鹿児島県の徳之島にある樟南第二高等学校は、全国で唯一、離島に存在する全日制の私立高校です。豊かな自然に囲まれた環境で、一人ひとりの個性を大切にし、それぞれの夢の実現をサポートする教育を実践しています。普通科、商業科、工業科の3つの学科があり、大学進学から資格取得、就職まで幅広い進路に対応できるのが樟南第二高等学校の大きな魅力です。

「がんばれば感動」を合言葉に、生徒たちは日々の学習や部活動に励んでいます。先生と生徒の距離が近く、アットホームな雰囲気の中で、充実した高校生活を送ることができるでしょう。スキューバダイビングの実習など、徳之島の自然を活かした特色ある教育活動も多く、他ではできない貴重な経験ができます。

この記事では、そんな樟南第二高等学校の偏差値や気になる口コミ、学校生活の様子などを詳しくご紹介します。あなたの高校選びの参考に、ぜひ最後まで読んでみてください。

樟南第二高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 樟南第二高等学校
公立/私立の別 私立
共学/男子校/女子校の別 共学
所在地 〒891-7611 鹿児島県大島郡天城町天城297
代表電話番号 0997-85-2511
公式サイトURL https://www.shonandaini.jp/

樟南第二高等学校の偏差値・難易度・併願校

樟南第二高等学校の偏差値は、学科によって異なりますが、おおむね37から47程度とされています。これは鹿児島県内の高校の中では、比較的入学しやすいレベルと言えるでしょう。しかし、油断は禁物です。基礎学力をしっかりと身につけておくことが合格への鍵となります。

学科・コースごとの偏差値の目安は以下の通りです。

  • 普通科:47

  • 商業科:37

  • 工業科:37

同じくらいの偏差値の他の高校としては、伊佐農林高校(生活情報科)などが挙げられます。合格に必要な内申点の具体的な目安は公表されていませんが、日頃の授業態度や提出物をしっかりこなし、定期テストで安定した点数を取ることが大切です。

樟南第二高等学校は離島にある私立高校という特性上、併願校に関する情報は多くありません。徳之島島内の受験生は、県立徳之島高等学校を併願するケースが考えられます。島外からの受験生の場合は、地元の公立高校や私立高校を併願することが一般的です。

樟南第二高等学校に設置されている学科・コース

樟南第二高等学校には、生徒一人ひとりの興味や進路希望に応えるため、特色ある3つの学科が設置されています。それぞれの学科で、専門的な知識や技術を身につけ、夢の実現を目指すことができます。

  • 普通科

    • どんなことを学ぶ場所か:少人数制のクラスで、国公立大学や有名私立大学への進学を目指します。2年次からは、より専門的な学習に対応するコース選択があります。

    • どんな生徒におすすめか:大学進学を目標に、基礎から応用までじっくりと学びたい人におすすめです。

  • 商業科

    • どんなことを学ぶ場所か:簿記や情報処理など、ビジネス社会で役立つ専門知識と技術を学びます。資格取得に力を入れており、進学や就職に有利な資格を目指せます。

    • どんな生徒におすすめか:将来、事務職や販売職などで活躍したい人や、多くの資格を取得して自分の可能性を広げたい人におすすめです。

  • 工業科

    • どんなことを学ぶ場所か:自動車や機械、建設業に関する専門的な知識と技術を、実習を通して実践的に学びます。3級自動車整備士などの資格取得も可能です。

    • どんな生徒におすすめか:ものづくりに興味がある人や、将来、技術者として社会に貢献したい人におすすめです。

樟南第二高等学校の特色・校風

樟南第二高等学校は、「進取・至誠・友愛」を校訓に掲げ、アットホームな雰囲気の中で生徒一人ひとりの成長を大切にしています。

  • 校風のキーワード:アットホーム、文武両道、地域密着

口コミなどによると、宿題の量は学科やコースによって差があるようですが、先生方が一人ひとりの理解度に合わせて丁寧に指導してくれるという声が多く聞かれます。校則については、特に厳しいという評判はなく、一般的な高校の範囲内と考えられます。スマホの使用については、ルールを守った上での利用が認められているようです。

生徒たちは、島内出身者も島外からの寮生も和気あいあいとしており、学年を越えて仲が良いのが特徴です。アルバイトは原則として許可されていませんが、特別な事情がある場合は学校に相談することができるようです。制服は男女ともにブレザーで、女子はスラックスも選択できます。2025年度からは体育服とジャージも新しくなり、より快適な学校生活が送れるようになっています。普通科では土曜授業が実施されており、学力向上に力を入れています。

樟南第二高等学校の部活動・イベント

部活動

樟南第二高等学校では、多くの生徒が部活動に参加し、学業との両立を図りながら充実した学校生活を送っています。運動部、文化部ともに様々な部があり、自分の興味や関心に合わせて活動することができます。

特に野球部やサッカー部、女子バレーボール部などが活発に活動しているようです。離島という環境を活かし、地域との交流も盛んに行われています。部活動を通して、専門的な技術だけでなく、協調性や人間性も育むことができるでしょう。

イベント

樟南第二高等学校では、生徒たちの心に残る多彩な学校行事が年間を通して開催されています。

  • 体育祭:毎年9月に行われる体育祭は、学校全体が一体となって盛り上がる大きなイベントの一つです。2022年に創設された応援団のパフォーマンスは、体育祭の名物となっています。各学年が団結し、競技や応援に全力を尽くす姿は、見る人に感動を与えます。

  • 文化祭「樟南二高祭」:7月に行われる文化祭では、各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表を行います。生徒たちの創造性や個性が発揮される場で、毎年多くの来場者で賑わいます。

  • 修学旅行:2年生の3月には、関西方面への修学旅行が実施されます。奈良や京都の歴史的建造物を見学したり、USJを満喫したりと、仲間との絆を深める貴重な機会となっています。

その他にも、新入生歓迎遠足、クラスマッチ、新春登山など、季節ごとに様々なイベントが企画されており、充実した高校生活を送ることができます。

樟南第二高等学校の進学実績

樟南第二高等学校は、大学進学から専門学校、就職まで、生徒一人ひとりの希望進路に合わせた手厚いサポート体制が整っています。特に普通科では、少人数教育の強みを活かし、国公立大学や有名私立大学への合格者を輩出しています。

最新の進学実績の詳細は学校の公式サイトで確認が必要ですが、過去には以下のような大学への進学実績があります。

  • 国公立大学:山梨県立大学、周南公立大学、九州大学、大阪教育大学、熊本大学、九州工業大学、広島大学、鹿児島大学、琉球大学など

  • 難関私立大学:立教大学、法政大学、中央大学、立命館大学など

  • その他:地元の奄美看護福祉専門学校をはじめ、各種専門学校への進学者や、公務員、民間企業への就職者も多数います。

夏期・冬期補習や進路ガイダンスなども充実しており、生徒一人ひとりの夢の実現を力強くバックアップしています。

樟南第二高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、樟南第二高等学校ならではの魅力的なポイントをまとめました。

  • 全国唯一の離島にある全日制私立高校:世界自然遺産の島、徳之島の豊かな自然の中で、のびのびと高校生活を送ることができます。

  • 特色ある教育活動:スキューバダイビングの実習や新春登山など、徳之島の自然を活かしたユニークな体験学習が豊富です。

  • アットホームな少人数教育:先生と生徒の距離が近く、一人ひとりに合わせたきめ細やかな指導が受けられます。

  • 充実した資格取得サポート:商業科や工業科では、将来に役立つ専門的な資格取得を強力にバックアップしています。

  • 新しくて快適な学生寮:2024年2月には新しい女子寮が完成しました。島外からの生徒も安心して学校生活に集中できる環境が整っています。

  • 海外語学研修制度:普通科では、実用英語技能検定2級に合格すると、2週間の海外語学研修に参加できる制度があります。

  • 地域との強い連携:地域に根ざした学校として、様々なボランティア活動や地域行事への参加機会が豊富です。

樟南第二高等学校の口コミ・評判のまとめ

樟南第二高等学校に関する口コミをまとめました。学校選びの参考にしてください。

  • 良い点

    • 「先生方がとても親身で、わかるまで丁寧に教えてくれる」という声が多いようです。

    • 「少人数なので、クラスや学年全体の仲が良く、アットホームな雰囲気が良い」という評判です。

    • 「徳之島の自然を活かした行事が多く、他ではできない経験ができる」という点も高く評価されています。

    • 「資格取得に力を入れていて、将来の進路に役立った」という卒業生の声もあります。

  • 気になる点

    • 「離島なので、交通の便が少し不便に感じることがある」という意見があります。

    • 「都会の高校に比べて、施設の規模は小さいかもしれない」という声も一部で見られます。

    • 「部活動の種類がもっと増えると嬉しい」という希望も聞かれます。

アクセス・通学

樟南第二高等学校は、徳之島の天城町にあります。

  • アクセス方法:徳之島空港から車で約10分。平土野港からは車で約5分です。

  • 通学エリア:徳之島島内全域から生徒が通学しています。また、島外からの生徒のために男子寮と女子寮が完備されており、鹿児島県本土や奄美群島の他の島々、さらには県外からも生徒を受け入れています。

樟南第二高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

樟南第二高等学校は、徳之島の雄大な自然の中で、自分のペースでじっくりと学びたい、そして他ではできない特別な高校生活を送りたい、と考えているあなたにぴったりの学校です。先生と生徒の距離が近く、アットホームな雰囲気なので、勉強や進路のことで悩んだ時も、きっと親身に相談に乗ってくれるでしょう。

特に、専門的な資格を取得して将来に活かしたい人、少人数教育の中で大学進学を目指したい人には、樟南第二高等学校は最高の環境です。受験勉強では、まずは中学校の教科書レベルの基礎を完璧にすることが大切です。苦手科目をなくし、どの教科もバランス良く得点できるように準備を進めましょう。面接も重視される傾向があるので、自分の考えをしっかりと伝えられるように練習しておくことをお勧めします。あなたの挑戦を心から応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。