埼玉県立狭山清陵高等学校は、狭山市の緑豊かな武蔵野の自然に囲まれた場所にあり、「たかく ゆたかに たくましく」を校訓に掲げる、落ち着いた雰囲気のなかで高校生活を送りたい生徒にぴったりの学校です。自分のペースで学び、興味のあることにとことん打ち込める環境が狭山清陵高等学校にはあります。

この学校の最大の魅力は、生徒一人ひとりの自主性を尊重する自由な校風です。制服の着用は義務ではなく、私服での登校も認められています。校則も比較的緩やかで、生徒たちはのびのびと学校生活を楽しんでいます。先生方は生徒の個性を大切にし、親身になってサポートしてくれると評判です。

この記事では、そんな狭山清陵高等学校について、偏差値や難易度、学校生活の様子、部活動、進学実績まで、受験生と保護者の皆さんが本当に知りたい情報を、分かりやすく具体的にお伝えしていきます。この記事を読んで、ぜひあなたの高校選びの参考にしてください。

埼玉県立狭山清陵高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 埼玉県立狭山清陵高等学校
公立/私立の別 公立
共学/男子校/女子校の別 共学
所在地 〒350-1333 埼玉県狭山市上奥富34-3
代表電話番号 04-2953-7161
公式サイト https://sayamaseiryo-h.spec.ed.jp/

埼玉県立狭山清陵高等学校の偏差値・難易度・併願校

狭山清陵高等学校の偏差値は40台後半で、埼玉県内の高校の中では標準的な難易度に位置します。自分のペースでじっくりと学習に取り組みたい生徒に適した環境と言えるでしょう。

  • 普通科:47

同じくらいの偏差値の高校としては、所沢中央高校、三郷北高校、狭山経済高校などがあります。合格に必要な内申点の目安としては、中学3年間の成績が5段階評価で平均3程度が目標となります。埼玉県公立高校の入試では、中学1・2・3年生の成績が同じ比率で評価される傾向があるため、1年生のうちからコツコツと学習を積み重ねることが大切です。

主な併願校としては、近隣の私立高校である秋草学園高校埼玉平成高校、秀明英光高校、西武台高校などが挙げられます。狭山清陵高等学校を第一志望とする受験生の多くが、これらの私立高校を併願先として検討しています。

埼玉県立狭山清陵高等学校に設置されている学科・コース

狭山清陵高等学校に設置されているのは普通科のみです。

  • 普通科

    • 1年次では芸術科目以外は全員が同じ科目を履修し、基礎学力の定着を目指します。2年次からは文系・理系の選択に応じた科目を中心に学び、3年次では最大17科目もの自由選択科目が用意されており、一人ひとりの興味関心や進路希望に合わせた多様な学習が可能です。

埼玉県立狭山清陵高等学校の特色・校風

狭山清陵高等学校の校風は「自主自律」「落ち着いた雰囲気」といった言葉で表されます。生徒の主体性を尊重する自由な校風が最大の特色です。

  • 校則・制服:校則は比較的緩やかで、特に服装に関する自由度の高さが特徴です。制服はありますが、私服での登校も認められており、多くの生徒が自分らしい服装で学校生活を送っています。頭髪についても、過度でなければ注意されることは少ないようです。スマートフォンの校内での使用も、授業中などマナーを守れば基本的には許可されています。

  • 宿題・学習:宿題の量は比較的少ないという声が多く、生徒の自主性に任されている部分が大きいようです。そのため、自分で計画を立てて学習を進める姿勢が求められます。

  • 生徒の雰囲気:生徒はおっとりしていてマイペースな性格の人が多いと言われています。いじめも少ないと評判で、落ち着いた環境で学校生活を送りたい生徒にとっては過ごしやすい雰囲気です。

  • アルバイト:届出をすればアルバイトは可能です。

  • 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。

埼玉県立狭山清陵高等学校の部活動・イベント

部活動

狭山清陵高等学校では、多くの生徒が部活動に参加し、充実した高校生活を送っています。運動部・文化部ともに活発に活動しています。

  • 運動部:特に女子バレーボール部や野球部は、地区大会で上位の成績を収め、県大会に出場するなど活躍が目立ちます。 その他、バドミントン部、バスケットボール部、サッカー部、陸上競技部なども活気があります。

  • 文化部:写真部、演劇部、吹奏楽部、合唱部などがコンクールで賞を取るなど活発に活動しています。 珍しい部活動としては、児童文化研究部があります。

イベント

生徒が主体となって作り上げる学校行事は、どれも大きな盛り上がりを見せます。

  • 清陵祭(文化祭):毎年秋に開催される文化祭は、各クラスや文化部が趣向を凝らした展示や発表を行い、多くの来場者で賑わう一大イベントです。

  • 体育祭:クラス対抗で様々な競技に熱中し、クラスの団結が深まる行事です。

  • 修学旅行:2年次に沖縄へ行き、平和学習や自然体験学習を行います。

  • その他:1年次のスキー研修旅行(北志賀高原)や、ロードレース大会、球技大会など、年間を通して多彩な行事が計画されています。 また、隔年でオーストラリアへの海外研修(希望者)も実施されるなど、国際交流の機会も設けられています。

埼玉県立狭山清陵高等学校の進学実績

狭山清陵高等学校は、大学進学から専門学校、就職まで、生徒一人ひとりの多様な進路希望に対応しています。特に、指定校推薦の枠が豊富で、多くの生徒がこの制度を利用して進学を決めているのが特徴です。

  • 四年制大学:東洋大学、大東文化大学、亜細亜大学、東京電機大学、国士舘大学などへの進学実績があります。指定校推薦枠は大学・短大合わせて約100校にのぼります。

  • 短期大学・専門学校:短期大学や、看護・医療、保育、調理、美容などの専門学校へ進学する生徒も多数います。

  • 就職:就職希望者に対しては、1,300件以上の求人があり、優良企業への就職実績もあります。

  • 進路サポート:教職員全体で3年間を通した学習・生活・キャリア指導を実践し、生徒の成長と進路実現をサポートしています。

埼玉県立狭山清陵高等学校の特長・アピールポイント

狭山清陵高等学校には、他の高校にはないユニークな魅力がたくさんあります。

  • 服装の自由度が高い:制服もありますが、私服での登校が認められており、個性を表現しやすい環境です。

  • 落ち着いた学習環境:緑豊かな自然に囲まれた静かな環境で、落ち着いて学習に取り組むことができます。

  • 生徒の自主性を尊重:校則が比較的緩やかで、生徒の自主性を重んじる校風です。

  • 多彩な選択科目:3年次には17もの選択科目群があり、自分の興味や進路に合わせて時間割を組むことができます。

  • 充実した学校行事:文化祭や体育祭、修学旅行など、生徒が主体となって盛り上げるイベントが豊富です。

  • 多様な進路に対応:四年制大学、短期大学、専門学校、就職と、幅広い進路選択が可能です。

  • きめ細やかな指導体制:1年次では少人数クラス編成を行うなど、一人ひとりに目の届きやすい指導を心がけています。

埼玉県立狭山清陵高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生からは、自由な校風や落ち着いた環境を評価する声が多く聞かれます。

  • 良い点

    • 「校則が緩やかで、私服登校もできるので自分らしく過ごせる」

    • 「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」

    • 「いじめが少なく、みんな仲が良いので過ごしやすい」

    • 「自分のペースで勉強したい人にはぴったりの環境」

    • 「行事が楽しく、クラスの団結力が強い」

  • 気になる点

    • 「最寄り駅から少し歩くので、アクセスが少し不便」

    • 「自主性に任される部分が大きいので、自分から行動しないと物足りなく感じるかもしれない」

    • 「施設が全体的に少し古いという意見がある」

    • 「良くも悪くも自由なので、流されやすい人は注意が必要」

アクセス・通学

狭山清陵高等学校へは、西武新宿線の新狭山駅が最寄り駅となります。

  • 西武新宿線「新狭山駅」北口から徒歩約10~13分

多くの生徒が徒歩や自転車で通学しています。 通学エリアとしては、狭山市内を中心に、入間市、所沢市、川越市などから通う生徒が多いようです。

埼玉県立狭山清陵高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

狭山清陵高等学校は、何よりも「自由」と「自主性」を大切にしたいと考えているあなたに、ぜひおすすめしたい学校です。周りに流されず、自分のペースで高校生活をデザインしたい、勉強も部活も行事も、自分で考えてとことん楽しみたい、そんな気持ちを持っているなら、狭山清陵高等学校は最高の3年間を約束してくれるでしょう。

受験勉強においては、まずは中学校の授業を大切にし、基礎的な学力をしっかりと身につけることが重要です。特に埼玉県公立高校入試では、内申点が合否に大きく影響します。日々の授業態度や提出物を丁寧に行い、定期テストで安定した成績を収めることを心がけましょう。

狭山清陵高等学校で、あなたらしい充実した高校生活を送れることを心から応援しています。

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。