岩手県立水沢農業高等学校は、120年以上の長い歴史と伝統を誇る、農業教育の専門高校です。 広大な大地をキャンパスに、生命の尊さや食の大切さを肌で感じながら学べるユニークな環境がここにはあります。農業や食品に関わる専門知識や技術を基礎から実践的に学べるだけでなく、仲間と協力して物事を成し遂げる喜びを体験できるのが、水沢農業高等学校の大きな魅力と言えるでしょう。
岩手県立水沢農業高等学校の基本情報
岩手県立水沢農業高等学校の偏差値・難易度・併願校
農業科学科:38 食品科学科:38
岩手県立水沢農業高等学校に設置されている学科・コース
農業科学科
作物や野菜、果樹、草花の栽培から、家畜や小動物の飼育まで、農業全般について幅広く学びます。 動物や植物が好きで、自然の中で体を動かしながら学ぶことに興味がある生徒におすすめです。地域のリーダーとして活躍したいという意欲のある生徒も待っています。 食品科学科
パンやジャムなどの食品製造や加工技術、商品開発、流通、そして食文化について専門的に学びます。 食べることが好き、お菓子作りや料理に興味がある、将来は食品に関わる仕事がしたいと考えている生徒にぴったりの学科です。
岩手県立水沢農業高等学校の特色・校風
宿題の量
専門的な実習やレポートが多いため、決して少なくはないようですが、自分の興味のある分野をとことん追求できる楽しさがあるという声が多いです。 校則
校則は比較的自由な雰囲気のようです。特に、2023年度からは制服が廃止され、胆江地域の全日制高校では初となる私服での通学が可能になりました。 TPOに合わせた服装を自分で考える力が養われます。ただし、式典などの際には標準服の着用が求められます。 スマートフォンの持ち込みも許可されているようですが、授業中の使用などルールは守る必要があります。 生徒たちの雰囲気
動物や植物が好き、ものづくりが好き、といった共通の興味を持つ生徒が集まっているため、穏やかで真面目な生徒が多いようです。実習など協力して行う授業が多いため、自然と協調性が身につきます。 アルバイト
アルバイトは許可制となっている場合が多いようです。学業との両立を前提に、長期休暇などを利用して行っている生徒もいるようです。 制服
前述の通り、現在は私服通学が基本となっています。 式典などで着用する標準服はありますが、日常的に制服を着たいという生徒は少ないようです。 土曜授業
基本的に土曜授業はないようです。
岩手県立水沢農業高等学校の部活動・イベント
部活動
農業クラブ
全校生徒が加入するクラブで、農業に関する研究活動や発表、地域との交流などを行います。全国大会にもつながる活動であり、日々の学習の成果を発揮する重要な場となっています。 馬術部
県内でも珍しい馬術部があり、馬の飼育から乗馬技術の習得まで本格的に活動しています。 動物が好きな生徒にとっては、非常に魅力的な部活動です。全国から「馬学」を学びたい生徒を募集しているほど、特色ある活動です。 ボクシング部
全国大会に出場する選手を輩出するなど、輝かしい実績を誇る部活動の一つです。
イベント
農高祭(文化祭)
毎年秋に開催される最大のイベントです。生徒たちが丹精込めて育てた野菜や草花、手作りのパンやジャムなどの加工品を販売するコーナーは、毎年地域の方々で大変な賑わいを見せます。クラスごとの展示やステージ発表もあり、学校中が活気に満ち溢れます。 田植え競技大会
初夏に行われる伝統行事です。 全校生徒が田んぼに入り、田植えの速さや正確さを競い合います。泥だらけになりながらも、仲間と協力して苗を植える経験は、農業高校ならではの貴重な思い出となるでしょう。 修学旅行
2年生の冬に関西方面(京都・大阪など)を訪れることが多いようです。 班別自主研修では清水寺や伏見稲荷大社を巡ったり、海遊館やユニバーサル・スタジオ・ジャパンを楽しんだりと、古都の文化と現代のエンターテイメントを満喫します。
岩手県立水沢農業高等学校の進学実績
大学・専門学校への進学
農業系の大学や、食、栄養、環境、バイオテクノロジー関連の学部・学科への進学者が多い傾向にあります。岩手大学や宮城大学などの国公立大学や、東京農業大学、日本大学などの私立大学への進学実績があります。また、農業大学校や調理・製菓系の専門学校へ進み、さらに専門的な技術を磨く生徒も多くいます。 就職
就職希望者の内定率は非常に高く、多くの生徒が希望する進路を実現しています。地元の農業法人、食品製造会社、JA(農業協同組合)、造園会社、公務員(農業・林業職)など、学校で学んだ知識や技術を直接活かせる職場への就職が目立ちます。 先生方の手厚いサポートもあり、地域産業を支える人材として社会に羽ばたいています。
岩手県立水沢農業高等学校の特長・アピールポイント
広大な農場と充実した実習施設
学校の敷地内には、水田、畑、果樹園、温室、畜舎など、本格的な実習を行うための広大なフィールドが広がっています。 「JGAP」認証の取得
食の安全や環境保全、労働安全に関する基準を満たした農場に与えられる「JGAP」の認証を取得しており、先進的で持続可能な農業を学ぶことができます。 地域と連携した実践的な学び
地元の企業やスーパーと協力して商品を開発したり、生産した農産物や加工品を販売したりと、社会とのつながりを意識した実践的な学習機会が豊富にあります。 豊富な資格取得のチャンス
農業技術検定、危険物取扱者、ボイラー技士、フォークリフト運転技能講習など、将来に役立つ多くの専門的な資格を取得することが可能です。 全国から生徒を募集する「馬学」
馬術部の活動と連携し、馬に関する専門的な知識や技術を学ぶ「馬学」を履修するために、岩手県外からも生徒を受け入れています。 生徒寮「臥牛寮」を完備
遠方からの生徒のために、校地内に学生寮が設置されています。 仲間との共同生活を通して、自立心や協調性を育むことができます。 自由な校風と私服通学
制服を廃止し、生徒の自主性を尊重する自由な校風も大きな魅力です。
岩手県立水沢農業高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「実習が多くて楽しい。普通の高校ではできない体験ができる」 「動物や植物が好きなので、毎日が充実している」 「専門的な知識が身につき、将来の夢が明確になった」 「先生方が親身になって進路相談に乗ってくれるので、就職に強い」 「農高祭など、学校全体で盛り上がる行事が多くて楽しい」 「同じ興味を持つ友達ができるので、話が合って楽しい」
気になる点 「実習は体力的に大変なこともある」 「虫が苦手な人は少し大変かもしれない」 「駅から少し距離があるので、バスや自転車が必要」 「大学進学を目指す場合、普通科目に少し物足りなさを感じるかもしれない」
アクセス・通学
最寄り駅
JR東北本線「水沢駅」 駅からのアクセス 水沢駅西口から岩手県交通バス「胆沢水沢線」に乗車し、「水沢農業高校前」バス停で下車。 水沢駅から自転車で約20〜30分。
岩手県立水沢農業高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

