 野菜や果物、草花などの栽培技術を専門的に学びます。植物を育てることが好きで、将来は品種改良やフラワーアレンジメントなどに興味がある人にぴったりです。造園科 – 庭園のデザインや施工、管理技術を学びます。美しい景観づくりに興味があり、緑豊かな空間をプロデュースしたい人におすすめです。食品流通科 – 食品の加工から販売までの流れ(フードシステム)を学びます。食べることが好きで、新しい商品の開発や食品ビジネスに興味がある人に最適です。生物生産工学科 – 農業機械の操作や整備、土木技術について学びます。機械いじりが好きで、農業の生産現場を支える技術者になりたい人におすすめ!生活技術科 – 園芸作物の活用、食物調理、保育、被服など、生活を豊かにする技術を幅広く学びます。暮らしに関わることに興味があり、将来役立つスキルを身につけたい人にぴったりです。
杉戸農業高等学校の特色・校風
校則 : 他の高校と比較すると、校則はやや厳しめという声が多いようです。特に頭髪や服装に関しては、定期的にチェックが行われることがあります。化粧やアクセサリーは禁止されています。スマホ : スマートフォンの持ち込みは可能ですが、校内での使用には一定のルールがあるようです。授業中の使用はもちろん禁止です。宿題・課題 : 実習やレポートなど、専門学科ならではの課題が出されることが多いようです。特に、生き物を扱う学科では、日々の観察や記録が欠かせません。生徒の雰囲気 : 農業という共通の興味を持った生徒が集まっているため、全体的に真面目で落ち着いた雰囲気があります。男女ともに仲が良く、協力して実習に取り組む場面が多く見られます。アルバイト : アルバイトは原則として長期休業中のみ可能で、事前に許可が必要となるようです。制服 : 制服は男女ともにブレザータイプです。デザインについては、可もなく不可もなくといった評判が多いようです。土曜授業 : 土曜授業は基本的にありません。
杉戸農業高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 : 特に自転車部は全国大会の常連校として知られ、優秀な成績を収めています。 陸上競技部や弓道部も各大会で入賞するなど活躍しています。 野球部、サッカー部、テニス部、バスケットボール部など、定番の部活動も充実しています。文化部 : 農業高校ならではの部として、学校農業クラブ(FFJ)の活動が盛んです。農業に関する研究発表や技術競技会で、全国大会に出場する生徒も少なくありません。 その他、吹奏楽部、書道部、写真部など、様々な文化部が活動しています。
イベント
杉農祭(文化祭) : 毎年秋に開催される杉農祭は、収穫祭を兼ねており、地域でも人気のイベントです。 各学科で生産した新鮮な野菜や果物、パンやジャムなどの加工品を販売する「即売会」には、毎年多くの人が訪れ、長蛇の列ができるほどです。生徒たちの活気あふれる姿を見ることができます。体育祭 : 全校生徒が一体となって盛り上がるイベントです。クラス対抗で様々な競技に臨み、団結力を深めます。長距離走大会 : 自然豊かな学校周辺を走る、冬の恒例行事です。修学旅行 : 近年では、沖縄などへ行くことが多いようです。仲間との絆を深める貴重な機会となっています。
杉戸農業高等学校の進学実績
大学進学 : 近年は四年制大学への進学者も増加傾向にあります。 特に、東京農業大学や日本獣医生命科学大学、酪農学園大学など、農業系の大学への進学実績が豊富です。 また、多くの大学から指定校推薦の枠も得ています。農業大学校・専門学校 : 埼玉県農業大学校をはじめ、全国の農業大学校や、動物・調理・園芸などの専門学校へ進学する生徒も多くいます。就職 : 100年を超える歴史と伝統の中で、多方面で活躍する卒業生の実績により、企業からの求人は2000社を超えています。 農業関連企業はもちろん、公務員になる卒業生もいます。
杉戸農業高等学校の特長・アピールポイント
6つの専門学科で「好き」をとことん追求できる : 動物、植物、造園、食品、機械、生活と、農業に関連する幅広い分野から自分の興味に合った専門分野を選び、深く学ぶことができます。広大な敷地と充実した実習施設 : 学校にいながら本格的な農業体験ができる環境が整っています。農場や温室、加工室など、専門的な設備を使って実践的に学べます。地域に愛される「即売会」 : 生徒が丹精込めて育てた農産物や加工品を販売する即売会は、地域住民からも大人気。 自分たちが作ったものが誰かの喜びにつながる経験は、大きな自信になります。「GAP認証」の取得 : 安心・安全で持続可能な農業の証である「GAP(農業生産工程管理)」の認証を取得しており、最先端の農業を学ぶことができます。地域との連携活動が豊富 : 地元の幼稚園児や小学生に田植えを教えたり、警察と協力して交通安全キャンペーンを行ったりと、地域社会に貢献する機会が多くあります。全国レベルで活躍する部活動 : 自転車部をはじめ、多くの部活動が県大会やそれ以上のレベルで活躍しています。 学校農業クラブの活動も非常に盛んです。多彩な資格取得をサポート : 農業技術検定や各種技能講習など、在学中に将来役立つ様々な資格を取得することが可能です。
杉戸農業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「専門的な知識が身につき、将来の夢に直結する」という意見が非常に多いです。実習が多く、体を動かすことが好きな生徒にとっては最高の環境のようです。 「同じ目標を持つ仲間と出会える」「先生方が専門分野に詳しく、熱心に指導してくれる」といった、学習環境に対する満足度の高い声が目立ちます。 「動物や植物と触れ合うことで、命の大切さを学べる」など、農業高校ならではの経験をポジティブに捉えている生徒が多いようです。 「杉農祭などのイベントがとても楽しい」「即売会で自分たちの作ったものが売れると達成感がある」という声も多く聞かれます。
気になる点 :「校則が他の高校に比べて厳しい」と感じる生徒がいるようです。特に、頭髪や服装に関する指導が厳しいという意見が見られます。 「駅から遠く、アクセスが少し不便」という声があります。東武動物公園駅から徒歩だと30分ほどかかるため、バスや自転車を利用する生徒が多いです。 「虫が苦手な人や、体力に自信がない人には実習が大変かもしれない」という、農業高校ならではの注意点も挙げられています。 「施設が全体的に古い」という意見も一部で見られます。
アクセス・通学
最寄り駅 : 東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線「東武動物公園駅」駅からのアクセス :東武動物公園駅東口から徒歩約30分 東武動物公園駅東口から朝日バス「関宿中央ターミナル行き」に乗車(約10分)、「豊後」バス停下車、徒歩約10分
杉戸農業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス