稚内大谷高等学校は、北海道の最北・稚内市にある私立の共学校で、落ち着いた雰囲気の中で「学び直し」と「挑戦」の両方を大切にしている高校です。宗教的な背景として仏教の精神を基調にした全人教育を掲げ、勉強だけでなく人としての成長や地域とのつながりも重視しています。創立は1963年で、長く稚内の教育を支えてきた歴史ある学校でもあります。
稚内大谷高等学校の学びは、2022年度入学生からカリキュラムが大きく刷新され、進学に力を入れる「文理専攻」と、地域課題に向き合いながら実践力を育てる「地域探究専攻」の2本立てになりました。どちらも少人数制を活かした丁寧な面談や指導が特徴で、自分のペースで目標に近づける環境が整っています。
また、稚内大谷高等学校は部活動の熱量が高いことでも知られ、特に野球をはじめとした運動部に伝統があります。学校祭やマラソン大会、カーリング授業など、稚内らしさのある行事も多く、学年を越えたつながりが生まれやすい校風です。
稚内大谷高等学校の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 稚内大谷高等学校 |
| 区分 | 私立 |
| 共学/別学 | 共学 |
| 所在地 | 〒097-0012 北海道稚内市富岡1丁目1番1号 |
| 代表電話番号 | 0162-32-2660 |
| 公式サイト | https://wakkanaiotani-h.jp/ |
稚内大谷高等学校の偏差値・難易度・併願校
稚内大谷高等学校の偏差値は、普通科でおおむね45〜46程度が目安とされています。道内の私立高校の中では標準〜やや入りやすいゾーンで、基礎学力をしっかり固めていれば十分に合格が狙える難易度です。
稚内大谷高等学校の入試は国語・数学・英語の3教科筆記と面接が基本で、奨学生区分によって面接のみ、あるいは学力試験+面接になる形です。一般入試・奨学生入試ともに2月中旬に実施され、受験料は18,000円が標準です。
同じくらいの偏差値帯の高校としては、宗谷管内や道北エリアの公立普通科の一部が近いラインになります(模試の種類で多少前後します)。内申点の具体的な合格ラインは公表されにくいものの、稚内大谷高等学校は面接重視の傾向もあるため、通知表で「3が中心+一部4」くらいを安定させつつ、3教科の基礎問題を落とさない準備が王道です。
併願校は、同じ稚内市内・道北エリアの私立や、通学圏の公立普通科が現実的な選択肢になります。稚内大谷高等学校を第一志望にする場合は「奨学生入試も視野に入れて挑戦→一般入試で確実に押さえる」という組み立てをする受験生が多いようです。
稚内大谷高等学校に設置されている学科・コース
稚内大谷高等学校は全日制の普通科のみで、その中に2つの専攻があります。
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普通科 文理専攻
少人数クラスで進学を意識した学びが中心。大学・短大・専門への進学をしっかり目指したい人、勉強を軸に高校生活を組み立てたい人におすすめです。 -
普通科 地域探究専攻
地域課題探究を軸に、地元企業や地域資源と関わりながら学ぶ専攻。将来、地元で働くことや、実践的な力を伸ばしたい人に向いています。
稚内大谷高等学校の特色・校風
稚内大谷高等学校の校風を一言で表すと、面倒見が良い、地域密着、部活動も学習も両立、という雰囲気です。仏教の精神を土台に「命の尊さ」や「他者との関わり」を大切にする教育方針があり、日常の指導にも丁寧さがあります。
宿題は「多すぎて手が回らない」というほどではないものの、特に文理専攻では家庭学習の習慣づけを重視するため、毎日の積み上げが必要という声があります。ICTを使った予習・復習が授業に組み込まれているので、課題の出し方は紙だけでなくタブレット経由も増えています。
校則は比較的きちんとしているタイプで、「髪色、ピアス、メイク、前髪の長さなど細かい決まりがある」「他校より厳しめに感じる」という意見が見られます。一方で、その分、学校全体の落ち着きや生活の安定につながっているという受け止め方もあります。
スマホは授業中の使用は禁止で、学校生活の場面に応じたルールの中で運用されているようです。アルバイトは家庭事情などを踏まえて許可制になるケースが多く、担任に相談しながら決める流れが一般的です(無断でのバイトは注意対象)。制服は私立らしくシンプルで評判がよいという声があり、行事のときに制服で揃う一体感を楽しみにしている生徒もいます。
土曜授業は年間行事の中では特別講習や行事対応で入ることがあり、普段は平日中心の時間割です。少人数の学校規模を活かして先生と生徒の距離が近く、相談しやすい、声をかけてもらいやすいという口コミが多いのも特徴です。
稚内大谷高等学校の部活動・イベント
部活動
稚内大谷高等学校は部活動が盛んで、運動部・文化部ともに「少人数でも本気でやる」空気があります。主な部・愛好会は次の通りです。
運動系:野球部、サッカー部、バレーボール部、男子バスケット部、女子バスケット部、バドミントン部、卓球愛好会
文化・その他:吹奏楽部、ボランティアクラブ、進学クラブ《大谷塾》、ダンス部、イラスト・新聞愛好会、クッキング愛好会
特に野球部は歴史的に道大会での上位進出経験があり、奨学生制度も整っています。サッカー・バレー・バスケ・バドミントンも地域大会での活躍が多く、部活を軸に高校生活を送りたい人に向いています。
文化部では吹奏楽部の定期演奏会が長く続く伝統行事で、ダンス部やボランティアクラブも地域との関わりが深い活動として人気です。
イベント
稚内大谷高等学校の年間行事は、一般的な高校行事に加えて、地域性や建学の精神を感じるものが多いのが魅力です。
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7月:学校祭(いわゆる文化祭)
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9月:マラソン大会、報恩講
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10月:2年生見学旅行、学校開放見学会
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1月:カーリング授業(稚内ならではの体験)
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6月:花祭り(仏教行事。命や感謝を考える機会)
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8月:インターンシップ(地域探究専攻の学びとも直結)
学校祭やクラスマッチは生徒の満足度が高い行事で、学年を超えて盛り上がるという声がよく見られます。
稚内大谷高等学校の進学実績
稚内大谷高等学校は「少人数で着実に進路を決める」タイプの学校で、毎年、国公立・私立・短大・専門・就職まで幅広い進路に対応しています。国公立では北海道教育大学、名寄市立大学、釧路公立大学、北見工業大学などへの合格者が出ており、道内外の大学にチャレンジする生徒もいます。
私立では北海学園大学、北星学園大学、札幌大学、札幌大谷大学、北海道医療大学、藤女子大学などが多く、医療・福祉系や地域系の進学も目立ちます。短大や専門学校、地元就職も一定数あり、本人の希望に合わせた進路設計がしやすい環境です。
進学サポートとして特徴的なのが、放課後・休日に学力を底上げする進学クラブ《大谷塾》です。模試の定期受験やオンライン教材の活用、関連校との連携講習などがあり、国公立を狙う生徒の「伴走役」になっています。努力が形になりやすい奨学生制度も整っています。
稚内大谷高等学校の特長・アピールポイント
稚内大谷高等学校ならではの強みをポイントでまとめます。
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文理専攻と地域探究専攻の2専攻制で、進学型と実践型のどちらの学びにも対応できる。
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少人数クラスと面談重視で、「置いていかれない学び直し」がしやすい。
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iPadなどICTを授業に取り入れ、予習・復習の習慣が作りやすい。
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英検準1級レベルを見据えた英語学習の仕掛けがあり、英語が得意な人の伸びしろが大きい。
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進学クラブ《大谷塾》で放課後・休日の学習支援が充実し、国公立挑戦を後押ししてくれる。
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インターンシップや地域課題探究など、宗谷のフィールドを使ったリアルな学びができる。
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野球をはじめ運動部が盛んで、奨学生制度も含め「部活で挑戦したい人」に強い環境がある。
稚内大谷高等学校の口コミ・評判のまとめ
稚内大谷高等学校の良い点として多いのは、先生との距離が近く相談しやすい、部活や行事が充実していて楽しい、少人数で落ち着いて学べる、という声です。部活動に前向きな生徒からは「練習環境や指導が手厚い」「学校全体で応援する雰囲気がある」という評価が目立ちます。
一方の気になる点としては、校則が厳しめで身だしなみに細かいルールがある、という意見が多いようです。自由度の高い高校生活をイメージしている人には合わない可能性があるので、説明会や体験入学で雰囲気を確認しておくと安心です。また、冬の通学や交通事情など、地域特有の大変さに触れる声も少しあります。
アクセス・通学
稚内大谷高等学校は稚内市富岡地区にあり、最寄りはJR南稚内駅です。南稚内駅からはバスで約15分、「大谷高校前」バス停から徒歩1分ほどで校門に着きます。タクシー利用なら南稚内駅から約10分が目安です。
通学エリアは稚内市内が中心ですが、宗谷管内の各地域からバスや保護者送迎で通う生徒もいます。冬季は積雪・吹雪の影響が出やすいので、余裕を持った登校計画が大切です。
稚内大谷高等学校受験生へのワンポイントアドバイス
稚内大谷高等学校を目指すなら、まずは国語・数学・英語の基礎を「落とさない力」にしていきましょう。入試は3教科+面接なので、難問にこだわるより、教科書レベルの語句・計算・読解を確実に取れることが一番の近道です。面接では「なぜ稚内大谷高等学校なのか」「高校で何を頑張りたいか」を自分の言葉で話せるかが大切なので、部活・進学・地域探究など、自分の軸を早めに決めておくと強いです。
稚内大谷高等学校は、少人数の温かい環境でコツコツ伸びたい人、部活や行事で仲間と本気になりたい人、地元や社会とつながる学びをしてみたい人に特に合います。あなたの「こうなりたい」という気持ちを、学校全体で支えてくれる高校なので、焦らず、今できる積み上げを大切にしていきましょう。
※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。

