福岡県立行橋高等学校は、行橋市にある総合専門高校です。1903年(明治36年)にその前身である行事農学校と豊津農学校が開校して以来、120年以上の歴史と伝統を誇ります。校訓「創造」「勤労」「協同」のもと、地域産業の未来を担うスペシャリストの育成を目指しています。
行橋高等学校の基本情報
行橋高等学校の偏差値・難易度・併願校
総合ビジネス科:45 農業技術科:42 環境緑地科:42 生活デザイン科:41
行橋高等学校に設置されている学科・コース
農業技術科 どんなことを学ぶ?:野菜や草花の栽培、バイオテクノロジー、農業機械の操作やメンテナンスなど、最新の農業技術を実践的に学びます。 学校ブランドの「白雪メロン」の栽培も行っています。 どんな生徒におすすめ?:自然や植物が好きで、食料生産や環境問題に興味がある人。将来、農業の分野で活躍したい人におすすめです。
環境緑地科 どんなことを学ぶ?:フラワーアレンジメントや造園技術、都市公園の設計・施工、測量やCAD(キャド)という設計ソフトの使い方まで、緑豊かな環境づくりに関する知識と技術を幅広く学びます。 どんな生徒におすすめ?:花や緑が好きで、デザインやまちづくりに興味がある人。造園業やフラワーデザイナー、土木関係の仕事を目指す人におすすめです。
総合ビジネス科 どんなことを学ぶ?:簿記や情報処理、ビジネスの基礎など、経済社会で役立つ知識とスキルを学びます。 商品開発や販売実習といった実践的な授業も豊富です。 どんな生徒におすすめ?:将来、事務職や販売職、企業の企画部門などで働きたい人。資格取得に積極的にチャレンジして、進学や就職に活かしたい人におすすめです。
生活デザイン科 どんなことを学ぶ?:調理や被服製作、保育、福祉、ファッションなど、衣食住に関わる生活全般の知識と技術を学びます。 実習が多く、実践的なスキルが身につきます。 どんな生徒におすすめ?:料理やお菓子作り、裁縫、子どもと関わることが好きな人。将来、栄養士や保育士、ファッション関係の仕事に就きたい人におすすめです。
行橋高等学校の特色・校風
宿題の量:学科や選択科目によって差はありますが、専門的な実習やレポート課題などが出されることが多いようです。日々の予習・復習が大切になります。 校則:口コミによると、他の公立高校と比較して、校則は緩やかな傾向にあるようです。 例えば、男子のツーブロックや女子のお団子ヘアが許可されるなど、年々見直しが進んでいるとの声があります。 ただし、頭髪の長さや前髪については指導されることがあるようです。 生徒たちの雰囲気:専門分野を学びたいという目的意識を持った生徒が多く、真面目に授業に取り組む雰囲気があるようです。一方で、体育祭や文化祭などの行事では、クラスや学科の垣根を越えて盛り上がる、明るく活発な一面も見られます。 アルバイト:原則として許可されており、多くの生徒がアルバイトと学業を両立させているようです。 ただし、成績が振るわない場合は制限されることもあるため、学業がおろそかにならないように注意が必要です。 制服の評判:制服は、特に女子生徒からの人気が高いようです。 ブレザータイプで、落ち着いたデザインが好評を得ています。公式サイトでデザインを確認することができます。 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。
行橋高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部
野球部、サッカー部、バレーボール部、バスケットボール部、卓球部、バドミントン部など、多くの運動部が日々の練習に励んでいます。 中でも、バレーボール部はプロチームの選手から直接指導を受ける機会があるなど、貴重な経験を積んでいます。 文化部
文化部も活発で、特に書道部や吹奏楽部は地域のイベントに参加するなど、積極的に活動しています。また、華道部や茶道部では、外部から講師を招き、本格的な指導を受けることができます。 専門高校ならではの部活動もあり、自分の興味や関心を深めることができます。
イベント
体育祭
5月に行われる体育祭は、学校全体が一体となる大きなイベントです。 赤・白・青などのブロックに分かれて、競技や応援合戦で競い合います。 特に3年生が中心となって披露する応援団やチアのパフォーマンスは圧巻です。 生徒たちがデザインしたブロックTシャツも体育祭を盛り上げる要素の一つです。 行高祭(文化祭)
秋に開催される文化祭は「行高祭(ぎんこうさい)」と呼ばれています。 各クラスや文化部による展示や発表、ステージパフォーマンスなどが行われます。専門学科の特色を活かした企画が多く、例えば農業技術科が栽培した野菜やメロン、生活デザイン科が作ったお菓子や手芸品などが販売され、毎年地域の人々で賑わいます。 修学旅行
2年生の秋に実施されます。 近年では、関東方面や関西方面などを訪れることが多いようです。クラスメイトとの絆を深め、高校生活最高の思い出を作る貴重な機会となっています。
行橋高等学校の進学実績
国公立大学
例年、国公立大学への合格者も輩出しています。専門知識を活かして、農学系や工学系の大学に進学する生徒がいます。 私立大学
福岡大学、九州産業大学、西日本工業大学、福岡工業大学 など、地元の私立大学への進学者が多い傾向にあります。指定校推薦枠も多く、日々の学習を真面目に取り組むことが進路実現に繋がります。 専門学校・就職
専門学科で身につけた知識や技術、取得した資格を活かして、専門学校へ進学したり、地元企業へ就職したりする生徒が多数います。特に就職に関しては、地元企業からの信頼が厚く、高い就職率を誇っています。公務員になる卒業生もいます。
行橋高等学校の特長・アピールポイント
4つの専門学科でスペシャリストを目指せる:農業、緑地、商業、家庭科という4つの多様な専門分野から自分の興味に合わせて深く学べる環境は、最大の魅力です。 実践重視の豊富な実習:広大な農場や各種実習室など、充実した施設・設備を活用した実践的な授業が豊富に行われています。 資格取得への強力なサポート:日商簿記検定や家庭科技術検定、農業技術検定など、将来に役立つ様々な資格の取得を学校全体でバックアップしています。 地域に根差した活動:地域のイベントへの参加や、地元企業と連携した商品開発、ボランティア活動などを通して、社会で活躍するための実践力を養います。 「行高ブランド」の生産物:農業技術科の生徒たちが栽培する「白雪メロン」や野菜、ジャムなどの加工品は、文化祭などで販売され、地域でも高い評価を得ています。 駅から徒歩3分の好アクセス:JR日豊本線「南行橋駅」から徒歩約3分という、通学に非常に便利な立地です。 面倒見の良い先生たち:口コミでは、生徒一人ひとりに親身になってくれるフレンドリーな先生が多いという声が見られます。
行橋高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「専門的な知識が身につき、将来の夢に直結する学習ができる」という満足の声が多数あります。 「先生方がフレンドリーで、質問や相談がしやすい環境」との口コミが多く見られます。 「資格がたくさん取れるので、進学や就職に有利だと感じた」という意見も多いです。 「校則が厳しすぎず、比較的自由な校風で過ごしやすい」という声があります。 「体育祭や文化祭などの行事がとても楽しく、クラスの団結力が深まる」と、学校行事を評価する声も目立ちます。
気になる点 「専門学科なので、普通科目に比べて専門科目の授業が多い。興味がないと辛いかもしれない」という意見があります。 「校舎が新しくなる工事中なので、完成が楽しみだが、今は少し不便な部分もあるかもしれない」との声が見られます。 「先生によって指導の厳しさに差があると感じることがある」という口コミも一部で見られます。
アクセス・通学
最寄り駅 JR日豊本線「南行橋駅」から徒歩約3分
バス 太陽交通バス「崎野」バス停(正門前)
行橋高等学校受験生へのワンポイントアドバイス