福井県立武生東高等学校は、国際交流や探究活動に力を入れ、これからの社会で活躍できる人材の育成を目指している進学校です。1987年に設立され、これまで多くの卒業生を国内外に送り出してきました。文部科学省から「Super English Language High School」の指定を受けるなど、先進的な取り組みを実践してきた歴史があります。
武生東高等学校の基本情報
武生東高等学校の偏差値・難易度・併願校
学際フロンティア科:58
武生東高等学校に設置されている学科・コース
フューチャーサイエンス科
理数系科目を重点的に学び、大学などと連携した実験や実習を通して探究を深めます。理系の大学進学を目指す生徒におすすめです。 フューチャークエスト科
文系科目をバランス良く学びながら、地域が抱える課題の探究に取り組みます。文系の大学進学や、地域社会への貢献に関心がある生徒におすすめです。 グローバル科
高い英語力と異文化理解を養い、海外の高校生との交流や留学などを通して国際的な視野を広げます。海外大学への進学も視野に入れたい生徒におすすめです。
武生東高等学校の特色・校風
宿題の量 : 進学校ということもあり、予習・復習が前提で授業が進むため、宿題の量は多いと感じる生徒が多いようです。特に英語や国語では予習が必須との声があります。校則 : 全体的に見て、厳しすぎず、生徒の自主性を尊重する傾向があるようです。 頭髪については、パーマや染色は禁止されていますが、奇抜でなければ髪型は比較的自由です。 スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、校内での使用は制限されており、マナーモードにしてカバンにしまっておくのがルールのようです。生徒たちの雰囲気 : 真面目に学習に取り組む生徒が多い一方で、学校行事などでは活発に活動する、メリハリのある生徒が多いようです。アルバイト : 原則として禁止されています。制服の評判 : 制服については、特に大きな特徴はなく、一般的なブレザースタイルです。口コミでは賛否両論あるようです。土曜授業 : 土曜授業は基本的にありません。ただし、部活動の練習や大会、模擬試験などが行われることはあります。
武生東高等学校の部活動・イベント
部活動
書道部 : 個人での作品制作だけでなく、地域のイベントなどで書道パフォーマンスを披露することもあります。仲間と協力して一つの作品を作り上げる楽しさが味わえます。茶道部 : 外部から講師を招き、本格的なお点前を学びます。学校祭では浴衣を着てお茶会を開くなど、文化的な活動に力を入れています。美術部 : 学校祭のゲート制作を担当するなど、学校の中心的な役割を担うこともあります。フラスコ画に挑戦するなど、新しい表現にも積極的に取り組んでいます。男子バドミントン部 : 県大会ベスト8を目標に、日々練習に励んでいます。
イベント
学校祭 : 毎年9月に行われる学校祭は、1日目が文化祭、2日目が体育祭という構成で非常に盛り上がります。 文化祭では合唱コンクールや各クラスのプレゼンテーション、部活動の発表などが行われます。 特に、学年に関係なく肩を組んで校歌を歌うのが伝統となっているようです。選択型研修旅行 : 2年生の10月には研修旅行があります。行き先は科によって異なり、例えばかつての普通科は沖縄、国際科はシンガポールを訪れていました。日野山登山 : 毎年4月に行われる伝統行事です。学校の近くにある日野山に全校生徒で登ります。
武生東高等学校の進学実績
国公立大学 : 2023年度には、国公立大学に71名が合格しました。そのうち、福井大学に16名、福井県立大学に22名と、地元の大学への進学者が多いのが特徴です。 その他、大阪大学や神戸大学といった難関大学への合格者も輩出しています。難関私立大学 : 関西圏の「関関同立」や、関東圏の「GMARCH」といった難関私立大学にも、毎年多くの合格者を出しています。進路サポート : 週3日、放課後に「フロンティアタイム」という自主学習の時間が設けられています。 この時間を使って、教員への質問や生徒同士での学び合い、オンライン講座の受講など、各自の進路目標に合わせた学習を進めることができます。
武生東高等学校の特長・アピールポイント
学際フロンティア学科での文理横断的な学び : 2022年度から始まった新学科では、文系・理系の枠を超えた学習が可能です。 1年次に基礎を固め、2年次から自分の興味や進路に合わせた専門的な学びを深めることができます。充実した探究活動「Hino-Quest」 : 全校生徒が取り組む総合的な探究の時間では、地域や国際社会が抱える課題について深く探究し、解決策を考えます。この活動を通して、思考力や表現力を養います。グローバル教育の伝統 : 文部科学省から「スーパーイングリッシュランゲージハイスクール」に指定された実績があり、英語教育や国際交流に力を入れています。 海外の高校生と議論を深めるイベントなども開催しています。きめ細やかな学習サポート : 1クラスを30人以下の少人数で編成し、数学や英語などの主要科目では習熟度別の授業を取り入れるなど、一人ひとりの理解度に合わせた指導を行っています。大学や地域との連携 : 大学教授を招いた講義や、自治体と連携した地域探究など、学校外の専門家から学ぶ機会が豊富に用意されています。キャリア教育の充実 : 将来の生き方や進路について考える「学問発見講座」などが開かれており、キャリア教育に関する取り組みで文部科学大臣賞を受賞した実績もあります。美しい自然環境と充実した施設 : 校舎はきれいで設備が整っていると評判です。 図書館からは日野山を望むことができ、蔵書も豊富で学習に集中できる環境です。
武生東高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「先生との距離が近く、気軽に質問や相談ができる」という声が多いようです。 「探究活動や国際交流など、普通の高校ではできない貴重な経験ができた」といった、独自の教育プログラムを評価する意見が見られます。 「図書館がきれいで蔵書も多く、勉強に集中できる環境が良い」と学習環境を評価する声もあります。 「学校行事が盛り上がり、クラスの団結力が強い」など、学校生活の楽しさについての口コミも多く見られます。
気になる点 :「駅から遠く、バスの本数も少ないためアクセスが不便」という意見が最も多く見られます。 JR武生駅からバスで約20分かかるため、交通の便は課題と言えそうです。 「進学校なので、課題や予習が多くて大変」といった学習面での負担に関する声もあります。 「国公立大学を目指す生徒には手厚いが、それ以外の進路を考えている生徒へのサポートは少し物足りないかもしれない」という意見も一部で見られました。
アクセス・通学
JR武生駅 から福鉄バス(南越線・池田線)で約20分、「武生東高」バス停下車すぐ。福井鉄道 越前武生駅 から福鉄バス(南越線・池田線)で約20分、「武生東高」バス停下車すぐ。
武生東高等学校受験生へのワンポイントアドバイス