長野県松本市に佇む松本蟻ヶ崎高等学校は、100年以上の歴史を誇る伝統校です。通称「蟻高(ありこう)」として地域に親しまれ、「文武両道」を掲げて学業と部活動の両立を大切にしています。生徒一人ひとりの自主性を重んじる自由な校風が最大の魅力で、充実した高校生活を送りたいと考える多くの中学生にとって憧れの存在となっています。
松本蟻ヶ崎高等学校の基本情報
松本蟻ヶ崎高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値: 普通科 62 これはあくまで目安の数値です。
難易度の目安
主な併願校
松本第一高等学校(SS特別選抜コース、文理選抜コースなど) 松商学園高等学校(特進コース、文理コースなど) 東京都市大学塩尻高等学校
松本蟻ヶ崎高等学校に設置されている学科・コース
普通科 どんなことを学ぶ場所? :2年生から文系・理系に分かれ、それぞれの進路希望に応じた幅広い科目を学びます。基礎学力の定着を重視しつつ、探究活動などを通して自ら課題を見つけ、解決する力を養います。どんな生徒におすすめ? :国公立大学や難関私立大学への進学を目指している生徒はもちろん、高校生活を通して自分の興味や関心を見つけ、将来の夢を具体的にしていきたい生徒におすすめです。
松本蟻ヶ崎高等学校の特色・校風
宿題の量 :口コミによると、宿題の量は標準的か、やや少なめと感じる生徒が多いようです。ただし、英語の予習など、自主的な学習が求められる場面もあります。校則 :他の高校と比較して校則は緩やかな傾向にあります。スマホ :休み時間や授業中でも、学習目的であれば使用が許可されることがあるなど、比較的自由なようです。服装 :制服はなく私服での通学が認められており、生徒たちは思い思いの服装で学校生活を送っています。髪を染めたりネイルをしたりする生徒もいますが、多くの生徒は高校生らしい節度をわきまえているとの声が見られます。
生徒たちの雰囲気 :真面目で優しい人が多く、いじめなどもほとんど聞かれないようです。勉強も部活も行事も、何事にも一生懸命取り組む活気のある生徒が多いと言われています。アルバイト :原則として禁止されています。制服 :私服校のため制服はありませんが、式典などで着用する標準服はあります。また、部活動によっては指定のジャージや道着があり、特に書道部の袴姿に憧れて入学する生徒もいるようです。土曜授業 :土曜授業は基本的にありません。
松本蟻ヶ崎高等学校の部活動・イベント
部活動
全体の様子 :運動部、文化部ともに種類が豊富で、活発に活動しています。初心者でも歓迎してくれる部活がほとんどで、高校から新しいことに挑戦したい生徒にも門戸が開かれています。特筆すべき部活動 :書道部 :全国的にも非常に有名で、書道のパフォーマンスを競う「書道パフォーマンス甲子園」では何度も全国優勝を果たしています。その活躍はテレビで取り上げられることもあり、蟻高の象徴的な部活動の一つです。放送部 :こちらも全国大会の常連で、数々のコンテストで優秀な成績を収めています。アナウンスや番組制作など、本格的な活動を行っています。ダンス部 :ヒップホップやジャズなど複数のジャンルで活動しており、生徒が主体となって振り付けや構成を考えています。大会にも積極的に出場し、活気にあふれています。室内楽部 :部員のほとんどが初心者からスタートしますが、全国高校総合文化祭に出場するなど高いレベルで活動しています。クラシックからポップスまで幅広いジャンルの曲を楽しんでいます。
イベント
ぎんが祭(文化祭) :蟻高最大のイベントで、その名称は校章のモチーフである銀河に由来します。 一般公開日には多くの地域住民も訪れ、大変な熱気に包まれます。クラスごとの展示やステージ発表、文化部の発表、運動部の模擬店など内容は多彩です。 特に、最終日の後夜祭で行われる校舎全体を使ったイルミネーションやダンスパーティーは、生徒たちにとって最高の思い出になるようです。クラスマッチ :球技などを中心にクラス対抗で競い合います。クラスの団結力を高める絶好の機会です。修学旅行 :行き先は年度によって異なりますが、仲間との絆を深める貴重な時間となります。
松本蟻ヶ崎高等学校の進学実績
主な国公立大学の合格実績(2025年実績より) 信州大学:26名 その他、筑波大学、茨城大学、宇都宮大学、埼玉大学、山梨大学、富山大学など、全国の国公立大学に合格者を出しています。
主な難関私立大学の合格実績(2025年実績より) GMARCH(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政):合計22名 日東駒専(日本、東洋、駒澤、専修):合計69名 関関同立(関西、関西学院、同志社、立命館):合計4名
その他の進路
東海大学や近畿大学、京都産業大学など、全国の様々な私立大学へも多数進学しています。 多くの生徒が大学進学を目指しますが、専門学校への進学や就職など、多様な進路選択に対応しています。 進学サポート
ほぼ毎月のように模擬試験が実施され、自分の学力や立ち位置を客観的に把握しやすい環境です。 また、進路相談室には専門の先生が常駐し、生徒一人ひとりの相談に親身に応じてくれます。 探究活動にも力を入れており、自ら課題を設定し探究するプロセスを通じて、大学入試で求められる思考力や表現力を養っています。
松本蟻ヶ崎高等学校の特長・アピールポイント
「自主自律」を育む自由な校風
制服がなく私服で通学できるなど、校則が比較的緩やかで、生徒の自主性が尊重されています。自分で考えて行動することが求められる環境は、社会に出てからも役立つ力を養います。 学校全体が熱狂する「ぎんが祭」
準備期間から後夜祭まで、生徒が主体となって作り上げる文化祭は、蟻高生活一番の思い出という声も多いビッグイベントです。クラスや部活動の仲間との絆が深まります。 全国レベルで活躍する多彩な部活動
「書道パフォーマンス甲子園」で有名な書道部や、全国大会常連の放送部をはじめ、多くの部活動が活発に活動しています。何かに打ち込みたい生徒にとって最高の環境です。 地域と連携したユニークな探究学習
1年生では「松本探究フィールドワーク」と題し、グループで松本市内の事業所などを訪れ、地域の課題や魅力を探究する機会があります。 机上の学習だけでは得られない実践的な学びができます。 生徒・教職員・PTA・同窓会の強い連携
「四者協議会」と呼ばれる意見交換の場があり、生徒、教職員、PTA、同窓会が学校の年間行事や施設について話し合います。 学校全体でより良い教育環境を作っていこうという意識が高いのが特長です。
松本蟻ヶ崎高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「自由な校風でのびのびと過ごせる」 「ぎんが祭などの学校行事が本当に楽しく、一生の思い出になる」 「文武両道が実践できる環境で、勉強も部活も頑張れる」 「優しい人が多く、いじめなどの話は聞いたことがない」 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」 「私服なので、自分らしいスタイルで過ごせるのが良い」
気になる点 「校舎が古く、施設が充実しているとは言えない」という意見があります。 「自由な反面、自分で律しないと勉強が疎かになってしまう可能性がある」という声も。 「駅から学校まで坂道が続くので、少し大変」 「進路指導について、一部の生徒からは物足りなさを感じるという声もある」
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス JR大糸線「北松本」駅より徒歩約5分 JR篠ノ井線・大糸線「松本」駅より徒歩約15〜20分
バスでのアクセス 松本市コミュニティバス「蟻ヶ崎高校前」バス停より徒歩約4分 「正隣寺口」バス停より徒歩約1分
通学エリア
松本市内の生徒が最も多いですが、安曇野市や塩尻市、さらには諏訪地方など、比較的広範囲から生徒が通学しています。
松本蟻ヶ崎高等学校受験生へのワンポイントアドバイス