未来のエンジニアやクリエイターを目指す皆さん、こんにちは!今回は、愛知県豊橋市にある「ものづくり」のプロフェッショナルを育成する、愛知県立豊橋工科高等学校をご紹介します。長い歴史の中で培われた伝統と、時代のニーズに合わせて進化し続ける革新性を兼ね備えた学校で、専門的な知識と技術を基礎からじっくりと学ぶことができます。
豊橋工科高等学校の基本情報
豊橋工科高等学校の偏差値・難易度・併願校
偏差値 ロボット工学科:45 機械科:45 電気科:45 建築デザイン科:44 都市工学科:44
難易度の目安
豊橋工科高等学校の合格には、内申点が25〜27点あたりが目安とされています。ただし、これはあくまで目安であり、当日の学力検査の結果も重要になります。内申点に不安がある場合でも、学力検査で高得点を取ることで合格の可能性は十分にあります。まずは学校の定期テストで着実に点数を重ね、基礎学力を固めることが大切です。 主な併願校
愛知県の公立高校入試制度では、公立高校を2校まで受験できますが、豊橋工科高等学校が属する三河群では、専門学科と普通科の組み合わせなど、特定のパターンでの併願が可能です。
私立高校を併願する場合、以下のような高校がよく選ばれているようです。 豊橋中央高等学校 豊川高等学校 桜丘高等学校 藤ノ花女子高等学校
豊橋工科高等学校に設置されている学科・コース
ロボット工学科
愛知県の工業高校で初めて設置された学科です。 ロボットの設計・製作・制御など、最先端の技術を学びます。ロボットやAIに興味があり、未来のテクノロジーを創造したい人におすすめです。 機械科
あらゆる産業の基礎となる機械の設計、製造、メンテナンスについて学びます。ものづくりの基本を学び、将来エンジニアとして活躍したい人に最適です。 電気科
電気エネルギーの発生から利用まで、幅広い電気技術を学びます。電力、電子回路、情報通信など、社会に不可欠なインフラを支えたい人におすすめです。 電子工学科
(※ロボット工学科へ改編) 情報技術科
(※情報なし) 建築デザイン科
快適で美しい建物をデザインし、形にするための知識と技術を学びます。建築士やインテリアデザイナーを目指す、創造力豊かな人におすすめです。 都市工学科
道路、橋、ダムなど、人々が安全で快適に暮らすための社会基盤(インフラ)の計画、設計、施工、維持管理について学びます。街づくりに貢献したい人におすすめです。
豊橋工科高等学校の特色・校風
校風・雰囲気
「落ち着いた雰囲気」「ものづくりへの集中」といったキーワードが似合う学校です。専門分野の学習に真摯に取り組む生徒が多く、互いに高め合える環境があるようです。挨拶がしっかりできる生徒が多いという評判もあります。 宿題・課題
専門学科という特性上、レポートや製図などの課題は少なくないようですが、計画的に取り組めば十分にこなせる量だという声が多いです。 校則
校則は、他の高校と比較して、標準的かやや緩やかという意見が見られます。近年、生徒の自主性を尊重する方向で見直しが進められているようです。 スマホの扱い: 校内での使用は基本的に許可されていますが、授業中の使用は禁止されるなど、ルールを守った運用が求められます。服装: 男子は学生服、女子はブレザーが基本ですが、近年、気候や体調に合わせて服装を調整できるような、より自由度の高い制度が試行されているようです。アルバイト: 原則として許可されていませんが、家庭の事情など特別な理由がある場合は、学校の許可を得て行うことが可能です。
制服
男子は一般的な黒の学生服(学ラン)です。 女子は紺色のブレザーに赤いスカーフリボンが特徴です。 2024年度からは、生徒の意見を取り入れた新しい制服も導入され、より選択の幅が広がっているようです。 土曜授業
基本的に土曜授業はありません。
豊橋工科高等学校の部活動・イベント
部活動
運動部
野球部、サッカー部、バスケットボール部、ラグビー部、テニス部、陸上競技部など、多くの運動部が日々練習に励んでいます。 中でもラグビー部は全国大会への出場経験もあります。 文化部
機械部、ウッド・クラフト部、土木部、コンピュータ部、模型部など、ものづくり系の部活動が非常に充実しています。 これらの部では、各種コンテストで優秀な成績を収めており、全国大会に出場する部もあります。 例えば、土木部はものづくりコンテストの全国大会に出場しています。
イベント
工科展(文化祭)
毎年秋に開催される文化祭は「工科展」と呼ばれ、各学科や文化部が日頃の学習や活動の成果を発表する最大のイベントです。 生徒が製作した作品の展示や、技術を体験できる企画など、工業高校ならではの催しが多く、毎年多くの来場者で賑わいます。 体育祭
体育祭も大きな盛り上がりを見せるイベントの一つです。 クラスTシャツを揃え、100m走などの一般的な競技に加え、「とよこうリレー」といった障害物リレーなど、ユニークな種目でクラス一丸となって競い合います。 修学旅行
2年生の時に実施され、近年では関西方面(兵庫・大阪・京都など)を訪れているようです。 神戸での防災学習や、班別での自主研修などを通して、見聞を広め、仲間との絆を深めます。
豊橋工科高等学校の進学実績
就職
卒業生の多くが就職を選択し、毎年非常に高い就職内定率を維持しています。 求人倍率も高く、多くの企業から必要とされる人材を育成していることがうかがえます。 主な就職先は、製造業を中心に、建設業、電気・ガスなど、学校で学んだ専門分野を直接活かせる企業が中心です。 大学進学
進学を選ぶ生徒もおり、国公立大学や私立大学の工学部などを中心に合格者を出しています。 主な国公立大学: 愛知教育大学、豊橋技術科学大学、静岡大学など主な私立大学: 愛知工業大学、名城大学、中京大学、中部大学など
専門学校など
大学以外にも、より高度な専門技術を身につけるために専門学校へ進学する生徒もいます。
豊橋工科高等学校の特長・アピールポイント
7つの専門学科から未来を選べる
ロボット、機械、電気、建築、都市工学など、多岐にわたる7つの専門学科があり、自分の興味・関心に最も近い分野を深く探求できます。 高い就職率と地元企業からの厚い信頼
長年にわたる歴史と実績から、地元・東三河地域の企業から絶大な信頼を得ており、毎年高い就職率を誇ります。多くの卒業生が地域産業の担い手として活躍しています。 充実した実習設備と実践的な学び
各学科に専門的な実習設備が整っており、座学で得た知識を実際に手を動かして確認する実践的な授業が豊富です。これが、社会で即戦力となる技術力の育成につながっています。 資格取得への強力なサポート体制
危険物取扱者や電気工事士、計算技術検定など、将来に役立つ様々な資格の取得を学校全体で強力にサポートしています。多くの生徒が在学中に複数の資格を取得しています。 「課題研究」で探求力を養う
3年生になると、各学科で「課題研究」という授業があります。生徒が自らテーマを設定し、1年間かけて研究やものづくりに取り組み、その成果を発表します。問題解決能力やプレゼンテーション能力を養う貴重な機会です。 活発な部活動(特にものづくり系)
機械部や土木部、模型部など、工業高校の特色を活かした部活動が盛んです。全国レベルのコンテストで活躍する部も多く、授業外でものづくりのスキルを磨くことができます。 生徒の自主性を尊重する校風
近年、制服の選択肢を増やすなど、生徒の意見を取り入れながら、より良い学校生活を目指す取り組みが進められています。 生徒が自ら考え、行動することを促す校風が育まれつつあります。
豊橋工科高等学校の口コミ・評判のまとめ
良い点 「専門的な知識や技術が身につき、将来の夢が明確になった」 「就職に強く、先生方のサポートも手厚い」 「同じ目標を持つ仲間が多く、刺激し合える環境が良い」 「資格がたくさん取れるので、自信につながる」 「挨拶がしっかりできる生徒が多く、学校の雰囲気が良い」 「いじめが少なく、安心して学校生活を送れる」
気になる点 「専門科目の勉強は、予習・復習が欠かせず大変なこともある」 「校舎や施設が少し古い部分がある」 「女子生徒の数が少ない学科もある」 「駅から少し歩くので、雨の日は少し大変」
アクセス・通学
最寄り駅 豊橋鉄道渥美線 「南栄」駅下車、徒歩約8分 豊橋鉄道渥美線 「愛知大学前」駅下車、徒歩約12分
通学エリア
豊橋市内からの通学者が最も多いですが、豊川市、蒲郡市、田原市など、東三河全域から生徒が通っています。また、立地的に静岡県西部の湖西市などから通学する生徒もいるようです。
豊橋工科高等学校受験生へのワンポイントアドバイス