福岡県立小倉南高等学校は、100年以上の歴史と伝統を誇る、地域に根ざした進学校です。「自主・創造・親愛」の校訓のもと、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出す教育を実践しています。勉強はもちろん、部活動や学校行事にも全力で取り組む「文武両道」の精神が根付いており、活気に満ちあふれた学校生活が送れるのが、この小倉南高等学校の大きな魅力です。

進路実現に向けた手厚いサポート体制も、小倉南高等学校の特長の一つです。先生方は生徒一人ひとりと真摯に向き合い、それぞれの希望進路を叶えるために親身になって相談に乗ってくれます。仲間と切磋琢磨しながら、充実した3年間を過ごしたいと考えている中学生にとって、最高の環境が整っていると言えるでしょう。

この記事では、そんな小倉南高等学校について、偏差値や校風、進学実績、在校生からの口コミまで、受験生や保護者の皆さんが知りたい情報を詳しく、そして分かりやすく解説していきます。この記事を読んで、あなたの高校選びの参考にしてください。

小倉南高等学校の基本情報

小倉南高等学校の基本的な情報を表にまとめました。

項目 内容
正式名称 福岡県立小倉南高等学校
公立/私立の別 公立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒802-0801 福岡県北九州市小倉南区富士見一丁目9番1号
代表電話番号 093-921-2293
公式サイトURL http://kokuraminami.fku.ed.jp

小倉南高等学校の偏差値・難易度・併願校

小倉南高等学校を目指す上で気になる偏差値や難易度について見ていきましょう。

学科ごとの偏差値は以下の通りです。

  • 普通科:55

偏差値55は、福岡県内の公立高校の中では中堅上位に位置します。同じくらいの偏差値の高校としては、北九州市立高等学校や八幡南高等学校などが挙げられます。合格に必要な内申点の目安としては、中学校3年生の評定合計が36以上であることが一つの基準となるようです。

福岡県の公立高校入試では、1つの公立高校しか受験できないため、小倉南高等学校を第一志望とする場合、併願校は私立高校から選ぶことになります。主な併願校としては、九州国際大学付属高等学校、自由ケ丘高等学校、東筑紫学園高等学校などが多くの受験生に選ばれているようです。

小倉南高等学校に設置されている学科・コース

小倉南高等学校に設置されているのは普通科のみです。

  • 普通科:2年次から文系と理系に分かれ、それぞれの進路希望に応じた学習を深めていきます。国公立大学や難関私立大学への進学を目指す生徒が多く、基礎学力の定着から応用力の育成まで、きめ細やかな指導が行われています。将来、大学進学を考えている生徒におすすめの学科です。

小倉南高等学校の特色・校風

小倉南高等学校の学校生活をより深く知るために、特色や校風について見ていきましょう。

学校全体の雰囲気は「文武両道」という言葉がぴったりで、勉強にも部活動にも真剣に取り組む生徒が多いのが特徴です。落ち着いた雰囲気の中で、集中して学習に取り組める環境が整っています。

  • 宿題の量:宿題は「多い」と感じる生徒が多いようです。特に予習を前提とした授業が多く、日々の家庭学習が重要になります。

  • 校則:校則は、他の高校と比較すると「やや厳しい」という意見が見られます。スマートフォンの校内での使用は禁止されており、登校後はロッカーで保管するのがルールです。アルバイトは原則として禁止されています。

  • 生徒たちの雰囲気:真面目で落ち着いた生徒が多い一方で、学校行事などでは非常に活発で、クラスの団結力が強いのが特徴です。

  • 制服の評判:制服は、男女ともに人気が高いようです。特に女子の制服は可愛いと評判です。

  • 土曜授業:土曜授業は基本的にありませんが、模試などが実施されることがあります。

小倉南高等学校の部活動・イベント

部活動

小倉南高等学校は部活動が非常に盛んで、多くの生徒が加入し、勉強との両立を実現しています。運動部、文化部ともに充実しており、活気にあふれています。

  • 運動部:特に野球部は、過去に甲子園出場経験もある強豪として知られています。陸上部やバスケットボール部、ソフトテニス部なども県大会に出場するなど、高いレベルで活動しています。

  • 文化部:書道部や放送部、吹奏楽部などがコンクールで優秀な成績を収めています。珍しい部活動としては、アーチェリー部があります。

イベント

小倉南高等学校では、生徒が主体となって作り上げる学校行事が多く、一年を通して学校全体が盛り上がります。

  • 南薫祭(文化祭):毎年秋に開催される文化祭は「南薫祭(なんくんさい)」と呼ばれ、クラスごとの展示やステージ発表、文化部の発表などで大変な盛り上がりを見せます。

  • 体育祭:体育祭も学校の二大行事の一つで、各クラスが一致団結して競技に臨みます。応援合戦なども見どころの一つです。

  • 修学旅行:修学旅行では、長野でのスキー研修や東京での自主研修などが行われることが多いようです。仲間との絆を深める貴重な機会となっています。

小倉南高等学校の進学実績

小倉南高等学校は、国公立大学を中心に高い進学実績を誇っています。独自の進路指導プログラム「ネオ・サザンクロスプラン」を掲げ、生徒一人ひとりの進路実現を強力にサポートしています。

  • 国公立大学:地元の九州大学、九州工業大学、北九州市立大学をはじめ、毎年多くの合格者を出しています。近年では、国公立大学の合格者数が80名を超える年もあります。

  • 難関私立大学:西南学院大学や福岡大学といった県内の難関私立大学にも多数の合格者を輩出しています。

  • その他の進路:大学進学だけでなく、看護医療系の専門学校へ進む生徒や、就職を選ぶ生徒もいます。推薦入試での進学者が多いのも特徴で、学校全体で面接指導などに力を入れています。

  • 進学サポート:夏休みなどを利用した学習合宿や、大学入学共通テスト対策の補習、週末課題など、手厚いサポート体制が整っています。

小倉南高等学校の特長・アピールポイント

他の高校にはない、小倉南高等学校ならではの強みやユニークな取り組みをまとめました。

  • 「ネオ・サザンクロスプラン」による徹底した進路指導:生徒の進路希望を実現させるための独自の教育プログラムを実践しています。

  • 文武両道を実践できる環境:高いレベルで部活動に打ち込みながら、大学進学を目指せる環境が整っています。

  • 活気あふれる学校行事:生徒が主体となって企画・運営する文化祭や体育祭は、学校生活の大きな魅力の一つです。

  • 落ち着いた学習環境:真面目に学習に取り組む生徒が多く、互いに高め合える雰囲気があります。

  • 充実した学習サポート体制:長期休暇中の補習や学習合宿など、学力を伸ばすためのサポートが手厚いです。

  • 便利な交通アクセス:JRとモノレールの城野駅から徒歩圏内と、通学に非常に便利な立地です。

小倉南高等学校の口コミ・評判のまとめ

在校生や卒業生から寄せられる声をまとめました。良い点と気になる点の両方を知ることで、よりリアルな学校生活をイメージできるはずです。

  • 良い点:

    • 「先生方が親身に進路相談に乗ってくれる」という声が非常に多いです。

    • 「行事がとても楽しく、クラスの団結力が深まる」と学校行事に対する満足度は高いようです。

    • 「文武両道が実践できる環境で、充実した高校生活が送れる」という意見も多く見られます。

    • 「真面目な生徒が多く、落ち着いて勉強に集中できる」という声もあります。

  • 気になる点:

    • 「校則が他の高校に比べて厳しい」と感じる生徒がいるようです。特にスマートフォンに関するルールは厳しいという意見が見られます。

    • 「課題や小テストが多く、勉強が大変」という声もあります。

    • 「学校までの坂道が少しきつい」という意見も一部で見られます。

    • 「施設が全体的に少し古い」という声も聞かれます。

アクセス・通学

小倉南高等学校は交通の便が良く、様々なエリアから生徒が通学しています。

  • 最寄り駅からのアクセス:

    • JR日豊本線・日田彦山線「城野駅」から徒歩約6分

    • 北九州モノレール「城野駅」から徒歩約4分

  • バスでのアクセス:

    • 西鉄バス「富士見町」バス停から徒歩約3分

    • 西鉄バス「城野駅前」バス停から徒歩約6分

通学エリアとしては、小倉南区、小倉北区を中心に、八幡東区、八幡西区、戸畑区など、北九州市内の広い範囲から生徒が通っています。

小倉南高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

小倉南高等学校は、「勉強も部活動も学校行事も、すべてに全力で取り組みたい」と考えているあなたにぴったりの高校です。仲間と切磋琢磨しながら、高い目標に向かって努力できる環境がここにはあります。自主性を重んじる校風の中で、充実した3年間を送ることができるでしょう。

小倉南高等学校の入試では、中学校3年間の学習内容が幅広く問われます。まずは教科書レベルの基礎を完璧に固めることが合格への一番の近道です。苦手科目をなくし、どの教科でも安定して得点できる力を養いましょう。そして、学校が求める生徒像である「希望進路の実現に向け、たゆみなく真摯に努力できる生徒」「文武両道に励み、失敗を怖れず、何事にも果敢に挑戦する生徒」であることを、面接や志望理由書でしっかりとアピールしてください。

あなたの挑戦を心から応援しています!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。