玉川学園高等部は、東京都町田市の広大なキャンパスに幼稚園から大学までが集まる、総合学園の中にある高校です。創立以来「全人教育」という一貫した理念のもと、知識だけでなく、豊かな人間性を育むことを大切にしています。緑あふれる恵まれた自然環境の中で、生徒一人ひとりが自分の興味や関心を深く探求できるのが、玉川学園の大きな魅力です。
玉川学園高等部の基本情報
玉川学園高等部の偏差値・難易度・併願校
玉川学園高等部に設置されている学科・コース
一般クラス
文部科学省の学習指導要領に基づいたカリキュラムで、幅広い知識と教養を身につけます。2年生からは文系・理系に分かれ、さらに3年生では多様な選択科目を通じて、それぞれの志望大学合格に向けた学力を養成します。基礎から応用まで、自分のペースで着実に学びたい生徒におすすめです。 国際バカロレア(IB)クラス
国際的な大学入学資格であるIBディプロマ・プログラムの取得を目指すコースです。授業の多くが英語で行われ、探究型の学習や論文作成を通して、論理的思考力や表現力を鍛えます。将来、海外の大学への進学や、国際的な舞台で活躍したいという高い志を持つ生徒に最適の環境です。
玉川学園高等部の特色・校風
宿題の量
宿題の量は、コースや学年、選択科目によって異なりますが、IBクラスでは特に課題やレポートが多く、計画的な学習が求められるようです。一般クラスも、日々の予習復習は欠かせません。 校則
校則は、他の私立高校と比較すると緩やかな傾向があるようです。スマートフォンの持ち込みは許可されていますが、校内での使用にはマナーを守るよう指導されています。 服装
男子は指定のスーツとネクタイですが、女子は制服が定められておらず、15種類もの標準スカートから自由に選んで組み合わせるスタイルです。これは生徒の個性を尊重する玉川学園ならではの特色で、生徒からも好評です。2025年度からはスラックスも導入されました。 生徒たちの雰囲気
裕福な家庭の生徒が多く、全体的に穏やかでおっとりとした雰囲気があると言われています。生徒同士の仲も良く、いじめなどは少ないという声が多いようです。 アルバイト
アルバイトは原則として禁止されています。 土曜授業
土曜日は基本的に授業や講座、行事などが行われる週6日制です。
玉川学園高等部の部活動・イベント
部活動
運動部
特にチアダンス部は全国大会の常連として知られています。また、ラグビー部、スキー部、エアロビック部なども強豪として実績を残しています。広大な人工芝グラウンドや複数の体育館など、活動に打ち込める環境が整っています。 文化部
文化部では、サイエンスクラブやロボット部が世界大会に出場するなど、非常に活発です。吹奏楽部やオーケストラ部、英語劇部なども盛んに活動しており、学園内のイベントで成果を披露する機会も豊富です。
イベント
玉川学園展(ペガサス祭)
毎年9月に行われる文化祭で、生徒が主体となって企画・運営します。各クラスや部活動による展示・発表のほか、有志によるダンスやバンド演奏など、キャンパス中が熱気に包まれます。 体育祭
幼稚部生から大学生まで、全学園の児童・生徒・学生が参加する一大イベントです。年齢を超えた交流が生まれ、学園全体の一体感を味わうことができます。 音楽祭
学年ごとに合唱などを披露する芸術鑑賞の機会で、玉川学園の芸術教育の集大成ともいえる行事です。 修学旅行・研修
カナダにある学園の校地での海外研修(8年生)など、国際理解を深めるためのプログラムが充実しています。
玉川学園高等部の進学実績
玉川学園高等部の特長・アピールポイント
「全人教育」という一貫した教育理念
創立以来受け継がれる、知識だけでなく心や身体、実行力など、人間として調和の取れた成長を目指す教育を実践しています。 広大で自然豊かなワンキャンパス
約61万㎡の広大な敷地に幼稚園から大学院までが集結。最新の理科教育施設「サイテックセンター」や芸術専用校舎など、大学レベルの施設を利用できます。 国際的な視野を育むIB(国際バカロレア)プログラム
世界水準の教育プログラムを通じて、海外大学への進学も視野に入れた高度な学びが可能です。 スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校
文部科学省からSSHの指定を受け、先進的な理数系教育や探究活動に力を入れています。 生徒の個性を尊重する制服
女子は15種類もの標準スカートから自由に選べるなど、自主性を大切にする校風が制服にも表れています。 学年の枠を超えた多彩な学校行事
体育祭やペガサス祭(文化祭)は、幼稚部から大学生までが参加する大規模なもので、他では味わえない一体感を経験できます。 充実したグローバル教育
ラウンドスクエア(国際私立学校連盟)に加盟しており、海外の生徒との交流や国際会議への参加機会が豊富にあります。
玉川学園高等部の口コミ・評判のまとめ
良い点 「広大なキャンパスと自然豊かな環境が素晴らしく、のびのびと学校生活を送れる」という意見が非常に多いです。 「IBクラスなど、特色ある教育プログラムが充実している」 「施設が大学並みに整っており、特に理科や芸術の設備は素晴らしい」という声も目立ちます。 「女子の制服が可愛く、自由に組み合わせられるのが嬉しい」という口コミも多数あります。 「穏やかで優しい生徒が多く、いじめの心配が少ない」と感じる保護者も多いようです。
気になる点 「学費が他の私立高校に比べて高い」という点は、多くの人が指摘するポイントです。 「最寄り駅から校舎まで距離があり、坂道も多いので少し大変」という声があります。 「自由な校風のため、自主性がないと流されてしまう可能性がある」という意見や、「大学受験へのサポートが手厚いとは言えない」と感じる生徒も一部いるようです。
アクセス・通学
小田急線「玉川学園前」駅 北口より徒歩約15分 東急田園都市線「青葉台」駅より東急バス「奈良北団地」行きで約17分、終点下車後徒歩10分
玉川学園高等部受験生へのワンポイントアドバイス