三重県立津東高等学校は、「向学立志」という校是のもと、生徒一人ひとりが高い目標を掲げ、主体的に学校生活を送ることを応援してくれる高校です。勉強はもちろん、部活動や学校行事にも全力で打ち込める環境が整っており、多くの生徒が活き活きとした毎日を過ごしています。津駅から徒歩圏内というアクセスの良さも、津東高等学校の大きな魅力の一つです。

この記事では、そんな津東高等学校について、偏差値や難易度、学校の特色や校風、在校生からのリアルな口コミまで、受験生や保護者の方が本当に知りたい情報を詳しく、そして分かりやすく解説していきます。自由な校風の中で、自分らしさを伸ばしながら充実した3年間を送りたいと考えている中学生の皆さんにとって、きっと参考になるはずです。

「自分らしく、たくましく未来を切り拓く力」を育むことを目指す津東高校での高校生活を具体的にイメージしながら、ぜひ最後まで読み進めてみてください。あなたにぴったりの高校選びの、大きなヒントが見つかるかもしれません。

津東高等学校の基本情報

以下に、津東高等学校の基本的な情報をまとめました。

項目 内容
正式名称 三重県立津東高等学校
公立/私立の別 公立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒514-0061 三重県津市一身田上津部田1470
代表電話番号 059-227-0166
公式サイトURL http://www.mie-c.ed.jp/htuhig/

津東高等学校の偏差値・難易度・併願校

津東高等学校への合格を目指す上で、偏差値や難易度は最も気になるポイントの一つですよね。ここでは、最新のデータに基づいて詳しく見ていきましょう。

津東高等学校の普通科の偏差値は「56」程度とされています。これは三重県内の公立高校の中では、中堅上位に位置づけられるレベルです。

難易度を具体的にイメージするために、同じくらいの偏差値の高校としては、津西高校(普通科)や四日市南高校(普通科)などが挙げられます。合格に必要な内申点の目安としては、30台半ばから後半あたりが一つの基準となりそうです。過去には内申点34や37で合格した例もあるようです。もちろん、これはあくまで目安であり、当日の学力検査の得点との兼ね合いで合否が決まります。

三重県の公立高校入試では、他の公立高校を併願することはできません。そのため、津東高等学校を第一志望とする受験生の多くは、私立高校を併願校として受験します。主な併願校としては、高田高校や三重高校などが考えられます。自分の学力や希望する進路に合わせて、慎重に併願校を選ぶことが大切です。

津東高等学校に設置されている学科・コース

津東高等学校には普通科が設置されており、その中に生徒一人ひとりの進路希望に合わせて学べる2つの類型クラスが用意されています。

  • Sクラス(特別進学クラス)

    国公立大学や難関私立大学への進学を強く希望する生徒向けのクラスです。質の高い授業や手厚い進路サポートが特徴で、学習に対する高い意欲が求められます。勉強だけでなく、学校行事や部活動にも積極的に参加する生徒が多いのも特色です。

  • Fクラス

    1年生の段階では共通の科目を学びながら自分の興味や関心を探り、2年生から文系・理系に分かれて専門性を高めていきます。国公立大学や私立大学、専門学校への進学など、多様な進路希望に柔軟に対応できるカリキュラムが組まれています。

津東高等学校の特色・校風

津東高等学校は、「明るく伸びやか」「自由闊達」といったキーワードで表現されることが多い、自由な校風が最大の特色です。

中学生の皆さんが気になるポイントを、口コミなどを基に詳しく紹介します。

  • 宿題の量

    宿題の量は、SクラスかFクラスか、また担当の先生によっても変わるようですが、「多い」と感じる生徒もいれば、「適切」と感じる生徒もいるようです。特にSクラスでは、日々の予習復習に加えて課題も多くなる傾向があります。

  • 校則

    校則は、他の高校と比較すると緩やかな部分と厳しい部分があるようです。

    • 制服:制服はなく、私服での通学が認められています。これが自由な校風の象徴とも言えます。ただし、他校の制服やそれに類似した服装(ネクタイやリボンのみの着用など)は禁止されています。

    • 服装・頭髪:服装は常識の範囲内で、清潔感のあるものが求められます。頭髪の染色やパーマ、化粧、ピアスなどは禁止されています。

    • スマホ:スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、使用できるのは朝と昼休み、放課後のみです。授業中に着信音が鳴ったりすると、厳しい指導の対象となることがあるため、電源を切るなどのルールを徹底する必要があります。

    • アルバイト:長期休業中などに、学校に届け出をすれば可能です。

  • 生徒たちの雰囲気

    「メリハリがしっかりしている」という声が多く聞かれます。普段は明るく活発で、行事などでは大いに盛り上がる一方、授業や勉強には真剣に取り組む生徒が多いようです。

  • 土曜授業

    Sクラスでは年間数回、土曜補講が実施されます。Fクラスの生徒も希望すれば参加することができます。

津東高等学校の部活動・イベント

部活動

津東高等学校は、部活動も盛んで、多くの生徒が勉強と両立させながら活動に励んでいます。運動部、文化部ともに多彩なクラブがあり、自分に合った活動を見つけることができるでしょう。

特に、新体操部は全国大会の常連として知られており、3年連続でインターハイに出場するなどの輝かしい実績を誇ります。高校から新体操を始めた部員も活躍しており、高いレベルで練習に打ち込める環境です。また、文化部ではロッキン部(軽音楽部)などが人気で、文化祭でのライブは大きな盛り上がりを見せるようです。

部活動への加入は強制ではないため、勉強に集中したい生徒や、自分の時間を大切にしたい生徒も安心して学校生活を送れます。

イベント

津東高等学校の学校行事は、生徒が主体となって作り上げるものが多く、非常に活気があります。

中でも最大のイベントは、毎年開催される文化祭です。2日間にわたって行われ、1日目は津市内のホールを貸し切ってのステージ発表、2日目は校内で模擬店や展示などが行われます。一般公開もされており、毎年多くの来場者で賑わう、地域でも評判のイベントです。

その他にも、体育祭やクラスマッチ、修学旅行など、クラスの団結力を高め、高校生活の思い出を彩るたくさんの行事が企画されています。

津東高等学校の進学実績

津東高等学校は、進学指導に力を入れており、多くの卒業生が国公立大学や難関私立大学へと進んでいます。

最新の主な大学進学実績を見ると、国公立大学では三重大学をはじめ、多くの生徒が現役で合格を果たしています。2024年度の難関大学合格者数としては、国公立大学(旧帝大を除く)に22人、関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)に15人といった実績が報告されています。

こうした高い進学実績を支えているのが、手厚いサポート体制です。特にSクラスでは、少人数授業や習熟度別学習、土曜補講などが実施され、生徒一人ひとりの学力向上を力強く後押ししています。また、「学習マラソン」と呼ばれる、長期休暇中に朝から夕方まで集中して自学自習に取り組む独自のプログラムもあり、生徒の主体的な学びを促しています。

津東高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、津東高等学校ならではの魅力的なポイントをまとめました。

  • 進路希望を実現する「類型制クラス編成」

    国公立大学進学を目指す「Sクラス」と、多様な進路に対応する「Fクラス」があり、自分の目標に合った環境で学べます。

  • 主体性を育む探究活動「自分らしくプロジェクト」

    答えが一つではない問いについて深く考え、探究する独自のプログラムを通して、思考力や表現力を養います。

  • 自由な校風の象徴「私服通学」

    制服がなく、生徒の自主性を尊重する校風です。TPOに合わせた服装を自分で考える良い機会にもなります。

  • 一人ひとりに寄り添う「丁寧な進路指導」

    定期的に「面談week」を設けるなど、先生方が生徒一人ひとりと向き合い、親身に進路相談に乗ってくれます。

  • 恵まれた立地と学習環境

    津駅から徒歩圏内にあり、周辺には三重県総合文化センターや県立図書館、美術館など、知的好奇心を刺激する施設が充実しています。

  • 学校全体が一つになる「大規模な文化祭」

    ホールを貸し切って行われるステージ発表など、生徒が主体となって作り上げる文化祭は、学校生活一番の思い出になるほど盛り上がります。

  • 集中力を高める独自の取り組み「学習マラソン」

    長期休暇中に集中して自習に取り組むプログラムで、受験期に向けて学力と精神力を鍛えます。

津東高等学校の口コミ・評判のまとめ

ここでは、在校生や卒業生から寄せられた津東高等学校に関する様々な声を紹介します。学校選びの参考にしてください。

  • 良い点:

    • 「自由な校風でのびのびと過ごせる」という意見が非常に多いです。私服通学や校則が比較的緩やかである点が、生徒の自主性を育んでいるようです。

    • 「行事がとても楽しい」特に文化祭は大規模で、クラス一丸となって取り組むため、最高の思い出になるという声が多数あります。

    • 「先生のサポートが手厚い」進路相談などに親身に乗ってくれる先生が多く、安心して学校生活を送れるとの評判です。

    • 「メリハリのある生徒が多い」普段は明るく賑やかですが、勉強や部活動には真剣に取り組む雰囲気があるようです。

    • 「立地が良い」津駅から近く、周辺に文化施設も多いため、学習環境として恵まれているという声もあります。

  • 気になる点:

    • 「スマホのルールが厳しい」授業中はもちろん、休み時間も使用が制限されている点に、不便さを感じる生徒もいるようです。

    • 「施設が少し古い」校舎の一部に古さを感じるという意見が見られます。

    • 「進学校としては物足りない?」より高いレベルの大学を目指す生徒からは、津高校や津西高校と比較して、学習環境に物足りなさを感じるという声も一部にはあるようです。

アクセス・通学

津東高等学校への主なアクセス方法は以下の通りです。

  • 鉄道:

    • JR・近鉄「津駅」西口から徒歩で約20分。

  • バス:

    • 三重交通バス「津駅西口」からの利用が便利です。

      • 「西団地循環」または「津西ハイタウン」行きに乗車し、「むつみヶ丘」バス停で下車すると目の前です。所要時間は約7分です。

津市内からの通学者が多いですが、津駅が最寄りという利便性から、松阪市や鈴鹿市、亀山市など、比較的広いエリアから生徒が通学しているようです。

津東高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

ここまで読んでいただき、津東高等学校の魅力は伝わりましたか?

最後に、進学アドバイザーとして、津東高等学校を目指すあなたにメッセージを送ります。この学校は、「自由な環境で、勉強も学校生活も自分らしく楽しみたい!」と考えている生徒に特におすすめです。私服通学や活気のある学校行事は、きっとあなたの高校生活を彩り豊かなものにしてくれるでしょう。また、国公立大学への進学を真剣に考えているなら、Sクラスという明確な目標を持って学習に取り組める環境も大きな魅力です。

津東高等学校の入試では、中学校での内申点と当日の学力検査の合計で合否が決まります。まずは日々の授業を大切にし、提出物をきちんと出すなどして、少しでも高い内申点を確保することが合格への近道です。その上で、苦手科目をなくし、得意科目をさらに伸ばす努力を続けましょう。

自分を信じて、津東高等学校での楽しい未来を思い描きながら、受験勉強を乗り越えてください。応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。