聖学院高等学校は、東京都北区に位置する、1906年創立の歴史と伝統ある私立男子校です。キリスト教の教えに基づき、「Only One for Others(他者のために生きる、かけがえのない一人)」という教育理念を掲げ、生徒一人ひとりの個性を尊重し、社会に貢献できる人材の育成を目指しています。
聖学院高等学校の基本情報
聖学院高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値 : 58 程度。
聖学院高等学校に設置されている学科・コース
普通科 Regular Class(レギュラークラス) : 一般入試で入学する生徒が所属するクラスです。基礎学力の定着を図りながら、幅広い進路に対応できる力を養います。Advanced Class(アドバンストクラス) : 特待選抜入試に合格した生徒で構成され、難関国公立大学や医学部、早慶上理ICUといった難関私立大学への進学を目指すハイレベルな学習を行います。Global Innovation Class(グローバルイノベーションクラス / GIC) : 2021年度に新設されたクラスです。 探究型・PBL(課題解決)型の授業を軸に、英語でのディスカッションやSTEAM教育などを通して、世界で活躍できるグローバルイノベーターの育成を目指します。 海外大学や国内難関大学への進学を視野に入れた、先進的なカリキュラムが特徴です。
聖学院高等学校の特色・校風
校則 : 他の私立高校と比較して、校則は比較的緩やかという評判が見られます。スマートフォンの校内での使用は、授業や学習目的以外では教員の許可が必要ですが、原則としてテスト期間以外はいつでも使用可能です。服装に関する規定も厳しすぎず、生徒の自主性が尊重されているようです。宿題の量 : 宿題の量は標準的か、やや少なめという声があります。ただし、日々の学習習慣を身につけるための課題は出されるようです。生徒たちの雰囲気 : 落ち着いていて、真面目な生徒が多いという印象です。自由な校風の中にも秩序があり、生徒同士の関係も良好なようです。アルバイト : 家庭の事情など、特別な理由がある場合に限り、学校の許可を得て行うことが可能です。制服 : 伝統的な紺色のブレザースタイルで、生徒からの評判も良いようです。ネクタイは紺とえんじの2色から選べます。また、夏にはポロシャツ(白・紺)も導入されています。土曜授業 : 土曜日も通常授業が行われています。
聖学院高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部 : アメリカンフットボール部や硬式テニス部などが、熱心に活動しています。文化部 : 特にユニークなものとして「鉄道研究部・旅と鉄道部」や、科学系の「化学部」「環境生物部」「物理部」などがあります。また、レゴを使って創造力を育む「レゴ&ハンディクラフト部」も特徴的です。美術部は、記念祭での作品展示やオリジナルTシャツの販売など、活発に活動しています。
イベント
創立記念祭(文化祭) : 毎年11月に行われる最大のイベントです。クラスや部活動ごとの展示・発表、有志によるステージなど、大きな盛り上がりを見せます。体育祭 : 6月に開催され、クラス対抗で様々な競技に熱中します。修学旅行 : 高校2年生の10月に沖縄を訪れ、平和学習を行います。国際交流・体験学習 : 希望者向けに、オーストラリア体験学習、カンボジアやタイでの研修旅行、アメリカ・シアトルプログラム、英国オックスフォード研修など、多彩な海外プログラムが用意されています。国内でも、高1のソーシャルデザインキャンプや中3の糸魚川農村体験学習など、ユニークな体験学習が豊富です。
聖学院高等学校の進学実績
国公立大学 : 旧帝大+一工に1名など、国公立大学へも合格者を出しています。難関私立大学 :早慶上理ICU: 15名 GMARCH: 47名 関関同立: 6名
聖学院高等学校の特長・アピールポイント
「Only One for Others」の教育理念 : キリスト教に基づき、一人ひとりの個性(賜物)を大切にし、それを他者や社会のために活かす人間を育てるという理念が、すべての教育活動の根幹にあります。先進的な「Global Innovation Class(GIC)」 : 英語での探究型授業やSTEAM教育を実践する特別なクラスを設置し、次世代のグローバルリーダーを育成しています。豊富な探究型教育と体験学習 : 教室での学びにとどまらず、農村体験や平和学習、ソーシャルデザインを学ぶキャンプなど、社会とつながる実践的な学びの機会が豊富に用意されています。充実したグローバル教育と海外研修 : オーストラリアやアメリカ、アジア諸国への研修プログラムが多数あり、異文化理解を深め、国際感覚を養うことができます。生徒の主体性を育む自由な校風 : 比較的緩やかな校則のもと、生徒がのびのびと個性を発揮できる環境が整っています。手厚い進路指導とサポート体制 : 生徒一人ひとりの希望進路実現に向けて、グレード別の授業や豊富な講習など、きめ細やかなサポートを行っています。都心にありながら緑豊かなキャンパス : JR駒込駅から徒歩5分という好立地にありながら、落ち着いた学習環境が魅力です。
聖学院高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 :「先生方が親身になって相談に乗ってくれる」「面倒見が良い」といった、教員のサポートの手厚さを評価する声が多く見られます。 「自由な校風で、自分のやりたいことに挑戦できる環境がある」という意見も目立ちます。 「行事が楽しく、クラスの団結力が強い」と感じている生徒も多いようです。 キリスト教に基づいた人間教育や、毎朝の礼拝が心を落ち着かせ、自分を見つめる良い機会になっているという声もあります。
気になる点 :「施設が部分的に古い」と感じる生徒もいるようです。 「先生方は放任主義な面もある」という意見もあり、自主性が求められる環境とも言えそうです。 男子校であるため、「共学の学校生活に憧れる」という声も一部にはあります。
アクセス・通学
JR山手線「駒込駅」東口より 徒歩5分 東京メトロ南北線「駒込駅」3番出口より 徒歩7分 JR京浜東北線「上中里駅」より 徒歩12分
聖学院高等学校受験生へのワンポイントアドバイス