東京都立足立西高等学校は、足立区にある地域に根ざした都立高校です。1学年5クラスという比較的小規模な学校だからこそ実現できる、先生と生徒の距離の近さが大きな魅力となっています。生徒一人ひとりに目が届きやすく、学習面でも進路のことでも、親身になって相談に乗ってくれる先生方がたくさんいると評判です。

また、活気あふれる学校行事や部活動も、足立西高校の自慢の一つです。生徒たちが主体となって作り上げる文化祭や体育祭は、毎年大きな盛り上がりを見せます。勉強はもちろん大切ですが、それだけではない充実した3年間を送りたいと考えている中学生にとって、足立西高等学校はぴったりの場所かもしれません。

この記事では、そんな足立西高校について、偏差値や難易度、学校生活の様子、進路実績まで、受験生のみなさんが知りたい情報を詳しくご紹介していきます。ぜひ、あなたの高校選びの参考にしてください。

東京都立足立西高等学校の基本情報

項目 内容
正式名称 東京都立足立西高等学校
公立/私立の別 公立
共学/男子校/女子校の別 男女共学
所在地 〒123-0872 東京都足立区江北5-7-1
代表電話番号 03-3898-7020
公式サイトURL https://www.metro.ed.jp/adachinishi-h/

東京都立足立西高等学校の偏差値・難易度・併願校

東京都立足立西高等学校の偏差値は45前後とされています。 同じくらいの偏差値の高校としては、都立竹台高等学校や都立葛飾野高等学校などが挙げられます。自分の学力や目指したい学校のレベルを考える上での参考にしてみてください。

合格に必要な内申点の目安は、9科目の素内申で27〜29程度と言われています。つまり、主要5教科だけでなく、技能4教科でも「3」を中心に、いくつか「4」があると安心できるレベルです。日頃の授業態度や提出物をしっかりこなし、定期テストで安定した成績を収めることが、足立西高校への合格への近道となります。

主な併願校としては、以下のような私立高校が挙げられることが多いようです。

  • 潤徳女子高等学校

  • 安部学院高等学校

  • 東京成徳大学高等学校

  • 貞静学園高等学校

  • 修徳高等学校

東京都立足立西高等学校に設置されている学科・コース

足立西高校に設置されているのは「普通科」のみです。2年次からは文系・理系に分かれ、それぞれの進路希望に応じた学習を進めていきます。

  • 普通科 – 幅広い科目をバランスよく学び、大学進学から専門学校、就職まで、多様な進路に対応できる力を養います。1・2年次には英語と数学で習熟度別授業を実施し、一人ひとりの理解度に合わせたきめ細やかな指導を行っています。

東京都立足立西高等学校の特色・校風

足立西高校は「面倒見が良い」「アットホームな雰囲気」といったキーワードで表現されることが多い学校です。1学年5クラスの小規模校ならではの、教員と生徒、また生徒同士の距離の近さが特徴です。

  • 宿題の量:日々の課題は多くないものの、テスト前や長期休暇には課題が出されることが多いようです。

  • 校則:頭髪の染色やピアスなどの装飾品は禁止されていますが、他の都立高校と比較して特別厳しいというわけではないようです。 定期テスト中に頭髪検査が行われるとの声があります。 アルバイトは届け出制で、高校生活に支障のない範囲で認められているようです。

  • 生徒たちの雰囲気:明るく社交的な生徒が多く、活気のある雰囲気のようです。 先輩と後輩の仲も良く、学校行事なども一緒に楽しむ様子が見られます。

  • 制服:男子はブレザーにスラックス、女子はブレザーにチェック柄のスカートです。夏服はポロシャツも選択できます。 動きやすいと評判のようです。

  • 土曜授業:基本的に土曜授業はありません。

東京都立足立西高等学校の部活動・イベント

部活動

足立西高校は部活動が盛んで、多くの生徒が熱心に活動しています。 運動部、文化部ともに種類が豊富で、自分に合った部活動を見つけやすい環境です。

  • 運動部:「足立区から甲子園へ!」を合言葉に活動する硬式野球部や、男女バレーボール部、男女バスケットボール部、硬式テニス部、ソフトテニス部などが活発に活動しています。

  • 文化部:吹奏楽部や演劇部、ハンドメイキング部などが人気です。 演劇部は脚本から演出、舞台装置まで全て生徒たちで作り上げる本格的な活動をしています。 また、学期ごとに部誌を発行する文芸同好会のようなユニークな活動もあります。

イベント

生徒たちの手で作り上げる学校行事は、足立西高校の大きな魅力の一つです。クラスや学年を超えて団結し、毎年大きな盛り上がりを見せます。

  • 桜友祭(文化祭・体育祭):6月に体育祭、9月に文化祭が「桜友祭」として開催されます。 体育祭は勝つことよりも楽しむことを重視する雰囲気で、リレーなどが特に盛り上がるようです。 文化祭は各クラスや部活動が趣向を凝らした出し物を行い、多くの来場者で賑わいます。

  • 修学旅行:例年、沖縄などへ行っているようです。

  • その他:1年生の校外学習、芸術鑑賞教室、球技大会など、年間を通して様々な行事が予定されています。

東京都立足立西高等学校の進学実績

足立西高校は、大学進学から専門学校、就職まで、生徒一人ひとりの多様な進路希望に対応した手厚いサポート体制が整っています。

  • 主な進学先:大学進学では、東洋大学、拓殖大学、国士舘大学などへの進学者が多い傾向にあります。 その他、女子栄養大学短期大学部などの短期大学や、文化服装学院、看護・動物系の専門学校など、幅広い分野へ進んでいます。

  • 進学サポート:大学進学希望者向けに、国語・数学・英語の補習や講習が放課後や長期休業中に数多く開設されています。 また、資格取得対策や公務員対策、就職対策の講座もあり、生徒の多様なニーズに応えています。

東京都立足立西高等学校の特長・アピールポイント

足立西高校には、他の高校にはないユニークな魅力がたくさんあります。

  • 手厚いキャリア教育と1年生全員参加のインターンシップ:1年次に全員が3日間の就業体験(インターンシップ)に参加します。 地域企業や事業所の協力を得て、早くから社会に触れ、自分の将来について考える貴重な機会となっています。

  • 面倒見の良い指導体制:1学年5クラスの小規模な学校の特性を活かし、先生と生徒の距離が近いのが特長です。 勉強や進路について、気軽に相談しやすい環境が整っています。

  • 海外学校間交流推進校としての国際交流:東京都から「海外学校間交流推進校」に指定されており、韓国の高校とのオンライン交流や手紙の交換、希望者による韓国ソウルへの研修旅行などを実施しています。 放課後にはハングル講座も開講されています。

  • 充実した進路実現システム:大学進学対策の補習・講習から、公務員対策、資格取得対策まで、生徒一人ひとりの目標に合わせた多様な講座を開設し、進路実現をサポートしています。

  • 活気あふれる学校行事:生徒が主体となって作り上げる文化祭や体育祭は、学校全体が一体となって盛り上がります。

東京都立足立西高等学校の口コミ・評判のまとめ

足立西高校についての在校生や卒業生からの声をまとめました。

  • 良い点:「先生たちが親身で、相談しやすい」「生徒と先生の距離が近く、アットホームな雰囲気」といった、面倒見の良さを評価する声が多く見られます。 また、「学校行事が楽しく、クラスの団結力が強い」「部活動が盛んで充実している」という意見も多数あります。

  • 気になる点:「校則がHPなどに細かく書かれているが、実際は髪染め以外は比較的自由」との声があり、入学前のイメージと少し違うと感じる人もいるかもしれません。 「駅から少し歩く」というアクセス面に関する意見もあります。

アクセス・通学

足立西高校へのアクセスは以下の通りです。

  • 日暮里・舎人ライナー「江北駅」より徒歩約8分

  • 日暮里・舎人ライナー「西新井大師西駅」より徒歩約10分

  • 東武バス・都営バス「江北陸橋下」バス停より徒歩約3分(西新井駅、王子駅、日暮里駅などからバスが出ています)

足立区内を中心に、北区や荒川区など近隣のエリアから通学している生徒が多いようです。

東京都立足立西高等学校受験生へのワンポイントアドバイス

東京都立足立西高等学校は、アットホームな環境で、勉強にも部活動にも学校行事にも一生懸命取り組みたい、そんなあなたにぴったりの学校です。先生方のサポートが手厚いので、高校生活で何か新しいことに挑戦したい、自分の可能性を広げたいと考えている人には特におすすめです。

足立西高校の入試では、学力検査の点数だけでなく、中学校での成績(内申点)も非常に重要視されます。合格を目指すためには、まず日々の授業に真面目に取り組み、提出物をきちんと出し、定期テストで良い成績を収めることを心がけましょう。特に主要5教科以外でのがんばりが、合格をぐっと引き寄せる鍵になります。学力検査では、基礎的な問題を確実に解けるように、苦手分野をなくしておくことが大切です。頑張ってください!

※最新かつ正確な情報は、必ず高校の公式サイトや学校説明会で確認してください。