群馬県立桐生高等学校は、100年以上の歴史と伝統を誇る桐生高校と桐生女子高校が統合し、2021年に新たな歴史をスタートさせた共学の進学校です。「獨立自尊」「自主自律」「向学共励」を校訓に掲げ、生徒一人ひとりが主体的に学び、高い志を持って未来を切り拓く力を育んでいます。桐生市内外から多くの生徒が集まり、活気あふれる学校生活を送っています。
桐生高等学校の基本情報
桐生高等学校の偏差値・難易度・併願校
理数科:65 普通科:62
桐生高等学校に設置されている学科・コース
普通科 幅広い分野の学習を通して、自分の興味・関心を探求し、多様な進路実現を目指す学科です。文系・理系の類型選択があり、国公立大学や難関私立大学への進学を目指す生徒が多く在籍しています。
理数科 理数系の科目に特に力を入れた専門学科で、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の活動の中心を担います。課題研究や大学との連携授業など、より高度で専門的な学びが特徴です。将来、研究者や医療従事者、技術者などを目指す生徒におすすめです。
桐生高等学校の特色・校風
宿題の量 進学校ということもあり、宿題や課題の量は「多い」と感じる生徒が多いようです。毎日の予習・復習が欠かせませんが、計画的に学習を進める習慣が身につくという声もあります。
校則 校則は、他の公立高校と比較して標準的か、やや緩やかだという意見が見られます。スマホの使用については、授業中はもちろん禁止ですが、休み時間や放課後の使用は認められているようです。服装検査なども常識の範囲内で行われることがほとんどで、生徒の自主性が尊重される校風と言えるでしょう。
生徒たちの雰囲気 真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、行事や部活動では一体となって盛り上がる活発さも持ち合わせています。男女の仲も良く、協力し合って学校生活を楽しんでいる様子がうかがえます。
アルバイト アルバイトは原則として禁止されていますが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、許可を得て行うことが可能なようです。
制服の評判 2021年の統合に伴い、新しい制服が導入されました。特に女子の制服は、桐生女子高校の伝統を受け継いだデザインで、可愛いと評判です。男子は伝統的な黒の詰襟学生服です。
土曜授業 進学実績向上のため、土曜日に授業や補習が行われることがあります。
桐生高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 特に、硬式野球部は旧制桐生中学校時代から甲子園の常連として知られ、その歴史と伝統は今も受け継がれています。陸上競技部や少林寺拳法部なども全国レベルで活躍する強豪です。その他、サッカー、ラグビー、バスケットボール、テニスなど多くの運動部が活発に活動しています。
文化部 文化部も運動部に負けず劣らず活気があります。特に放送部や管弦楽部は全国大会の常連です。また、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定校であることから、物理部や化学部といった理科系の部活動も充実しており、本格的な研究に取り組むことができます。珍しい部活としては、少林寺拳法部や、複数の班に分かれて活動する芸術部(写真・書道・美術)などがあります。
イベント
紫鈴祭(文化祭) 旧桐生高校の「山紫祭」と旧桐生女子高校の「すずかけ祭」が融合した文化祭で、隔年で開催されます。各クラスが趣向を凝らし- た展示やアトラクション、ステージ発表を行い、一般公開日には多くの来場者で賑わいます。
大運動会 文化祭のない年に開催される体育祭です。全校生徒が団に分かれて優勝を目指し、応援合戦や騎馬戦などの種目で熱戦を繰り広げます。学年を超えた交流が深まる人気の行事です。
修学旅行 2年生の秋に実施され、行き先は関西方面などが主なようです。仲間との絆を深める、高校生活最高の思い出の一つとなっています。
桐生高等学校の進学実績
国公立大学 東北大学、筑波大学、群馬大学、高崎経済大学など、旧帝大を含む難関大学に合格者を出しています。
難関私立大学 早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学や、GMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)といった大学にも、着実に合格者数を伸ばしています。
桐生高等学校の特長・アピールポイント
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校 文部科学省からSSHの指定を受け、先進的な理数教育を実践しています。全校生徒を対象とした探究活動や、大学・研究機関と連携したプログラムが充実しており、科学的思考力や課題解決能力を養うことができます。
主体性を育む探究活動「桐生学」 1年次から始まる探究活動では、生徒が自ら問いを立て、情報を収集・分析し、答えを探求していきます。大学の研究者の助言を受けながら研究を進める機会もあり、プレゼンテーション能力や論理的思考力が鍛えられます。
60分授業の導入 じっくりと深い学びに繋げるため、1コマ60分の授業を展開しています。これにより、実験やグループワークなど、多様な学習活動に時間をかけて取り組むことが可能です。
ICT環境の充実 一人一台のChromebookが整備され、授業や探究活動で積極的に活用されています。プロジェクターも各教室に常設されており、最先端のICT教育環境が整っています。
歴史と伝統を受け継ぐ校舎 西洋風の校門など、歴史を感じさせる美しい校舎が特徴です。統合を機に校舎の増築や改修も行われ、快適な学習環境が整っています。
活気あふれる学校行事 文化祭「紫鈴祭」や大運動会は、生徒が主体となって創り上げるビッグイベントで、学校全体が大きな熱気に包まれます。
駅からのアクセスが抜群 JR桐生駅から徒歩5分という好立地にあり、市内だけでなく、前橋市、伊勢崎市、太田市など広いエリアから生徒が通学しています。
桐生高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「先生方が熱心で、質問にも丁寧に対応してくれる」 「SSHの活動が充実していて、知的好奇心を満たせる」 「行事がとても楽しく、クラスや学年の団結力が強い」 「高い目標を持つ仲間が多く、刺激し合いながら勉強できる」 「部活動が盛んで、勉強と両立しながら充実した3年間を送れる」
気になる点 「課題や小テストが多く、勉強はかなり大変」 「進学校なので、大学進学へのプレッシャーを感じることがある」 「校舎の一部は歴史がある分、少し古いと感じる場所もある」
アクセス・通学
最寄り駅 JR両毛線「桐生駅」から徒歩約5分 上毛電気鉄道「西桐生駅」から徒歩約10分 東武桐生線「新桐生駅」から自転車で約10分
桐生高等学校受験生へのワンポイントアドバイス