大阪府立泉北高等学校は、国際社会で活躍できる人材の育成を目指し、特色ある教育活動を展開している人気の府立高校です。1969年に設立され、泉北ニュータウンの発展と共に歴史を刻んできました。現在は「国際文化科」と「総合科学科」の2つの専門学科を設置し、それぞれの分野で探究的な学びを深められるのが大きな魅力です。
大阪府立泉北高等学校の基本情報
大阪府立泉北高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値
国際文化科:61 総合科学科:60
難易度・内申点の目安
主な併願校
初芝富田林高等学校 浪速高等学校 帝塚山学院泉ヶ丘高等学校 東大谷高等学校 賢明学院高等学校 大阪学芸高等学校
大阪府立泉北高等学校に設置されている学科・コース
国際文化科 どんなことを学ぶ場所か:コミュニケーション能力の育成に重点を置き、英語の授業はもちろん、第二外国語(フランス語、スペイン語、中国語、韓国・朝鮮語から選択)も学べます。留学生との交流や海外研修などを通じて、異文化理解を深めます。 どんな生徒におすすめか:外国語や海外の文化に興味があり、将来は国際的な舞台で活躍したいと考えている人におすすめです。
総合科学科 どんなことを学ぶ場所か:実験や実習を多く取り入れた理数系科目の学習が中心です。大学や研究機関と連携した授業もあり、科学的な思考力や探究心を養います。 どんな生徒におすすめか:理科や数学が好きで、物事を深く探究したい、科学技術の分野で社会に貢献したいという人におすすめです。
大阪府立泉北高等学校の特色・校風
校風キーワード:自主自律、文武両道、グローバル、探究学習
宿題・課題について
校則について
スマホ:授業中の使用は禁止ですが、休み時間や放課後は使用可能です。 服装:制服の着こなしについては、スカート丈など一定の指導はありますが、比較的自由度は高いようです。ただし、髪染めやピアスは禁止されています。 アルバイト:アルバイトは原則として届け出が必要ですが、多くの生徒が学業と両立させているようです。
生徒の雰囲気・制服・土曜授業について
大阪府立泉北高等学校の部活動・イベント
部活動
水泳部:近畿大会やインターハイの常連校として知られています。 ダンス部:全国大会に出場するなど、非常にレベルが高いことで有名です。 少林寺拳法部:こちらも強豪として知られ、多くの大会で優秀な成績を収めています。
イベント
Bell Verdure祭(文化祭):毎年9月に行われる文化祭は、クラスごとの展示やステージ発表、有志によるパフォーマンスなど、多彩な企画で盛り上がります。地域でも評判のイベントです。 体育祭:学年やクラス対抗で様々な競技が行われ、クラスの団結力が一層深まります。 修学旅行:近年は海外(台湾など)を訪れることが多く、国際文化科・総合科学科の学びに繋がる貴重な体験となっています。
大阪府立泉北高等学校の進学実績
最新の大学進学実績(2024年春)
国公立大学:大阪大学、神戸大学、大阪公立大学、和歌山大学、奈良女子大学などに合格者を出しています。 難関私立大学: 「関関同立」と呼ばれる関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学には、合計で100名以上の合格者を出す年もあります。 その他、近畿大学や龍谷大学、甲南大学など、多くの私立大学にも多数の生徒が進学しています。
進学サポート
補習・講習:長期休暇中や放課後には、受験対策のための補習や講習が数多く開講されます。 SGH・SSHの取り組み:スーパーグローバルハイスクール(SGH)やスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されていた経験を活かし、大学での学びにつながる高度な探究活動を行っています。 この活動は、総合型選抜(旧AO入試)や学校推薦型選抜で大きな強みとなります。 指定校推薦:関西の有名私立大学を中心に、多くの大学から指定校推薦の枠が与えられています。
大阪府立泉北高等学校の特長・アピールポイント
スーパーグローバルハイスクール(SGH)指定校としての実績:長年のSGHとしての取り組みで培われたノウハウがあり、グローバルな課題について探究する質の高い学習ができます。 特色ある2つの専門学科:国際文化科と総合科学科という明確な専門分野を学ぶことで、自分の興味関心を深く掘り下げ、将来の目標を具体的に見つけることができます。 活発な国際交流:海外修学旅行や語学研修、留学生の受け入れなどを積極的に行っており、日常的に異文化に触れる機会が豊富にあります。 「探究活動」の重視:全校を挙げて課題研究に取り組んでおり、自ら課題を見つけ、情報を収集・分析し、発表する能力を養います。これは大学入試だけでなく、社会に出てからも役立つ力です。 65分授業の導入:1コマの授業時間を65分とすることで、じっくりと考える時間や実験・演習の時間を確保し、より深い学びに繋げています。 充実した部活動と学校行事:勉強だけでなく、部活動や行事にも全力で取り組む「文武両道」の精神が根付いており、充実した高校生活を送ることができます。
大阪府立泉北高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点
「自由な校風で、のびのびと高校生活を送れる」「生徒が主体となる行事が多く、とても楽しい」といった、学校生活の充実度に関するポジティブな声が非常に多いです。 「SGHの活動などを通して、普通科高校ではできない貴重な経験ができた」「探究活動を通してプレゼンテーション能力が身についた」など、特色ある教育活動への評価が高いです。 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」「専門分野に詳しい先生が多く、授業が面白い」という、教員の熱心さに対する口コミも見られます。
気になる点
「最寄り駅から徒歩で15分以上かかり、アクセスが良いとは言えない」という意見は、多くの口コミで見られます。 「校舎や体育館などの施設が少し古い」と感じる生徒もいるようです。 「生徒の学習意欲に差がある」「自由な校風なだけに、自分から行動しないと何も得られない」といった、自主性が求められる環境についての指摘もあります。
アクセス・通学
最寄り駅からのアクセス 泉北高速鉄道「栂・美木多」駅より徒歩約18分 泉北高速鉄道「泉ヶ丘」駅より徒歩約24分 南海バス「泉北高校前」バス停下車すぐ
通学エリア
堺市南区、中区、西区、和泉市など、泉北高速鉄道沿線のエリアから通学している生徒が多い傾向があります。
大阪府立泉北高等学校受験生へのワンポイントアドバイス